試乗会に行こう!


 ”11月24日(日)、午前10時より加古郡にある教習所にて、スズキの試乗会開催!”、という文面の葉書がバイク屋から届いた。どうせ大型がメインなんでしょと、すねながら詳しく見ると、確かにその通り(笑)。隼、R1000、スカイウェイブ650がメインのようである。R1000とスカイウェイブはともかく、隼には乗ってみたいが残念ながら大型免許はない。教習所の試乗会だと間違いなく当該免許のみの試乗だろうし・・・(涙)。

 この3台に乗れたら、随分楽しい試乗会になるだろうなあ、とは思った。それで、普段なら葉書をこのままポイ捨てするが、ふと見ると普通二輪でもSV400、250SB、スカイウェイブ400、250、バンバン200には乗れるようである。大型:普通が3:5で、普通の勝ち!と意味不明に考えたが、大型免許があれば当然この5台は乗れるので8:5大敗なのである(もっと意味不明)。

 オフ乗りの僕だが、この中で乗ってみたいバイクがあった。250SBである。このバイク、ご存じの方も多いだろうが、要するにカワサキのDトラッカー(エンジンはKLX250がベース)である。スズキとカワサキは業務提携したが、カワサキ→スズキの第1弾がこの250SB。中身はDトラッカー、外装を違った物にしている。同様に、オン車では、カワサキのバリオスをスズキが名前を変えて販売するようだ。そのうち、スズキ→カワサキで、緑色の外装をまとったスカイウェイブが発売されるかもしれない・・・って誰も買わないか。

 それに加えて、VツインのSV400にも乗ってみたかった。教習所ではお決まりのスーパーフォアだったので、一応マルチの経験はある、としよう(笑)。しかしながらVツインの経験は無いので、単純に乗ってみてえなあと思った。まるで小学生の好奇心である。



 ということで、当日の朝。起きたら8時過ぎだった・・・って寝坊。加古郡までは、2号線と250号線で行くつもりだったが、予定変更。第二神明道路に向かう。須磨から200円を払って、かっ飛ぶ(と言っても時速70〜80kmぐらい)。途中でジェベルのパワーを解放し、久しぶりに3桁速度の領域へ。1分もしないうちに、元の速度に戻す。タイヤが減るだけだしな・・・。

 よくよく考えてみれば試乗会は午前10時〜午後3時だから、急がなくても良い、ということに気がついた。しかしもう道路には乗っちゃってるしよお(涙)。諦めて100円払って、加古川バイパスへ。加古川東で降りて、教習所へ向かう。途中のコンビニ(セブ○イレブン)で、コーヒーを買ったがクソほど待たされた。1人でレジさばけるかっちゅうねん。3人並んだらもう1人呼べよ!お前ら仲悪いんかいな。

 教習所へ到着。葉書の地図は、カラー刷りなのはいいが、分かりづらかった。これなら僕の手書き地図のほうがいいな(謎)。到着したのは開始よりかなり前だった。これなら下で来ても・・・まあ快適に来られたから良しとしよう。外で待つのは寒いので、教習所センター内で休む。

 10時前にコースへ。コーヒーをもらって時間をつぶす。スズキ、スカイウェイブ250、インジェクション、というノボリが立っているが、やはり教習所。なんかビンボ臭い。さすがスズキである。どうせ同じ距離を走るなら、ヤマハみたいに大阪の舞洲でやってくれよ(涙)。


参考スペック(馬力のみ)

SV400S    53PS/10500rpm
VanVan200   16PS/8000rpm
SKYWAVE250   23PS/7500rpm
SKYWAVE400   32PS/7500rpm


 そうするうちに、開始。免許証を見せて、同意書(バイクをぶっ壊しても弁償します)にサイン。無茶をする奴はやっぱりいるんだな(汗)。最初に乗るバイクの欄に名前を書いてくれ、というので、どれからにしようかと迷ったが、SV400(正確にはSV400Sで、カウル無しで丸目一灯がSV400)からにする。どうやら250SBは昼の部でしか乗れないようだ。残念。

