へなちょこサンガのページ 2003
【2003/01/27】
昨年のリーグ戦で5位に入ったわけだから、今年は優勝争いに加わるのが目標。
しかし正直今のままでは無理だと思う。
スタメンで抜けたのは朴のみ。
もちろん朴が抜けたのは非常に大きいが、だからといっていきなり降格争いを心配するほどではない。
サッカーは11人でするものだし、朴以外もみんなほんとに逞しくなった。
だから若手が主力のサンガとしてはその成長分を考慮に入れると、昨年とほぼ同じ戦力を擁している、と見ている。
ただし、スタメンだけを見れば、だ。
上野、松川、野口、佐藤仁、中河といった各ポジションで重要な選手がいなくなった。
もちろんその分、若手を取っているのだが、まだ戦力としては不十分だ。
そして今年は各年代の代表で何人か取られるだろうし、怪我で長期離脱する選手が出てくる可能性もある。
長いリーグを戦っていけるだろうか?
必要な補強は?フォーメーションは?
バックアップメンバーも含めて、考えていく必要がある。
まずフォーメーション。
去年成功した3バックを捨てることはまず考えられないので、
3−4−3もしくは3−5−2になるだろう。
で、ボランチは二人が基本の可能性が高い。
次に各ポジション別に見ていこう。
GKは平井、上野で問題無し。
あと一人必要だが、平井、上野の出場機会を減らしたくないので、即戦力を取るわけにはいかない。
DFは鈴木、手島、角田、中村、辻本、松本。
経験豊かなタッパのあるセンターバックが一人欲しいところだが・・・
良しとしよう。
守備的MFは斎藤、石丸。
中払、中村、冨田もこのポジションができるが本職ではない。
実は個人的にはこのポジションの補強が必要なのではと思っている。
斎藤、石丸らはテクニックが高く、バランスを取るのにも秀でている。
なので昨年のサンガのサッカーにはフィットしていたのだが、
彼らとは別のタイプの選手として守備力が高く、センターバックもできる選手が欲しい。
というのも3トップの相手とやる場合が心配なのだ。
去年のセカンドステージでツゥット、エメ、永井のレッズに完敗したことが記憶に焼き付いている。
局面局面で1対1の場面を何度も作られ、そのうち何度かは突破され、決定的なピンチになった。
その対策はもうできているのだろうか?
アウトサイドが戻ってくるのが基本なのかもしれないが、レッズ戦ではそうはならなかった。
それはレッズが攻撃は3人におまかせ、という感じで、
あまり攻撃に人数を割かなかったこと、
守備がマンツーマンに近かったことから、
アウトサイドが上がらないとなかなか決定的なチャンスが作りだせなかったためだ。
追う立場となってから、さらに悪循環に陥った。
4バックにするのも手だし、
センターバックの一人が外にひっぱり出された時に、すぐにディフェンスラインに入ることを
ボランチが強く意識して戦うというやり方もあると思う。
ということで守備力の高いボランチが欲しい。
先制して残り10分を守りきるときや、万一怪我人などでDFが不足したときにも使える。
次に左アウトサイド。
多くの人が指摘するようにここが問題。
シンゴしかいない・・・
【2003/01/31】
3/1に磐田を粉砕する作戦を考えてみた。
田原
松井 黒部
シンゴ ミニラ
石丸 斎藤
鈴木 手島 角田
平井
田原を先発で使うかどうか悩むとこだけど、先発にしてみた。
その意図は前半は中盤をやや省略気味に早めにトップにあてて、
できるだけセーフティに試合を進めるというもの。
磐田はプレスも早いし、中盤の不用意なパスをカットされてカウンターを食らうのが恐い。
それから最初から冨田や中払を使うと気負いすぎて、90分もたない可能性もある。
もちろん黒部が真ん中でもいいんだけど、
ジーコに3トップの右もできるんだよ、ってアピールもこめて。
どっちにしろサンガの3トップは自由にポジションチェンジをするから
あんまりこだわらなくてもいいと思う。
では、当日の様子を予想してみよう。
3月1日。リーグチャンピョンジュビロ磐田と天皇杯の覇者京都サンガが激突!
快晴の中、高らかにキックオフの笛が鳴り響く。
序盤はサンガペース。
磐田のおはこを奪うようなプレスでボールを奪うと立て続けに左サイドからチャンスを作る。
最初はしっかり守備から入ると予想していたのか、磐田はやや浮き足立っている。
こぼれ球も結構サンガが拾っている。いいぞ!先制してしまえ!
