先日、近鉄奈良駅構内に突如スタバが出現していました。スタバやプレソみたいな、気軽、手軽なカフェは好き。さっと入って気分転換、待ち合わせに便利で、利用しやすい。(スタバはミルクの種類を選べるところが、プレソはパンの種類が多いところも好き。)でもわが母親は、「プラスチックのコップに入ったコーヒーにお金を払う気になれない」と言います。自販みたいで味気ないと思うらしい。確かに、時には、雰囲気のあるカフェで陶器のカップでコーヒーをゆっくり楽しみたい。奈良には個性的なカフェが多く、しかも続々と新しいお店が生まれています。
*アンヌ・マリー・カフェ(近鉄奈良駅から東向商店街を北へ約5分)
通りに面した窓から談笑する人々が見え、どことなく暖かい雰囲気。雨の降る寒い日には、通りすがりに、つい入りたくなってしまいます。
欧州の街角カフェを思わせる店構えなのに、周囲の商店街の風景に溶け込んで違和感がありません。一見女性好みのお店、しかし実際には客層はご近所の年配の方々、女子大生、外国人観光客、オジサマ方と幅広く、また時間帯によって変化するため、人間観察も面白い。メニューも紅茶、コーヒー、中国茶から豪華なアフタヌーンティーセット、ランチメニューと豊富で、どんなニーズにも対応できそう。店内では奈良観光や食、旅に関する豊富な書籍、写真集が閲覧できるので、お出かけ前の情報収集もばっちり。さらに、カウンター内に美人の店長さんが居られる、油分を一切使わないヘルシーなケーキがある、など長所を数えだしたらきりがありません。ナショナルトラストの小物やテイクアウト用スイーツも販売されているという、いたれりつくせり、充実の正統派カフェです。
*茶香庵(近鉄奈良駅から東向通を抜け、もちいどの通り三筋目を左折)
奈良町の路地裏、町屋造りのお店に入った瞬間、中の広さに驚きます。1階は椅子席と掘りごたつ式のカウンター席があり、一人ふらりと入って静かにくつろげます。二階はグループ客向けのようでテーブル椅子席と座卓が並んだお座敷。椅子はカラフルな革張りで大きく座りごこちがいい。座敷の座布団も大きくフカフカ。
380円の紅茶を頼んだだけで、目の前の机上が一杯になるなんて。ポットサービスのお茶、砂時計、茶漉し、クッキー、大きく軽いカップ&ソーサー。お茶一式をお盆に入れてしずしずと運んできて下さるのは、このお店を母娘で切り盛りしておられるお母さん。
私のお気に入りは、280円の抹茶レアチーズケーキ。程よいサイズの和風ババロアといった感じの上品なケーキで、娘さんの手作りだそうです。ドリンク(お茶うけ付)とセットで頼むと150円引きなので、480円でケーキセットが楽しめます。
先日行って見たら、各テーブルに置かれたスイトピーの切花が、全て色違いで華やかだった。黄色、オレンジ、青、紫、ピンク・・・春らしい演出!お勘定の際にふとカウンターを見ると、籠に盛られた「えべっさん」の福餡。季節感があってしかも可愛い。昨年12月に出来たばかりの新しいお店です。
*DRINK DRANK(三条通沿い、猿沢の池のすぐ近く) 奈良にも雑誌に載るようなお洒落なカフェがあるんやなあ・・・と思わせるスタイリッシュな内装。若い女性や西洋人のお客さんが多いような気がします。各種スムージーやケーキが人気なようですが、私が好きなのはパニーニと呼ばれるイタリア風ホットサンド。濃厚な味のハムが美味しいです。テイクアウトの際に入れてくれる白い紙袋も格好いい。
