酒の功罪(前編)

 お酒。あなたは飲みますか?
 僕は結構飲みます。最近はお金がありませんので、もっぱら発泡酒を飲んでいますが(笑)。まあ夏場のどが渇いている時なら、大体発泡酒の500ml入りを2缶飲めば、気分はほろ酔いこの世は極楽、と言ったところでしょうか?実に格安トリップです。

   お酒の初体験は、18歳の時でした。もちろん、それまでに親父の貰い物の吟醸酒をくすねて飲んだことがありましたので(笑)、正確には”公的な場(?)”で正々堂々と飲んだ時、ということになります。高校のクラスメイトで、”卒業打ち上げ”をしたのが初めてでした。
 ”酔っ払う”ということに対しての知識はありましたが、実際に体験するのは大違いです。ビールをコップで5,6杯飲んだだけで、目の前が回転するというのは、貴重な経験でした。もちろん、倒れるほどの酩酊ではなく、”ああ、なんて気持ちいいんだろう”とゲラゲラ笑っていた記憶があります。

 それからは、自分がお酒に対してある程度の耐性があることがわかり、自分の限界がどこにあるのか知りたくて色々無茶をしました。まだ怖いもの知らずの19、20歳ぐらいの頃の事です。
 まず、自分の酒量の限界は…日本酒なら7,8合ぐらいまで(次の日はしんどいな)、ウィスキーはボトルで1本ちょいぐらいです。
 友人2人と成人祝いで鍋をした時は、4合瓶+1升瓶が空いてしまったので(ほとんど僕ともう1人の奴が飲んだ)、”なんで?”思った記憶があるし、同窓会的な集まりの時にウィスキーのボトルが1本半無くなった(これは僕がアホ飲みをした)というようなこともありました。前者の時は、次の日の昼を過ぎても世界が回っていましたし、後者の時などは次の日の夜まで再起不能でした。当然のことながら、今はこんな非経済的は飲み方はしません。

 無茶をするだけしてみてわかったのは、僕は記憶を飛ばすほど飲めない、またそこまで行く前に潰れちゃうってことです。さらに、僕は人に絡んだり、泣き出したり、脱ぎだしたり(笑)というような迷惑な奴でもなく、まあ大体は人にとっても、僕にとっても”良い酒”であるなあということでした。
 それで、いつも思うのですが…”悪い酒”になってしまう人間とは一体何なのだろう?ってことです。かつてコンビニで夜勤のアルバイトをしていた頃、このことについて考えさせられることが多かったです。

   僕が働いていたのは、某大手企業(バイクも作っていますな)の工場がすぐ近くにある地域の店舗でした。暴露しますが(?)、付近の治安は決して良好というわけではなく、万引きなどは日常茶飯事(捕まえても開き直る)、昼間から酒を飲んでふらふらしているおっさんがいる(道路で寝ている人もいます)、喧嘩もあたりまえで、血だらけのおっさんが真夜中に乱入して来て、”にいちゃん、救急車!”なんてこともありました(そんな元気があれば、自分で公衆電話から呼べっちゅうねん)。

   中でも最悪だったのは、しらふの時は気も小さくてな〜〜〜んもできない小心者が、酒を飲むだけ飲んで店員はおろかお客さんに絡む…という奴でした。夜のお仕事をされているおねえさんのスカートを覗いたり、とにかく独り言を言って、”…それがどないしてん、ダボ(播州、兵庫あたりでの罵り言葉)!、ブツブツブツ…”と誰彼かまわず絡む…はっきり言って最悪です。
 彼のために何回ケーサツに通報したのかわからないぐらいだし、その店がセコムと契約を結んでからは何度セコムを呼んだことか…(でもセコムは役に立ちません)。ケーサツにしても、セコムにしても、”実際になんか被害が出ていない”限りは、相手にしてくれません。
 最終的には無罪放免、というのがどうしようもない現実でした。その店のアルバイトを辞める前には、そいつを店の外に放り出して、引きずりまわして”サヨウナラ”ということもありましたな……。

 酒癖が悪い人間は嫌いです。明るくなったり、マシンガントークをしたり、多少騒いだりするのはいいでしょう。僕も迷惑にならない場所なら、大いに騒ぎます。
 が…人に絡む、怒り出す、道すがら喧嘩を売る…やめてください。普段の生活でストレスがあるのかもしれませんが、そういうのは自分で発散してください。友達とカラオケマラソンでも行って一晩中歌ってください。 m(..)m

   酒に強いか弱いかというのも、ある程度飲んだ経験があるならわかるでしょう。弱いなら弱いなりに、強いなら強いなりの飲み方があると思います。かつて、全くの下戸の友人がいましたが、彼は飲み会では一番はじけていました(もちろん人に絡んだりはせんよ)。

   こう考えると、やはり悪い酒になってしまうというのは、その人間の人格が出ている結果ではないかなあと思います。酒を飲むと、人間の本能的な部分が出てくるからでしょう。攻撃的になったり、スケベになったり、はたまた自虐的になったり…。

 それを乗り越えた上で、楽しく飲むのが大人じゃないんでしょうか??


 みなさん、良い酒を飲みましょう!!


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