コーナキックも早くも3本目。
しかしゴールには結びつかない。
10分を過ぎたあたりから徐々磐田がペースを掴み始める。
磐田はしっかりしたパスまわしで京都のプレスをかいくぐる一方、
チャンスとみるとボールを奪ってから早いパス出しでシュートチャンスまでもって行ってしまう。
サンガはプレスのかけどころをうまく見つけられない。
田原もゴール前でどっしり構えているわけではなく
動きまわってスペースを作ってはいるのだが、なかなか機能しない。
やはり磐田のディフェンダーの方が一枚上手か。
田原が競って落としたボールを黒部がダイレクトで撃つなど
ポストプレイではいい仕事をしているものの自分ではシュートを打たせてもらえないのだ。
もっと簡単にはたいて、前を向かないと!
後半20分。
ボール支配率は磐田が上。
中盤では5分5分だと思っていたが、甘かったようだ。
朴が抜けたことが響いているのか、磐田がすごいのか。
頼みのシンゴも磐田の西をケアして、それほど積極的には上がれない。
今更ながら西を取れなかったのが悔やまれる。
いつもなら松井が中に切れ込んで生まれたスペースをうまくシンゴが使って行くのだが、
今日はやや遅れ気味で、ボールが出てこない。
押し込まれながらもサンガは全員守備でしっかり守る。
完全に崩された形は無い。
が、失点はあっけなく訪れた。
後半の35分。磐田のコーナーキックをゴンと競った平井がファンブル。
それを福西が押し込む。
ノーホイッスル!?おいっ!!
必死に抗議するサンガイレブン。
”キーパーチャージだろ!”
無論判定は覆らない。
熱くなる角田をなだめる石丸。
ミニラが何度も手をたたく。
”次だ!次!”
攻撃の姿勢を強めるサンガ。
しかし”取り返さなければ”という思いからか、
3トップの前への意識が強すぎ2列目の飛び込むスペースを消してしまっている。
逆にカウンターを食らって何度もピンチを迎える。
ゲルトが何か必死に言っているが、選手には届かない。
ここで失点を重ねると、ほぼ絶望と言っていい。
焦るな。まだ前半だ。
あ!やばい!
オフサイドじゃないぞ。戻れ。
抜かれる!
たまらず鈴木和がファール。
かん高いホイッスルが鳴り響く。
まずい・・・
審判が胸のポケットに手を伸ばす。
やめて!
お願い。
ふぅ。助かった。
イエローだ。
ミニラがライン際までいってゲルトの指示を仰ぐ。
このフリーキックさえ乗り越えられれば。
ゴールまでの距離は30m弱。
前田もそばにいるが、蹴るのは藤田に違いない。
直接狙え!
期待通りゴールはポストの上を通りすぎていった。
選手も落ち着きを取り戻してきたようだ。
そしてホイッスル。
サンガは1点のビハインドのまま前半を終えた。
【2003/02/04】
後半開始からゲルトは手を打ってきた。
ミニらと田原にかえて冨田と中払投入。
黒部
松井 中払
シンゴ 冨田
石丸 斎藤
鈴木 手島 角田
平井
試合はがっぷり四つの展開。
前半と比べると非常に攻撃的な姿勢を強めたサンガ。
サイドからの攻撃がだいぶ増えた。
その分やはりリスクは高く、何度もピンチを迎える。
た、全員の必死の戻りと
体をはったディフェンスでゴールを守る。
攻守がめまぐるしく変わる展開。
いい試合だ。
そして後半20分を過ぎたあたりから
サンガの優勢がはっきりする。
中払と冨田がポジションを入れ替えながら何度も右サイドを突破する。
前半は消えがちだった松井もボールタッチが増えるにしたがって
彼らしいプレイが随所に見られるようになる。
運動量の落ちた磐田を攻め立てる。
しかしゴールが遠い。
押しているのに・・・
残り10分。
磐田はリードしている1点を守りきる体制だ。
攻めてこない。
磐田はディフェンダーの上本が監督に呼ばれる。
守備固めの交代だ。
残り5分。
チャンスだ!
