原付哀歌 1




在りし日の(涙)、ライブディオ2号

 2002年8月の終わり。かれこれ5年乗ってきた、原付が盗まれた。盗難の経験は実に2回目のことであるが、いずれも僕に落ち度がある。1回目は、キーを付けっぱなしで、気付いたときには盗まれていた。2回目は、阪神電車某駅の有料駐輪場(1日200円)に停めていたが、オンボロ原付だからという油断から、ハンドルロックとスタンドロックのみしかしておらず、あっけなく盗まれていた。

 僕はそれほど育ちがいい、というわけではないが、さすがにあからさまな窃盗となると気が引けるのである。金額の問題ではない。道徳観の問題であろうか。うーむ。正直言うと、どうして人の原付を盗むような気を起こすのか、僕には分からない。

 想像はできるが、想像はしない。くやしいからである。それはともかく、問題なのはセキュリティである。どんな乗り物にも、鍵がついている。原付にもある。しかし・・・この鍵がくせもの。詳しい方はご存じだと思うが、ハサミがあれば原付は動いてしまう。スタンドロック(メットイン内)をかけていても、ハサミがあればメットインは開いてしまう。鍵穴につっこんで、強引に回せばイグニッションはONになるのだ。

 ON、OFFを繰り返せば、いずれハサミは回らなくなるが、問題ではない。自分の懐は痛まないのである。放置すればいいだけだ。万が一のリスクを考えれば、指紋を拭き取っておけばよい。大抵、放置してもすぐには発見されないので、発見されるころには指紋もとれない状態であろう。乗れなくなったら、パーツだけ取っ払ってインターネットでオークションにかける、という手もある(実際、この前捕まった窃盗団がいる)。ハサミを使わなくても、ハンドルロックさえ外せば、あとは配線を直結して乗るという手もある。

 最近、キーにシャッターをつけている車種も出回るようになったが、ハンドルロックさえ外せば、一緒なのではないか?と思われる。貫通ドライバーをプラハンでぶち込めばいいんじゃないの?実際にメーカーに確かめたわけではないが、日本のメーカーがそれほど盗難に対して意識が高いとは思えないので、確かめるだけ無駄なような気がする。”当社も最善の努力はしておるつもりです”と返答が来そうである。コストを下げるのも大変だと思うが、それ以上に盗難対策をしっかりして欲しいと思う。

 別に原付だけでなく、軽自動車のドアの鍵も、ハサミで開くようだ。最近の車上狙いはガラスを割らずに、ハサミを使った例が多いそうである。テレビの映像ではモザイクをかけていたが、手に収まる形状で”身近にあるもの”とくればハサミである。正直、あそこまでいくと”人を見たら泥棒と思え!”というのもまんざら嘘ではないという気がする。

 さらに、僕のジェベルはライブディオのキーでスイッチがONになる(驚怒)。帰省した時、無免許の兄にジェベルを運転させた(人のいない公園で)のだが、兄が突っ込んでいるキーは頭が黒だった・・・確かジェベルのキーは・・・。もう考えたくない。ハンドルロックのほうは試してない(試したくもない)が、いくらなんでもそれはないだろっ!。250ccクラスバイクのキー精度がこの程度なのだから、原付は(以下略)。

 ぶっちゃけジェベルもハサミで動きそうですね(涙)。幸いにして、ジェベルのようなオフ車はクソガキ共には人気がないからまだいいようなものの・・・プロにかかればバイクごと持っていかれちゃうわけだし・・・。ディスクロックだけかけてても、ホイールごと交換すればいいし、ホイールにサイクルロックをかけてても、固定物とくくりつけてないと同じである。

 実際のところ、市販されているロック類もどれほど信頼性が高いのかというとこれまた疑問。堅牢なものになると重いし、かといって簡易すぎても不安。個数を増やしても、降車時にいちいちかけるのが面倒である。








 つまるところ・・・。









 要するに・・・。








プロにも目をつけられない、不人気車に乗れっ!



 ってことですね(またそういうオチかい)。

 題名が原付哀歌なのに、話がずれてしまいました。ということで、本当の哀歌は次回へ。



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