*無っ空(むっく)(ならまち) 町屋のお座敷に上がって玄米ランチプレートやマクロビオティックな軽食を戴けるお店です。ケーキ類は、ちょっと他にない種類の美味しさ。果物や穀物、それ自身の甘味が味わい深いパウンドケーキがたった180円。ほうじ茶は好みの茶器が選べてセルフサービス飲み放題という太っ腹。砂糖、卵、バターを全く使わないケーキもあります。自然食、玄米菜食志向の人、レトロな食器好きの人にもおすすめ。基本的にセルフサービスのお店なので、時間を忘れ勝手にくつろいでしまいます。食器類や小物、調味料やお茶なども販売しておられます。
*Room(近鉄奈良駅から南へ徒歩10分) 無駄のない内装が気持ちいいです。どちらかというと、男性好みのカフェかもしれません。雑誌も数冊しか置いてないくらいのシンプルさ。黄色くペイントされた外観はベトナムのショップハウスのようで、内装はアジアンリゾートの一室のようにウッディ。籐椅子、ソファ、木彫りなど、椅子がどれもいい感じ。2階テラス席から奈良の町並みを眺められます。夜はバーになるそうです。1階はドッグカフェ。
*カナカナ(ならまち) ならまちの古い町屋の建物を利用したカフェ。外の黒板にランチメニューが書かれていますが、体に良く目新しいものばかり。店内は流行に敏感な感じの若い女性で一杯で、オバハンは気後れしてしまう・・・。先日行ったときには珍しいロシア雑貨が販売されていました。その前にはフランスやイギリスのアンティーク食器のフェアもありました。とても面白く刺激的なカフェです。
*よつばカフェ(ならまち)
古い二階建て民家を利用したカフェです。ノスタルジックな雰囲気の中、かわいい手作り小物などが販売されています。小鳥のロゴのついたオリジナル商品のガーゼハンカチは肌触りがよくてお気に入り。ご主人は若い女性で、とっても親切で感じのよい方です。
ここは以前シタールやチャイの並ぶインド喫茶でした。そのときも居心地よく、お茶一杯と駄菓子(瓶に入ってて食べ放題)で友人四人くらいで数時間長居したことも。当時のご店主は、インドへの長旅に出られたそうです。そのとき、奈良には「面白いけどこれで商売になるのだろうか」って感じの店が多いなあと思いました。
*春日荷茶屋(春日大社神苑の入口近く) 万葉粥の老舗のお店ですが、和風ガーデンカフェとしても使えます。広々した庭で、緋毛氈の上でお茶をいただきましょう。奈良でしか味わえない和菓子や柿シャーベット、茶粥をはじめとする軽食もあります。小さい子供連れ、年配の方にもおすすめ。
*浮見堂(奈良公園浮見堂より南へ徒歩約5分) 坂を登りきったところにあるレトロな洋館建築。一歩中に入ると店内は昭和初期?驚きのタイムスリップ。メニュー、食器類もレトロとしか言いようがない。大きなサンドイッチが300円代とコストパフォーマンス良し。奈良公園散策の際にぜひ。
*くるみの木(一条通の踏切横、不退寺から徒歩10分) 佐保、佐紀路めぐりの途中で一息つけます。芝生と木立豊かな庭の中にたたずむ優雅なカフェ。ナチュラルで体に良さげなランチメニュー。別棟にはシンプルかつ高品質なキッチングッズやプチバトーなどの洋服類が並んだ雑貨ショップ、ギャラリーも。奥様、お嬢様方に大人気です。ランチタイムには行列ができてる。
*菜一輪(奈良女子大から北へ3分) 昼はカフェ、夜は玄米菜食レストラン。2階はヨガ教室です。初めてここでコーヒーを戴いたときは衝撃でした。一杯のコーヒーをこれだけの心遣いとセンスをもって提供できるお店が他にあるとは思えません。コーヒー、器やお茶受け、さらに店内の内装や庭の眺めに至るまで一貫する主義主張があって、まるで茶道のよう。店内では古伊万里や漆器も展示・販売されています。
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