斉藤からのパスを松井がダイレクトで右へ。
中払は中に切れ込むと見せかけて、縦に突破。
中を見て、クロス。
黒部が囮になって、後ろから走りこんできた冨田が飛び込む!
(なんで冨田こんなとこにいるんや!)
ゴーーール!
やった!!!
同点だ。
磐田の監督は交代のためにピッチサイドで待っている選手を呼び戻す。
それを見た磐田の選手の脳裏に”PK戦”という言葉が浮かんだ。
気の緩みが生まれたのだろうか。磐田の選手が一瞬判断を迷った。寄せが遅い。
ペナルティエリアの外からシンゴが意表をついたミドルシュート。
ディフェンダーに当たって方向が変わる。
逆を突かれるキーパー。
入る?!
必死で伸ばす手の数センチ先をゆっくりとボールが通り抜けていく。
ゴール!
シンゴに駆け寄るサンガイレブン。
崩れ落ちる磐田の選手たち。
中山がボールを抱え、センターサークルに走る。
そうだ。まだ試合は終わっていない。
油断するな。
ロスタイムが表示された3分。
攻める磐田。必死で守るサンガ。
時間がすぎるのが遅い。
磐田ボールのコーナーキック。
なんとなくいやな予感がよぎる。
ここでようやく試合終了の笛。
やった。勝った。
王者磐田を破ったのだ。
よくやったサンガ!
サンガ黄金時代の幕開けだ!
【2003/02/21】
だいぶ間があいてしまったが、フォーメーションの話しの続き。
左サイドからだ。
ここ一ヶ月で状況が変わった。
韓国の左利きのテクニシャン、コジョンスの入団が濃厚となったからだ。
もしシンゴが怪我でもしたら・・・と思うとかなり心配していたのだが、
これでなんらかの事情でシンゴが出られないときにも、大幅な戦力ダウンなく戦える。
もちろんコジョンスはシンゴの控えとしてではなく、
主力としてやってきたのだから、二人が同時にピッチに立つことになる。
となると、コジョンスをどこで使うか?
う〜ん、これは非常に難しい。
左アウトサイドはシンゴに任せるとして、松井の位置で使うか、朴の位置で使うか、それともトップ下か?
まぁ、実際のプレイを見てから考えていこう。
ところでこのコジョンス。
フランスワールドカップにも出場した韓国期待の星である。国内での人気も高い。
昨年は怪我に泣かされたこともあって思うような活躍ができず、
海外へ出て行くことを希望していた。
サンガでの年棒は最初9500万とのうわさもあったが、4000万ぐらいらしい。
正直言ってほっとした。
彼の実力が9500万に見合わないという訳ではなく(彼の実力はまだよく知らない)、
それだけの金額をもらう選手がいれば、
おそらく2000〜3000万しかもらっていない黒部や松井の不満が爆発する可能性が高いからだ。
それがもとで他のクラブへ移籍してしまうことにも繋がりかねない。
朴という非常に若くて能力の高い選手が移籍金無しで他のクラブに引っこ抜かれたのは、フロントの大失態だと思っている。
フロントと朴の間に確執があったわけではなく、かなりいい条件を出して懸命に引きとめていたのはわかるし、
朴も非常に迷っていたようだが、結果として移籍金が発生しなかったのは事実だ。
まぁ移籍問題に関しては海千山千の代理人、海外クラブに太刀打ちできなかったのだろう。
同じ失敗を繰り返してはならない。
松井もたしか単年度契約をしている。どの程度か分からないが、海外が念頭にあると思われる。
高額のオファーが来て、クラブにも移籍金ががっぽり入って、移籍していくのはいい。
本人にとってもステップアップになるし、
取ったクラブもそれだけの金額に見合う選手と考えてとったのだし、
取られたクラブもそれなりの金額を手にしたはずだ。
ファンとしてはさみしい限りだが、その選手の更なる成功祈って心よく送りだしてあげよう。
みんなハッピーだ。
脱線してしまったが、コジョンス。
フリーキックもすごいらしい。俊輔みたいなタイプだとか。
楽しみだ。
早く彼のプレーが見てみたい。
(嫌日家的な発言もあったらしいが、過去のこと。実際のサンガでのプレイと態度を見せてもらおう。
とやかく言うのはそれからで十分。)
で、左サイド。
これはもうシンゴで決まり。
なにかあったらコジョンス。
あとは美尾たんに期待。
これで安泰。
【2003/06/17】
ゲルト解任
ショック・・・
1stステージ10節終了時点でリーグ最下位の責任を取らせられる形だ。
新聞などによると当面木村文治総監督が指揮をとり、ゲルトにはそのサポート役に回ってほしいとの要請をおこなったところ、ゲルトがこれを拒否。
解任となったらしい。
当たり前だ。
了承する訳がない。
補佐役の打診が解任するための単なる社交辞令なのであればわからないでもないが、
本気で引き受けてもらえるかもしれないと思って打診したのであればそれも問題。
こんな失礼な話はないし、エンゲルス監督がそこをぐっとこらえてサンガのために補佐役に回ることを考えたとしても、
自分が補佐役に回ってサンガを立て直すことができるのであれば、
わざわざ人に指揮をゆだねる必要はなく、自分で指揮を執ったほうがましだ、という結論に達するだろう。
フロントにそういう常識的な判断ができない人が集まっているか、
もしくはそういう非常識な人を止めることができないか、だ。
しかも後任の監督も決まっていない段階でだ。
それから報道では木村総監督はエンゲルス監督解任には反対で、解任を主張したのは石崎社長らしい。
表向きにはそうだろう。
だが本当に木村総監督は解任に反対だったのだろうか?
