旅先を過積載で走っていると、ZZR250のような軽量なバイクでもふと気を抜いた瞬間に立ちゴケすることがある。
夏に乗鞍スカイラインに行った時にそれをやってしまった。
夕方に乗鞍スカイラインを下りて、近くの平湯温泉に入ってから夕食をとり、今日はどこで寝ようかと言いながら午後10時ごろに峠道を走っていた。
そこで分岐があったので道を確認するために少し下りの斜面ではあったが、止まってギアをローに入れてサイドスタンドを立て、エンジンを止めて下りようとした。
が、その瞬間になんとバイクが倒れてきて、もちろん支えたが体勢が不利な状態だったので間に合わず倒してしまった。
すぐにライトを取り出してバイクの外傷を確認したが、クラッチレバーも無事でカウルも特に問題はなさそう。
良かった良かったとエンジンを再びしようとしたが動かない。セルは回っているがエンジンが一向にかかってくれない。立ちゴケするとエンジンがかかりにくくなることは良くあるのですぐに始動するだろうと最初は思っていた。
が、一向に始動しない。
高所で空気が薄いからか?もうプラグが交換すべき時期に来ていて最近弱っていたからか?などといろいろ考えながら急な下り坂でもあるので坂を利用しながら始動しようともするがこれも成功せず。
小1時間ぐらいあれこれやってみるがどうにもならず。標高1,500m前後の高所で夜中にエンジンが動かなくなったということに唖然としたが、仕方ないので斜面になっている道路の路肩にテントを張って寝ることとなった。
(キャンプツーリングで来ていたのでテントを持っていたのは不幸中の幸いだったと思う。)
翌朝、再度挑戦するもエンジンは始動せず。ついにはバッテリーも上がってしまった。そして結局松本からバイク屋に来てもらうことに。
2時間ぐらいぼんやり待っているとバイク屋のお兄さんが到着。バイク屋のお兄さんはすぐにプラグを交換し、バッテリーに通電しながら始動を試みる。
が、やはりいくらやってもエンジンはかからず。
最終的には松本のバイク屋までロードとなった。松本のバイク屋まで約2時間。何が原因なんだろう?と考えながらぼんやりバイク屋の軽トラの助手席に乗ってた。
バイク屋に着いてからその後2時間ぐらいバイク屋でもエンジンはかからず。
廃車か?
「廃車」の2文字が頭の中をグルグルと駆け巡る。
腹も減ってきたのでバイク屋近くのファミレスで連絡を待ちながら待機。
夕方になってきてバイク屋に戻ってみるとエンジンは始動したとのこと。どうやら原因はエンジンオイルにガソリンが混じったことらしい。そういうことってあるんだろうか?と思いながらも、たかが立ちゴケでもこれだけトラブルになるんだなとかなり痛烈に思い知らされた。
たかが立ちゴケ。されど立ちゴケ。
街から遠い旅先での立ちゴケには要注意。
GO (g.m@ijk.com)