 期待しながら、初体験のSV400Sにまたがる。うーむ。よく考えたらセパハンのバイクに乗るのは初めてである。ポジションはジェベルの正反対(笑)だ。かなりきつい。それでも幸いにして腹がつかえる(自爆)ということはないが。

 スタンドを払って、起こしてみる。おっ、軽いじゃねえか、びっくりさせやがるなあ。この瞬間、オン車=重いという考えは払拭された。こかしたら重たいんだろうけど・・・。ツインはエンジンがスリムだから軽いのは当たり前といえば、当たり前か。しかし、体感的には、車重がマルチの半分ぐらいに感じられる。

 エンジンをかける。静かである。2度びっくり。Vツイン万歳!。ジェベルは騒音の固まりか?(涙)。ローに入れてっと・・・スコンッ。空振りでした。もっと下にあったのね、シフトレバー。それはともかく、先導車に続いて皆続々と発進!。発進が楽だぞ〜。

 2速で加速して、3速。すぐにストレートは終わり、曲がるが・・・いつも通りリーンアウト(笑)。でも曲がりやすい。タンクを膝で支えたまま、素直に曲がる。ハンドルの切れ角は少ないから、きちんと寝かさないと・・・それにしても軽い。楽だ。ポジションはきついけど、僕の数少ないバイク経験からでも、かないいいバイクだと思うなあ。

 あっという間に試乗時間は終わり、SV400Sちゃんとはお別れ(涙)。最後はシフト操作を忘れていた。街乗り向きのポジションじゃないけど、国道なら3、4速キープでオートマ状態。もっとメジャーになってもいいバイク。軽いし、素直に曲がるから初心者向きだと思うんだが。下手にマルチのネイキッドを買うよりはいいかと存じます。ネイキッドが好きなら、若干ポジションの楽そうな(想像)SV400を選択するという手もあります。400Sよりも安いし(笑)。

 僕は、将来余裕がもしできたら、SV650かSV400欲しいです。ただ、400Sを買うお金があったら、DR650SEも手の届く範囲ではあります。所詮は夢想に過ぎず、10年後も、このままジェベルに乗っていそうだな(笑)。ちなみに、調べてみると海外向けのSVシリーズには、1000ccのもの(400、650同様にカウルの有無が選択できる)もあるようです。V-Stromという、ヤマハのTDM900の後追いみたいなバイクもニューモデルでありますよね。海外向けにこれだけの選択幅を持たせるなら、いくら冷え込んでいるとはいえ、国内にももう少し選択できるモデル数が欲しいものです。

 次はバンバン200。VANVAN200と書くので、正確にはヴァンヴァン200ですが。それはさておき、このバイク復刻版という奴。昔、2ストモデルで存在したようです。最近でも、ごくたまーにオリジナルバンバンを見かけることがあります。グラストラッカーはボルティーがベースですが、こっちはゲロ道に強い、あの最強200ccバイク(ほめすぎかな?)ジェベル200がベース。ヤマハのT○200に対抗して、グラストラッカーを出し、その上バンバンとは・・・DT-1風(中身はセロー)のヤマハのブ○ンコみたいに、こけなきゃいいんですが。

 で、またがると、ポジションはいつもの(笑)。タイヤは流行りのK160ですが、それほど太く感じません。オリジナルのほうがずっと太いようです。エンジンをかけると、ぱたぱたぱた・・・耕うん機ですね(笑)。単気筒なので、振動は仕方ありません。発進は楽です。低速からモリモリきます。

