+ 風来日記 de 2006年6月 +

「あーあ、転んじゃった。」
              一歳児クラス     小背村 コナン

 おしゃべりが上手になってきたの。保育園でお友達が転んだから、「あーあ、転んじゃった。」って言ったら、先生がビックリしてた。言葉への興味がドンドン強くなっているから、お母さんの口癖もすぐに真似したくなるの。「ま、いっか」に、「そんなこともあーるさ」に、「お腹空いたねー」など。これだけで、お母さんがどんな人かなんとなくわかるでしょ?そうなの、お母さんは超手抜き、楽天家お母さんなのです。
 最近は私が理解できる言葉が増えてきたから、ちょっぴりお手伝いをするようになったの。例えば、「オムツ取って来て」と言われれば、引き出しを開けて1枚取り出し、引き出しを閉めて、お母さんに「ハイ!」と渡すの。そうするとお母さんはとーっても喜ぶ。それが嬉しくて、いろいろお手伝いしたくなっちゃう。お母さんの顔をタオルで拭いてあげたり、ズボンを引きずって持って行ってあげたり。喜ぶ顔が見たくてついつい世話をしてあげちゃうけど、やり過ぎるともっと手抜きお母さんになりそうだから、ホドホドにしなくちゃ。これでも気を遣っているのよ。

 1歳3ヶ月になりました。時々は、トイレでウンチもできるんだよ。すごいでしょ。お母さんがそのことを保育園の先生に報告したら、先生が「すごいねー、コナンちゃん。2歳のお姉さん、お兄さんだって、まだまだ間に合わないことがあるのに、1歳のコナンちゃんがもうできちゃうなんて、とーっても偉いんだよ」って褒めてくれたの。私、本当に嬉しかった。でもね、私以上にお母さんが喜んでいたって、私は知っているんだよ。

 スプーンやフォークに慣れてきたの。たくさんこぼしちゃうけど、挑戦することが大切なんだって。保育園ではカーペットの上に大きいブルーシートを敷いて、その上にテーブルと椅子を出して食べるの。お家では、レジャーシートの上で食べているよ。私がこぼしながら一生懸命食べていると、お母さんは「モノが下に落ちるのは、地球に重力があるからなんだよ。それがなかったら、プッカンプッカンって浮きながら食べなきゃいけないし、こぼしたモノが天井に行っちゃうから、集めるのが大変だろうね。よかったね、重力があって。」と言いながら見てる。そう、見てるだけ。たまーに手を添えてくれる程度。まったく手抜きなお母さんだよ。おかげで私は神経質にならずにすみそうよ。

 私、お腹を叩くのが好きなの。だって、私のお腹はちょうど太鼓みたいなんだもの。じぃじは「コナンちゃんのお腹は、じぃじのお腹とおんなじで、いいお腹だ」って言うし。ばぁばとお母さんは「そこはじぃじに似て欲しくなかった。。。」って言っているけど。音楽が流れると、どうしてもお腹を叩きながら踊りたくなっちゃう。ジャンルはなんでもいいの。童謡でも、ジャズでも、レゲエでも、ラテンでも、クラシックでも。お母さんは「音楽が好きな女の子になってくれてよかったー」と言ってる。私って、我ながら親孝行娘だと思うわ。

 大好きな物はまだまだある。ご飯、動物、お散歩、おもちゃ。特に木馬がお気に入り。乗馬好きなお母さんは「さすが、お母さんの娘だけあって、コナンちゃんもお馬さんが好きなのね。」とニッコニコ。 もっと大きくなったら、親子で乗馬を楽しみたいんだって。だから私がお座りできるようになってすぐから、お馬さんの進むいろいろなリズムを私に教えてくれた。お布団の上にまずお母さんが膝を伸ばして、両足を揃えて座るの。その膝の上に私がまたがると準備完了。お母さんは「これが、並足のリズムだよ」と言いながら、ゆっくりと揺らし始める。「次は軽早足」「これは早足」「最後は駆け足」と徐々に早いテンポで足を上下させ、私の体をポンポンと跳ねさせる。もちろんお母さんの両手の親指を手綱に見立て、私はしっかりとそれを握っているの。「バランスに気をつけて。そうしないとお馬さんから落っこっちゃうよ」と教えてくれたよ。私、このリズム遊びが大好き。全身で感じるリズムと、テンポを表す言葉が紐づいていることも、なんとなくわかってきたよ。あー、早く本物のお馬さんに乗りたいな。それから「♪お馬の親子」も覚えなくちゃ。
 それから、デュプロブロックも大好き。ブロックで何か作るのも好きだけど、これみたいに洋服や鞄に入れるのも好き。新しいアソビをもっともっと発掘しようっと。

 いっぱいいっぱい挑戦して、いっぱいいっぱい感じたいな。

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