JOURNAL
 
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 February 18 (Sun) - 26 (Mon)Paris - Madrid - Barcelona 
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 18日
夕方の飛行機でJFK空港から出発。
ドイツ人のスチュワーデスにフランス語でトマトジュースを頼んだ娘に手渡されたのはオレンジジュースだった。(笑)
 19日
早朝、フランクフルト着。ここでECへの入国審査。2時間後パリ行きの飛行機に乗る。午後1時過ぎにパリに到着。
ストライキだとかで、荷物を受け取るまで2時間以上かかった。
空港から電車で市内へ移動。地下鉄に乗り換え、ラテン地区にあるホテルにチェックインした時には既に夕方。
ホテル近くのShakespeare & Co.書店で本を買い(買った本にスタンプを押してくれる)、
セーヌ川を渡ってノートルダム寺院からルーブル美術館まで歩く。(通りには花屋とペットショップが並んでいた。)
張り切って庭園を抜け、コンコルド広場から凱旋門までシャンゼリゼ通りも歩いてしまう。帰りは地下鉄で。
ホテルお薦めの近くのレストランで夕食。子供たちはすっかりエスカルゴ・ファンに。
 20日
美術館パスを購入し、まずノートルダム寺院隣(正確には地下)のCrypte Archeologiqueへ。
ここはノートルダム寺院増改築の際に発見された住居跡で、2000年以上も前のパリを物語っている。
次にノートルダム寺院の塔に登る。
狭い石の螺旋階段を息を切らしながら上がっていく。まさに「登る」という言葉が相応しい。
あの「ノートルダムのせむし男」を思い出しながら、大きなを見学。
バルコニーを歩くと、すっかり有名になった見慣れたガーゴイルが座っていた。
良く見ると同じガーゴイルは無く、どれもユニーク。
さらに塔の最上階まで階段は続いていたけれど、心臓が飛び出しそうでギブ・アップ。(苦笑)
そこから地下鉄に乗ってエッフェル塔へ移動。(区内の地下鉄料金は8F。)
塔に登るエレベーターは3段階に分かれていて、1・2段階までは斜めに移動。
2段階から3段階(274m)へ向かうエレベーターは、怖いほどの勢いでグングン・グングン真っ直ぐに上がっていく。
素晴らしい眺めにため息をつきながらパノラマ写真を取り捲り、1段階目まで降りてそこの郵便局で絵葉書を郵送。
家に帰る頃には、もう配達されているかな。(^^)
地上に降りて写真を撮っていたら、「Police!」と叫ぶ誰かの声がした。
と思ったら、さっきまで怪しいみやげ物を観光客に売っていた売り子達(主に黒人男性)が四方八方に走り出した。
なんだろうと思っていると、自転車に乗った警察官が数名、売り子達を追いかけていった。
それを見て大喜びの子供たち。(苦笑)
地下鉄に乗りルーブル美術館へ。ガラスのピラミッドの前まで歩くと「本日閉館」の張り紙が見えた。ショック!
気を取り直してオルセー美術館へ向かう。ところが館の前には物凄く長い列。
美術館パスのお陰で、列待ち無しで入館できた。(^^)
オルセー美術館は特に印象派の作品が豊富で、私の好きなデガ(ドガ)の絵画と像のコレクションも多くある。
このウエブサイトのホームに載せている「FloorScrapers」も、ここに展示されている。
「美術館巡りだけじゃイヤ」なんて言っていた子供たちも、素晴らしい作品の数々に興味を示した様子。良かった。
夕食はラテン地区にあるレストランで。オードブルはもちろんエスカルゴ。(笑)
食後、今朝チェックアウトしたホテルに預けておいた荷物を取りに戻り、電車駅へ移動。
今夜、ここから寝台特急でマドリッドへ向かう。
寝台車は4人一部屋の家族向けデザイン。窓を挟んで部屋の両側に2段ベッド。窓の前には水道とシンク。
まだパリだと暢気に構えていたら、切符を確認しに来た男性はスペイン語だった!
