このごろは小説というか文芸作品をあんまり読まなくなった代わりに、なんだか金融と経済、教育なんかの本をよく読んでます。(最近読んだのはあの竹中平蔵さんの経済本。なかなか素人にもわかりやすいです。)
でも文芸ものは読み出すと、一人の作家の著書を図書館にあるだけ読むという妙なよみかたをしています。
今回は田口ランディさん。
オカルト自体は結構新しい方なんじゃないかとは思うんですけど、この人本を出版するペースが早くて、なかなか全部読むには追いつけないんですけど、エッセイを除く小説はだいたい読みました。
最初に読んだのは去年の10月くらいで、「アンテナ」という話です。読むまではこの人何なんだろうかと思っていましたが、かなり思っていたよりも読みやすいです。質量が軽い感じがするのですね。話もなんだか、目に見えないものの存在とか、ちょっと吉本ばなな系といってしまうと簡単ですけど似た感じはします。
ただ、方向のベクトルは同じかもしれませんが田口ランディさんのほうが現実感が若干あるような・・。ただ読んだ後、不愉快になるとか疲れるとかそういった類のことはないです。すごい柔らかいといえるかも。質感で言うと保湿ティシューみたいな。『オカルト』は短編ともいわないような散文的なものが35編収録されてます。詩とエッセイのようなものですが、結構面白い話も載ってます。私が好きな話は運命という話です。
ほかに田口ランディさんでお奨めなのは「コンセント」。最近中原俊監督で映画になりましたね。
| こんな本を読んだ・・・田口ランディ著 「オカルト」 2001年 |