へなちょこサンガのページ 2003 その2



【2003/09/09】
不本意ながらサンガは降格争いのまっただなか。
補強も監督交代も期待された効果は出していない。

エンゲルスに代わってやってきたピム監督。
あの元韓国代表のヒディング監督の右腕だ。

しかし現在サンガは年間で最下位。
ピムがきてからも2勝5負1分と振るわない。


俺の目から見るとピム監督のめざしているサッカーとは
@4バックで両サイドバックは機を見て攻撃参加。
Aディフェンスラインはできるだけ高く保ち、コンパクトなサッカーを目指す。
 オフサイドも取れるものなら取る。
Bボールを奪ったらまずトップに当て、速攻を仕掛ける。
 これならトップに当てたボールを奪われてもカウンターを食らうことはない。
 少ないリスクで点を取りにいく。
のように思える。

どれも理屈にはあってる。
しかしいまのところまったく機能していない。
その原因を考えてみた。

まず@。
両サイドバックに攻撃参加を求めているにも関わらず、
ボールを奪ったらロングパスで速攻を仕掛けるため、
サイドバックが攻撃参加する時間的余裕がない。
サイドバックが上がるころには、決着がついていることが多い。

次にA。
4人がフラットになることは難しいので、
実質真ん中の2人でラインをコントロールしている。
それは仕方がないのだが、相手2トップをCB2人でケアしていることが多く、
カウンターを食らった訳でもないのに、数的有利な状況を作り出せていないことが多い。
ディフェンスラインが高く、よほど突出した能力を持つCBのコンビで無い限り
1試合に何度かは突破され決定的なピンチを迎えてしまう。

3バックにするか、スィーパーありにしたほうがいい。
ラインをむやみに上げない。オフサイドも取りに行かない。


次にB。
いくら黒部がヘッドでせりかっても、落としたところに味方がいなければ相手ボールになってしまう。
早い攻撃は必要だが、実際問題2トップだけではなかなかゴールまでもっていけないだろう。
もし取ったらすぐにトップに当てるんだったら、
3トップにして、その3人は相手ボールのときも守備に戻らない。
そのぐらいしないと点を取れる可能性が少なすぎる。

まぁ常に3人前線に残しておくのはかなりリスキーなので
(去年の浦和はそうだった。失点もそこそこ少なかった。だからそういう選択肢が無いわけでもない)
2トップをフォローするあと一人か二人が上がる時間(5秒〜10秒)を作ってからトップに当てるようにする。
マイボールになったら全員がダタっと前に動きはじめなければならない。

サンガはボールがないところでの動きが課題。
テクニックやフィジカルは1ヶ月や2ヶ月では改善されないが、
ここの改善は監督やコーチの指導で割りと短期間で改善できる。
ピム監督の指導力に期待したい。



【2003/09/22】

とにかく守備が全然だめ。
ミスや集中力の欠如という問題ではない。
DFやGKの能力不足というのも本質的な問題ではない。
彼らはあれが実力だ。
あれ以上を期待しても仕方がないし、控えのメンバーの方が格段に能力が高いということもあるまい。

問題は今の守備のやり方そのものだ。
あまりにもリスキーすぎる。

はっきり言ってDFラインに関してはピム監督の採っている戦術は間違っている。
正確に言うと戦術そのものがまちがっているのではなく、
サンガが採用すべき戦術として、間違っている。

ラインを高い位置に保って、コンパクトなサッカーをするのは現代サッカーの常識だ。
ディフェンス時にFWとDFの距離が短ければ、相手のパスの出しどころは少なくなりプレスもより有効になる。
相手ボールを奪ったときもビッグチャンスになりやすい。
一般的にはボールの支配率も高まる。
多くのメリットがある。

一方デメリットはひとつ。
DFラインを突破されやすい。
簡単にキーパーと1対1の状況になってしまう。
メリットも大きいがデメリットも大きい。

だから世界を見渡せばラインをあまり上げずに引いて守るチームも多い。
すべてのチームで有効な戦術ではないのだ。
ましてやそれを4バックで実現するのはさらに困難が伴う。

仮にPSVでなら機能するだろう。
オランダリーグは強いチームと弱いチームがはっきり分かれてる。
弱いチームはしっかり守ってくることが多い。
それに対してラインを上げてボールを圧倒的に支配し、
人数をかけて守っている相手守備をくずすため
サイドバックの攻撃参加で局所的に数的有利を作り出す。
戦術としてまったく正しい。
だけどそれは強者の戦い方だ。
今のサンガには早すぎる。

そりゃラインを高くできりゃそれに越したことはない。
そんなことはわかってるんや。
だけどこないだのベルディ戦で答えは出てる。
あの程度のFWにもやられるんよ。
4人でフラットなラインを作ることは難しい。
今のサンガは2バックになっている瞬間が結構ある。
いくら優秀なDFでも2対2、1対1ではやられる。
ディフェンダーは攻撃面は目をつぶっていいから、数的有利を保ってほしい。
手島が一人余る形だ。


ピム監督、頼むから理想のサッカーを追求するのは来年にしてくれ。
別にガチガチに引いて守れとは言わんけど、今のままじゃあまりにもリスクが高すぎる。
しっかり守って、耐えて耐えて、1点をもぎ取る。
今はそういうサッカーをして欲しい。


あーーーもぉ、勝てるのに勝てんのが一番腹立つんじゃああああ