 さすがに低速からモリモリくるとは言っても、200cc。すぐに吹けきるので、シフトアップ。排気量はさっきの半分ですから、ややせわしないです。それは仕方ないか。コーナーでは2つぐらいシフトを落とさないと、僕の体重では立ち上がりに問題があります。
 サスペンションは街乗り向けですから、固めで、きつめにブレーキしてもさほどストロークしません。K160は、見た目ほど安心感がない。タイヤが新しいせいもあるのだろうけれど、アクセルの開け始めにややズリズリする感じがあります。まだ新品のD605のほうが安心感があります。

 タイヤの感じだと、フラットなダートだと走れそうですが、少しギャップが多くなるとサスペンションがきついかもしれません。良くも悪くも、自転車乗りができるバイクかな〜。もし、バンバンかジェベル200かで迷うなら、ジェベル200を買った方がいいでしょう。ツーリングに行くならストレスがまだ少ないと思います。下駄バイクとしてなら125ccクラスの2stスクーターのほうがいいかも・・・。

 さて、次はあまり興味のないスクーター、スカイウェイブ250。2段シートは、もたれることができるので楽です。アイドリングも静か。これは驚き。ただ、4stスクーターなので、250ccだと発進の時にトルクの立ち上がりが遅く感じます。

 ストレートでの加速もやはりワンテンポ遅いです。いったんマニュアル車に乗ると、これほどまでスクーターが苦手になるとは・・・。僕の兄貴が、”没個性”をコンセプト(謎)に日産サニーのマニュアル車に乗っていますが、彼も”オートマは好かん、きっちり加速せえへんもん”とのたまっていました。今なら分かるぜ、兄貴(笑)。

 ジェベルのつもりでブレーキしたら、遊びが思ったより少なく、その上めちゃめちゃ効いてしまいました。それに当然ですが、コーナーではあまりバンクさせることができません。ハンドルで曲げなくてはならないので、慣れるまでが苦痛です。曲がるたんびにガリガリやっちゃいました。スタンド擦ってます。

 最後はスカイウェイブ400。基本的には250と変わりません。ややアイドリング時の振動が多いのと、発進時のトルクの立ち上がりが、排気量分早く感じることが違うところ。ストレートでの加速は、アクセルの動きに対してワンテンポ遅いです。これも同じ。スクーターだしなあ。そこは目をつぶるしかないのでしょうね。

 思った以上に走るなあ、というのが、スカイウェイブに対する評価です。高速移動や、直線の続く北海道や九州南部、あとは道幅の広い国道をメインにしたツーリングなら、かなり快適だと思います。ただ、タイトなワインディングやダートなどで、バイクを操る楽しみを味わうのなら、それに適したバイクがいいでしょうね。例外的に、スカイウェイブ650には”パワーモード”というセミオートマモードがあるようですが、これも操る楽しみの一つではあっても、マニュアル車には及ばないでしょう。

   万事ものぐさな僕が、物足りなさを感じるのですから、やはりマニュアル車が楽しいのかも。バイクの場合には。70歳過ぎて、まったりノーシフトでツーリングしたくなったら、買うかもしれません、ビッグスクーター。

 近々、バイクにもAT専用の免許ができるそうですから、ますますスクーター市場は競争が加熱しそうです。加熱といえば、グリップヒーターついてるんですよね、最近のビッグスクーターって。冬はウラヤシイですが。

 それで、一通り試乗して、することがなくなってしまいました。250SBには乗りたいですが、昼の部までまだ数時間・・・。しばらくは、ひなたぼっこをして時間をつぶしましたが、あまりのんびりしていると帰りの2号線の渋滞が心配です。またの機会ということで、すっぱり250SBはあきらめて帰ることにしました。思った以上に収穫が多い試乗でした。

 そして、帰り道に自分のジェベルに乗って、改めてこのジェベル250XCがバランスのとれたバイクであるということに気付きました(不満はあるにせよ)。錆びるバイクや、変なバイクばっかり作っているメーカーじゃないんだなあ(おいおい)と、スズキを見直しました。

 ただ、オイル漏れは勘弁してほしいものですが・・・。




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