急いでスペイン語ハンドブックを取り出す。(笑)
決してホテルと同じ訳には行かないけれど、宿泊費は浮くし、キャンプみたいで楽しいし、揺れも慣れれば揺り籠って感じ。
マドリッドまで約12時間。
 21日:
ブザーで目が覚めた。時計を見ると、マドリッド到着の約1時間前だった。
着替えて歯を磨き顔を洗って荷物をまとめる。窓から、通勤・通学する人達が見える。
列車から降りてホームに立つと、いきなりお婆さんが寄ってきた。
「セニョリータ!ハポネ?」ーあんた日本人かい?って聞いているみたいだった。
次に寄ってきたのは、トレンチコート姿の男性。
ポケットからバッジを取り出して見せ(警察)、パスポートを見せろと聞いているみたい。
笑顔で家族全員のパスポートを見せると、「グラシャス」と言って歩いていった。
(気が付いたんだけど、他の人には寄っていかないのよね。やっぱり日本人だと外人だって人目で分かるからかなぁ。)
地下鉄でホテルまで移動するんだけど、ここで切符を買うのにドタバタ。
降りる駅の名前を告げ、指を4本出して「クアトロ」と言ってみる。これで切符を4枚購入。(苦笑)
ホテルまで地下鉄Sol駅から約100メートル。チェックインし荷物を部屋に運んで、この日のプランを立てる。
Sol駅前から、パスで1日乗り降り自由のバスが出るとホテルの人に聞き、これで市内を周る事に決定。
屋根が無い2階の席に座って市内を周る。マドリッドの街では、古い建物がきれいに保存され今も使われている。
中には15世紀に建てられた建物もある。ビルの屋上や窓の脇などに、美しい彫刻が並んでいる。
まず立ち寄ったのはソフィア美術館。(Centro de Arte Reina Sofia)
ここでピカソの「Guernica」を観るのが、私のマドリッド行きの目的。この為だけに来たと言っても良いほど。(大袈裟)
学校の教科書で見て以来、何時か目の前で見てみたかった絵。
引越しを繰り返したこの絵は痛みがひどくて残念だったけど、その迫力に大感激!
ピカソの他に、ここにはダリやミロの絵も多く展示されている。
学校でスペイン語を習っている息子が言うには「スペイン人は食事が遅い」らしい。
食事に時間がかかるのではなく、昼食は3時から、夕食は9時すぎからと時間が遅いらしい。
2時前、ピンも買わなきゃならないしぃとHard Rock Cafeに入った。
他に客はいない。「だから言ったのに」とブツブツ言う息子。(笑)
英語が上手なウェイターにホッとして注文。食後にピンを買うというと割引券をくれた。
明後日はバルセロナに行くというと、バルセロナ店の割引券もくれた。(いいひと。)
他の客が入り始めた頃に店を出ると、隣の広場で男の子たちがスケボーをやっていた。
中に入りたい息子を引きずって広場を離れ、バス停へ向かう。
街を一周してPlaza Mayorで降りる。
その昔、処刑や闘牛が行われたこの広場の四方を囲むバルコニー付きの建物には、土産物屋とタパスバーが並んでいる。
Sol駅前は、マドリッドの繁華街らしくデパートやレストランが立ち並んでいる。
駅近くのレストランで「パエリヤ」を注文。ちょっとがっかり。(-.-;)
 22日:
朝ホテルを出ると、通りにはワイワイ人が集まり、警官の姿も見えた。電話会社の組合ストらしい。
昨日と同じバスに乗り、まずMuseo del Prado(プラド美術館)へ。外庭に立つGoyaの像が訪問客を迎えてくれる。
ここの見学ポイントは、Velazquezコレクションと、Goyaコレクション。
バスでマドリッドの凱旋門Puerta de Alcalaの横を通り、Palacio Real宮殿へ。
建物の外壁から床から天井から装飾品の一つ一つまで、贅を尽くした物ばかり。
面白い形の帽子を被った(警護)警官は、写真を撮らせてくれなかった。
丘の上にある宮殿から坂を下ってPlaza de Espanaまで歩く。外は春の気候で、Tシャツで充分。
梅が咲き始めた広場の中央には、以前は世界で一番高かったコンクリートの塔が建っており、
その前には馬に乗るドン・キホーテとロバに乗るサンチョ・パンザの像が建っている。
広場を抜け道を渡ると、道はまた上り坂に。息を切らしながら坂を上がるとTemplo de Debodがある。
4世紀に造られたエジプト式寺院跡。オリジナルのゲートが2本残っており、周囲を水に囲まれている。
交通量が多い道路が直ぐ下を通っているとは思えないほど、落ち着いて和める場所。
バスでPlaza San Martinまで戻り、Puerta del Solに向かって通りを歩く。
通りの角にあるビルの壁には、通りの名前と絵が描かれたタイルが掛かっている。どれもユニークで面白い。
あるカフェの前を通ったとき、私の足が止まってしまった。(笑)
