オイル、フィルター交換
メンテナンス戦闘力(五段階)
パワー 1
テクニック 2
第六感 1
用意するもの
新しいオイル(オイルのみ交換時1100ml、フィルター交換時1300ml)、新しいオイルフィルター、8・10・14mmのレンチ、オイル廃棄箱、オイルジョッキ、ぼろ布
はじめに
ジェベルのオイル交換は、やってみると簡単です。早い話がドレンボルトを緩めて、古いオイルを廃棄箱に受ける。そして新しいオイルを規定量入れてやる、こんだけです。小手先の技術はいりませんが、注意すべきなのは”ドレンボルト、フィルターカバーのボルトの締めこみ”です。
1. ドレンボルトを緩める
まず、古いオイルを抜きます。ジェベルはウェットサンブなので、エンジン下部についている14mmのドレンボルトを緩めてください(下から見て右ねじですので、注意してください)。エンジン暖気後、もしくは走行後エンジンを冷ましてから、緩めるようにしてください。ドレンボルトはなめてしまうと致命的なので(トラブル集のDR編を見てください)、車載工具なんか使わないように。
註 工具について
定期的に自分でメンテナンスするのなら、きちんとした工具を買いましょう。かと言って、かなり高価な工具を買う必要もないでしょう。工具も凝り出すと、ドライバー1本1万円…とか。
かく言う私、どんな工具を使っているのかといいますと…+ドライバーはホームセンターで買った380円の電気工事用(オイオイ)。でも使いやすいです。きちんとトルクかかります。僕がメンテナンスする範囲では、+が2番、3番、−は2番があれば十分です。キャブレターなんかをいじるのなら、狭い部位むけのドライバーが必要みたいですが。車載工具のドライバーも、スパナと組み合わせて使うことで、高いトルクをかけられるようにはなっていますが、あくまでも緊急用だと思います。
レンチ類は、3000円弱のラチェットハンドル(9,5mmの差込)と各サイズのソケット。T字レンチもあったほうがいいですが、これはT字のハンドルにソケットを差して使うのがリーズナブルだと思います。
メーカーはKTC(京都機械工具)。neprosという上位モデルがありますが、僕だとベーシックなモデルで十分です。何よりうれしいのは、このKTCの工具は安くて質が高いことです。きちんとトルクがかかりますし、見た目もけっこう綺麗です。
2. オイルを抜く
オイル廃棄箱をエンジンの下に置きます。ドレンボルトが一旦緩んだら、あとは手で緩めてください。オイルをこぼさないように、うまく廃棄箱に落としてください。ドバーッという感じで、一気に出てきます。僕はいまだにここがヘタクソ。ちょっぴりオイルこぼしちゃいます。こぼれたら、ぼろ布でふきましょう。
3. オイルフィルターの交換
ある程度オイルが抜けたら、フィルターの交換をします。ジェベルのエンジン右に、”SUZUKI”ロゴが付いたフィルターカバーがあります。3本のボルト(10mmが1本、8mmが2本)を緩めます。構造上、どうしても緩めるとオイルがこぼれるので、予防策としてエンジン下部とフィルターカバーの下に、ぼろ布を置いてください。フィルターを取って、車体を左右に揺すります。エンジン下部とフィルター部から、古いオイルが出てきますので、なるべく古いオイルは抜くようにしてください。
新しいフィルターをとりつけます。向きがあるので注意してください。とは言っても、間違った方向で入れるとカバーが閉まりませんので、すぐ分かると思いますが。フィルター挿入後、カバーを取りつけます。ガスケットがカバーに付いているか確認、カバー内部のスプリングをきちんと取りつけて、ボルトを締めこみます。
一般に、サービスマニュアルを見ると、締めこみトルクが指定されています。これにはトルクレンチが必要ですがトルクレンチは高いです。南海○品などで8000円ぐらいのものもありますので、余裕のある方はサービスマニュアルと共に購入を薦めます。