エンゲルス監督解任反対の発言をしつつ、会議の結論を補佐役要請へともっていくことはできる。
そういうディベートテクニックもある。
総監督が断固としてエンゲルス監督続投を主張すれば解任はなかったはずだ。
もし総監督が断固として続投を主張しているにもかかわらず、補佐役要請が行われたのであれば、
サンガという組織の意思決定の仕組みに問題ありだ。
社長という立場の人間が現場の人事や選手の起用法などに口をはさんでくればろくなことにならない。
ゲルトの戦術や選手起用がそれほど間違ってるとは思えない。
とはいえチーム低迷の責任はまず監督が負うものだし、解任は止むを得ないのかもしれない。
だが、適切な補強を行ったフロントの責任も追及されなければならない。
ゲルトは”戦える”と言いつつも、補強の必要性は口にしていた。
にもかかわらず、補強は不要と判断したのはフロントだ。
待てど暮らせど誰もとらない。取るのは若手ばっかり。
”おいおいリーグ始まっちゃうよ”というころになってようやくコジョンス獲得。
そのコジョンスも調整不足からか、ベンチにも入れない状態。
フロントはこのメンバーで何位ぐらいを目標にしていたのだろうか?
残留が目標だったのか?
若手をじっくり育てるという方針は間違っていないが、その方針をここ10年続けてきたわけではない。
子飼いの若手が成長し、十分戦力が揃うのにはまだ少し時間がかかる。
それに今年は代表にも何人かとられるし、アジア大会への参加もある。
どう考えても最低2,3人の即戦力の補強が必要だったはずだ。
フロントの見込みが甘すぎたのだ。
今回の交代劇を見てもどうも場当たり的な対応しかできていないように思える。
J2落ちを経験してフロントも変わったと思ったのは気のせいだったのか。
たとえ今回降格を免れたとしても、あんなにも愛された監督を解任しなければいけない状況に追い込まれた責任は大きい。
木村文治さんよ。
あんたは十分にサンガに貢献した。
朴を発掘したのもあんたなんだろ?