ショー・ウィンドウから見えたベイカリーが、可愛らしくて美味しそうで。
何とか欲しい物を注文(一つが小さいから、色んな種類を注文)。飲み物はコーヒーでなく紅茶にすればよかったな。
Sol駅に戻ると物凄い人だかり。もうとっくの昔に日が暮れたというのに、組合のデモはまだ続いているらしい。
Sol駅には、マドリッドの象徴である「熊とイチゴの木」の像と、「Kilometer Zero」の印がある。
熊の像は昨日写真を撮ったけど、Zero印の写真はまだ撮ってない。
困った事に、道路にペイントされているその印は、デモに参加する人々の足の下にあった。
明日はもうバルセロナだしぃ。。。仕方なくデモの人達の間をくぐって写真を撮った。
近くのおじさん達が「一体何の写真を?」と見に来る。地元の人達には、珍しくも何とも無い印なんでしょうねー。
マドリッド人と同じ時間に夕食を取り(笑)、電車駅へ移動。寝台特急でバルセロナへ向かう。
今夜の寝台車は、2人一部屋の一等車。棉のタオルと歯ブラシセットも置いてあるよー。
 23日:
バルセロナ到着の約30分前にブザーで起こされた。
駅隣の地下鉄駅から市内へ移動。Liceu駅で降りる。そこからRonda De Sant Pauにあるホテルへ徒歩で移動。
お洒落な歴史の街というイメージが強かったマドリッドと違い、バルセロナは生活の匂いがする町。(苦笑)
ホテルにチェックインし、例の乗り降り自由バスが出るPlaca de CatalunyaまでLas Ramblasを歩く。
この通りは、マドリッド人なら名前を知らない人がいないと言われるほど有名な通りらしい。
NYの5th AvenueやLAのRodeoDriveって感じなのかな。そんなお洒落な通りじゃないけど。
まず広場前のHard Rock Cafeで食事。マドリッドでもらった割引券を使う。
北回りバスが最初に着いたのが、GaudiのSagrada Familia。1882年に建築が始まり100年以上経った今も工事中。
どのデザインを見ても有難いのかくだらないのか訳が分からない、ガウディらしいとしか言い様が無い建物。(苦笑)
事件1:建物の写真を撮っていたら、花売りのジプシー(女性)達が寄ってきた。私は断ったが隣に立っていた女性は受け取った。お金を払おうとその女性が財布を取り出すと、ジプシー達が手を彼女の財布に突っ込み揉め始めた。近くの男性が走ってきてジプシー達を追い払った所に、何かあったか?と主人が来た。(笑)
塔にはエレベーター又は階段で上がれるんだけど、料金をケチらないでエレベーターを使う事を、
階段で上がってしまった私たちはお薦めします。(爆)(400段だなんて、誰も教えてくれないんだもん。)
事件2:バス停で待っていると、隣のおじさんが何かゴソゴソしている。見るとおじさんの手が前に立っている男性のポケットに今にも入ろうとしていた!私が「What are you doing?!」と叫ぶと、おじさんは「What?」ととぼけた顔をする。バス待ちの人達皆に睨まれておじさんは立ち去っていった。
バルセロナの街には、あちこちに訳の分からない建物が建っている。
バスのガイドが窓から見える建物や次のバス停の説明をカタラン語、スペイン語、英語でしてくれるんだけど
耳に残るのは「パララ・パラ・パラ・ケー・パラララ・ガーウーディ」だけ。
どこの説明も「パララ」で始まり「ガーウーディ」で終わる。Gaudiの手はあちこちに伸びているらしい。(笑)
次に向かったのはMonestie de Santa Maria de Pedralbes修道院。
実際に今も使われている14世紀の建物内を見学。二階には絵画や装飾芸術品が展示されている。
見学を済ませバス停で待ちながら近くの建物を眺める。店の外壁などカラフルなモザイクが多い。
バルセロナ・オリンピックが開催された会場横を通り、バスはPlaca de Catalunyaに戻った。
そこで南回りバスに乗り換え、港Marina Port Vellに向かう。
港前の公園に人が集まっていた。良く見るとストリートパフォーマーっぽいグループが、
水平線の彼方を指差して建っているコロンブス像に登ったり、ファイヤーダンスをしたり、笛や太鼓でとにかく賑やか。
グループの後をついて桟橋にあるモールまで歩いていくと、モール前に出店が何件も出ていた。
フランスの観光協会が主催しているらしく、フランスのホテルやチーズなどの名産品が紹介されていた。
チーズを試食していると急に大きな音がして、花火が始まった。
夕食は、モール二階にある海沿いのレストランで。ハウスワインを注文し、私はまたパエリヤに挑戦。
まず運ばれてきたパンは、シェフがわざわざテーブルまで来て、
生ガーリックとトマトを擦り付け、軽く塩を振ってオリーブオイルをかけてくれた。最高においしかった!
