原付でツーリング、その3


 ”真夜中2号線行”で変に自信をつけてしまった僕は、次なる計画を立てました。3月初旬に、どこかへ泊りがけで出かけよう、と思い立ったのです。
 季節柄、当然暖かい方面に行きたかったのですが、予算的にも無理があったので、近場にならざるを得ませんでした。
 当時、購読していたツーリングの雑誌に瀬戸内地方の特集が組まれていました。その中に、”小豆島”というポイントが…。
 おぉ!そういえば、僕は小豆島に行ったことがないし、姫路からフェリーが出ています。姫路までなら、70kmほどです。まだ寒いとは言え、岡山の宇野港までに比べれば70kmなんておちゃのこさいさい…。速攻、小豆島に決定!(またも短絡的)

 準備したのは、服装は普段着の上にカッパ、地図は雑誌の特集記事を破いて持っていったのとツーリングマップルです。いい加減なツーリングですが、方向音痴だから一応地図は持つことにしました。

   そうして、思いついたが吉日、次の日の早朝には出発していました(非常に短絡的です)。3月はまだ寒かった…。鼻水をたらしながら、姫路港まで走りました。またも2号線ですが。

   初めて上陸する小豆島は新鮮でした。島独特の、のんびりした雰囲気はなんとも言えずいいものでした。何より、普段生活している所からほんの数時間走ったら、こんなに面白いことがあるなんて思いもよりませんでした。
 大体、小豆島を一周して、一通りの観光をし、YHに泊まりました。初めてYHに泊まりましたが、きちんとした設備で、フロントのおばさんも感じのいい人でした。YHに対する印象というのは、初めて泊まったところによって各人まちまちである、というのを後に知りますが、僕にとってのYH初体験というのはかなり良かったなあ、と思います。

 帰りは、姫路から再び2号線を走りました。途中で雨が強くなり、帰りつく頃にはびしょぬれになってしまいました。それでも、ツーリングというものに対する考えが変わってきたのが、この小豆島ツーリングであったと思います。

 実にツーリングは刺激的で、面白いものでした。


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