もう十分だ。
”ゲルトだけに責任は取らせない。このサンガの危機を救ったら俺も潔くやめてやるわい!”と宣言してくれ。
石崎社長が問題の元凶であるならば、刺し違えてくれ。
サンガを生れ変わらせてくれ。
数年後に訪れるであろうサンガの黄金期のために。
【2003/07/08】
ひさびさのリーグ再開。
やっとサンガの試合が見れた。
やっぱ気合入るなぁ。
そして今回からブンジ総監督が指揮をとる。
先発はこんな感じ。
松井 中払
高宗秀
冨田
石丸 中村
慎吾 林裕煥 手島 角田
平井
442だけど中払はトップにはらず自由に動き回る。
コジョンスは中寄りという感じ。
かなり守備的な布陣だ。
いやめちゃめちゃ守備的といっていい。
@2トップのどちらも本職FWじゃない選手を使った。
Aボランチに中村を使った。
B4バックながらストッパータイプの選手を3人使った。
それぞれは別に悪い手じゃないけど、3つ同時に採用したら攻め手がなくなる。
松井、中払が2トップならボランチは攻撃的な選手でいくとか、、
中村をボランチで使うんだったら、4バックの両サイドは攻撃的な選手でいくとか。
事実、攻めの形がぜんぜん作れなかった。
コジョンスが真ん中に入ることによってシンゴの前にできる広大なスペースを使えない。
逆にサンガの守備はいい。
MFの守備の意識も高い。
ほとんどピンチらしいピンチもなかった。
が、FKから失点。
あれは仕方ない。
後半もサンガは選手交代無しでスタート。
膠着状態が続く。
後半10分を過ぎたあたりで石丸、冨田に代えて大野、森、投入。
先制された時は予定通り交代だろう。
松井 中払
高宗秀
森 大野
中村
慎吾 林裕煥 手島 角田
平井
選手交代の直後、いきなり采配が的中する。
森が左サイドから上げたアーリークロスに前で松井がつぶれて、
2列目から飛び込んできたコジョンスがダイレクトで合わせて同点。
森が入ったことで左サイドがやや活性化する。
しかし同点に追いついてからもサンガは慎重な戦いぶり。
森や大野もかなり自粛気味だ。
中村がまんなかで汚れ役をやる。
こういう仕事をさせるとほんとにしぶい働きをする。
そしてまたこう着状態。
グランパスにも助けられた。
ピチブーとマルケスという抜群のキープ力をもったFWを2枚並べていながら、生かし切れていない。
この二人にはいいパスが出るのだが、それを追い越していく動きがすくない。
この二人がおとりに使われたら、もっとサンガディフェンスは混乱していただろう。
藤本がいないのもラッキーだった。
そして何より”優勝するにはこの試合は絶対に落とせない”という迫力が伝わってこなかった。
優勝争いに慣れている鹿島や磐田なら、終盤もっと嵩にかかって攻めてきたはず。
残り10分ぐらいからパナディッチがじれて、上がりだす。
オーバーラップではなく前線に張りっぱなしだ。
そしてそれが実を結ぶ。
早めのクロスに飛び込むパナディッチ。
長身を生かし平井より一瞬早くボールに触る。
無人のゴールに転がるボール。
サンガフアンの悲鳴が上がる。
やられた・・・
ん?
おお!
オフサイド!?
うへぇ、ラッキー。
助かった。
サンガは中払に代えて鈴木和投入。
パナディッチのマークか?
完全に引き分け狙いだ。
松井
高宗秀
森 大野
中村
鈴木和
慎吾 林裕煥 手島 角田
平井
そしてタイムアップ。
狙い通りの勝ち点1をゲット。
もちろん選手もブンジも勝ちたかっただろうが、
”なんとしても連敗を止めるんだ。絶対に負けたくない。”という気持ちが強かったはず。
スタメンや選手交代にもその思いが現れていたし、選手たちにもしっかり伝わっていた。
4バックはおせじにも機能していたとはいえないし、
最初から引き分け狙いなのか?と思わせるほど守備的な選手起用。
もしあのまま0−1で負けていたら、”あんな采配じゃ点が取れる訳がない”とボロボロに言われていただろう。
しかしそれらをすべて帳消しにするコジョンスの同点ゴール。
この引き分けはでかい。
ブンジと選手たち全員の気迫でもぎとった勝ち点1だ。
ゲルトや新監督だったらここまで勝ち点1にこだわれただろうか?
恐らく欲が出て勝ち点3を取りにいったのではないだろうか?
もちろん勝ち点3が取れていた可能性もあるが、
いまの状態では取れなかった可能性のほうが高い気がする。
ブンジの今回の采配は現実的で有効な采配だったといえる。
(引き分けたからと言ってブンジの責任が軽くなった訳ではない。
今の状況にあるのは適切な補強を怠ったフロントの責任だ。
その責任は総監督であるブンジが取らなければならないはずだ。
今回、大野、林裕煥、マルキーニョス、ピム監督を確保するのにいくら使ったのか?
なぜその金を開幕前に使わなかったのか?
なぜエンゲルスの要求に答えて適切な補強をしなかったのか?
だれかが言っていたようにそれはブンジの意思ではなく、石橋社長の方針だったのか?
選手の補強に関して総監督より社長の判断のほうが重要視されるのか?
疑問は尽きない・・・)