パエリヤもとても美味しかったし、娘が注文したカレイの料理も美味しかった。このレストランはお薦めです。(^^)
帰りはドアまでまたシェフが送ってくれて、サヨナラの代りに握手とHugをくれた。
 24日:
朝起きて部屋のテレビを点けると、デジモンとドラえもんを放送していた。スペイン語ののびた君、なんだか笑えた。
ホテルで朝食を取り、Marina Port Vellから例のバスに乗る。あいにくの雨で、二階には座れない。
まず、Catalan Gothic StyleのBasilica de Santa Maria del Marを訪問。
外からは気づかなかったけれど、中に入ると15世紀に作られたらしいステンドグラスの素晴らしさに見とれてしまう。
そこから歩いてPalau de la Musica Catalanaまで行ったけど、残念ながら閉まっていて中には入れず
外から美しいモザイクとステンドグラスを眺めるだけとなった。
13世紀から19世紀にかけて建築されたBarcelona Cathedralまで小雨の中を歩く。
内部の両脇に立っている聖人像を順番に見て歩くと、フランシスコ・ザビエルの名前があった。
(頭に髪の毛があったから、像は伝道に出る前の姿なのかな。笑)
バスでEstadi Olimpic de Montjuicへ。ここは息子がどうしても来たかった場所。
オリンピック会場広場には、日本の芸術家作のモニュメントが建っていた。
Placa de Catalunya横のデパートで買い物(スペイン語のドン・キホーテの本とか、スペイン語のデジモンカードとか)をして、
(早すぎる)夕食を取り、駅へ移動。今夜は、パリ行きの寝台特急に乗る。
 25日:
この日の予定は、最後まで決まらなかった。
ベルサイユ宮殿に行きたいけど季節的に庭園が殺風景だとか、
ディズニーランドに行ってディズニーを制覇したいけど、あれは何処も中は同じだよとか。(笑)
空港近くのホテルにチェックインした後、「フランス語の本が欲しい」という娘の希望を叶えにショッピングすることに決定。
ところが。。。。。市内まで出ると、日曜のこの日パリは何処に行っても何も開いてない。(泣)
オペラ通りをオペラ座まで歩いても土産物屋も開いてない。デパートも閉まっている。
シャンゼリゼ通りまで出ると開いている店が数件。本屋で店員に尋ねると、残念な事に娘が探していた本は置いて無かった。
ショッピングは出来そうに無いし今から遠出は出来ないので、ルーブル美術館へ行く事に。(日曜は半額)
モナリザを見てミロのヴィーナスを見て、学校で習ったらしく「Winged Victory of Samothrace」や
ギリシャ神話に出てくる神々の彫刻を見て、娘は感動していた。
壁から天井から、大胆にしかも丁寧に描かれた作品に、息子も興味を大いに持った様子だった。
そして、パリでもHard Rock Cafeに寄ってピンを数個買った。
 26日:
朝6時発の飛行機に乗る為、3時半に起床。ホテルのシャトルバスで空港へ移動。
問題なくチェックインを済ませ、暫くして搭乗。疲れが出たのか私は眠くてたまらない。
食事前、「ビーフはドイツ牛です。」とスチュワーデスが断っていた。
伝染病の危険があるイギリス・アイルランド産の牛と区別するためらしい。ヨーロッパの人達にとっては深刻な問題なんだ。
フランクフルトで乗り換えた後も、やっぱり眠い。そのままNYまで眠っていたい気分だった。
2時間遅れでフランクフルトを出発したのにも関わらず、予定通りJFK空港に到着。
NYは、少し肌寒いけれど良い天気だった。
思い出一杯の旅がとても楽しくて、普通の生活にちょっと戻りたくない気分で家路に着いた。