僕は…トルクレンチ持ってませんので、じわじわと丁寧に締めこむことにしています。3本を均等に締めこんでいきます。自動車教習所で、車のタイヤ交換を教えてもらったときに”対角線上”に締めるというのを習ったことがあるので、その通りにします。
締めこみ過ぎないように、僕は軽く力をこめて、回らなくなるまで締めこむことにしています。
4. ドレンボルトを締める
オイルが抜けきったら、ドレンボルトを締めます。飛び散ったオイルを拭いて、ボルト穴にゴミなどが付着していないか確認してください。ドレンボルトのガスケットとボルトの根元が汚れていることもありますので、汚れをとりましょう。
その後、まず手でボルトを締めこみ、手で回らなくなったらレンチを使います。
フィルターカバーの時同様、キュッと締めこんで終わりです。フルパワーは禁物です。
ドレンボルトのワッシャーとフィルターカバーのゴムパッキンは、消耗品らしいので、カバー付近のオイルにじみが気になる頃に交換しましょう。
5. 新しいオイルを入れる
エンジン右にある、オイルキャップを緩めます。ここから新しいオイルを入れてください。規定量(1100ml、フィルター交換時1300ml)をオイルジョッキで量ります。もし、オイルジョッキがなければ、オイル点検窓(F−L)を参考に入れてください。1Lのオイル缶をまず1本入れて、暖気してその後不足分を足す、という方法です。楽なんですが、オイルを入れすぎてしまう可能性があります。
まあ日本車ですし、大丈夫でしょう、多分(ええ加減やな…)。
でも同時にスズキ車でもある・・・(黙)。
規定量入れたら暖気。エンジン停止後2〜3分で車体を水平にして、F−Lの間にあることを確認。
終了です。
交換後の感想
オイル交換は、僕がはじめてやろうとしたメンテナンスでした。実際のところ、金額的な面だけからいきますと自分でやる利点というのは、あまり無いような気がします。大体、オイル、フィルター交換の工賃はそれぞれ500円というのが相場のようですから。それにバイク屋なら、廃油をリサイクルしてくれるので、環境にもやさしい。廃油箱では、単なる”燃えるゴミ”ですから。(廃油だけをあとでGSとかバイク屋で引き取ってもらう、という手もありますが)
こうなると、自分でオイル交換をやるのは、”なんでもやってみたい野次馬根性的”欲、”オイルの銘柄を自分で選んでみたい”欲、”愛車の面倒ぐらいは自分で”欲を満たすのみ、ということになっちゃいますね…(泣)。バイク用品店でオイルを買って、そこに付随する工場でオイル交換するほうが、楽だし、安心だし、手も汚れないという人なら、そのほうがいいでしょう。
ただ、将来的に長期ツーリング(国内、海外を問わず)に出たいと思っている人なら、オイル交換ぐらいはできたほうが望ましいのでは?と思います。工賃にかかるお金が、海外なら一日分の生活費になるということもあるでしょうし(あくまで想像)、下手なメカニックに当たったら、ドレンボルトを潰されオイル漏れ漏れ、ねじ山まで潰され再起不能(これまた想像)ということもあるでしょう。
タイヤ交換の時にも感じたことですが、”自分でやればある程度諦めがつくし、軽微なものなら笑い話にもなる”ということが、自分でメンテナンスすることの利点だと思います。
本当に初心者なら(僕もプチ初心者ですが)、メカに詳しい友人を頼るか、近所のバイク屋さんできちんと教えてもらうのがいいでしょう。メンテナンスに関する書籍は一杯出ていますが、長年やってきたプロにはかないません。
そういった意味でも、近所の”かかりつけのバイク屋さん”は、個人でやっている、バカなことでも親身になって聞いてくれる、きちんとした店を選びたいものですね。そういうきちんとしたバイク屋なら、仮に購入時に多少値段が高くても、後々得することが多いと思います。
必ずしも、大チェーンの店がいいとは限りませんから…。
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