ブルーノートって?

1.ジャズにおける「レーベル」
今どきの(本当にいわゆる「フツー」の)音楽を聴いているみなさんって、「レーベル=レコード会社」には大して興味はないんじゃないかな。せいぜい「発売元はどこ?」と思った時に調べるくらいだと思う(…と俺は思ってる)。
けど、「ジャズ」に関していえばそうじゃなくて(今はそうでもないけど)。その昔(50年代〜60年代)、ジャズ界には「三大レーベル」って呼ばれる会社があったんだけど、この三大レーベルにはそれぞれに「目指した音(音楽性)」というのがあったのだ。このへんはブラック・ミュージック知ってる人なら「モータウン」、インディーズの会社知ってる人なら「そのレーベル独特の音楽性」を思い浮かべてもらえればいいと思うけど。
まぁ、ジャズに関していえば「買いたい音(要するに好きな音のレーベル)があったら集中してそのレーベルのレコード(CD)を買ってけばハズレがない」ってことになるのかな。で、そこそこ買い進めてけば、あとは自分の「経験と勘」に頼ればいいってことで。中には自分の「それ」がまったく信じられない、という人もいることだろうけど、そこは大丈夫。これもまたあとから話すけど、「BLUE  NOTE」にはCD番号がふってて、例えば「『1500番台』を買えば音楽性が大体一緒」、っていうような基準があるから、買う時にそれほど「経験と勘」には頼らなくてもいいのだ(まぁ、そう言ってもそこそこのものは要るとは思うけどね)。
2.ブルーノートの「ココがすごい!」
 ところで、俺がなんでBLUE NOTEばっか買ってんのかっていうと、「好きなアーティストの全レーベルのCDを買い集めきれない」ってのが大きいんだけど、それよりもまずBLUENOTEの社長さんが好きだから。社長さんの名は「アルフレッド・ライオン」っていうんだけど、またこの人が俺好みのまたマニアックな人で。普通のレコード会社って「売れるアーティスト」を大々的に宣伝するもんだけど彼は違うのだ。とにかく「自分の気に入ったアーティスト」を宣伝の中心に据えてくる。例えそれが他の会社からは相手にされないようなアーティストでもね。事実、彼のおかげで日の目を見ることの出来た(サイドマンではなく、自分の名前でCDを発売することのできた)アーティストも、俺が知ってるだけでも相当な数になるはず。ティナ・ブルックスとかね。
まぁ、俺も実際それほどよくは他の会社のことを熟知しているわけじゃないからそんなに各社ごとの違いは言えないけど、そういう点では確実に「BLUENOTE」は、他社から一歩、いや数歩くらい抜きんでてたと考えるのが妥当な評価じゃないかな。俺の性格的なものも手伝ってそういうことを知れば知るほど、俺はますますBLUENOTEにのめり込んでったのだ。
3.「BLUENOTE」を買ってみたい、という人へ
今までの俺の下手な文章を読んでみて、「BLUENOTEを聞いてみたい」なんて思った人。そんなあなたには、まずオムニバスCDを購入することをお勧めしますよ。BLUENOTEからは「あめいじんぐ油井正一 vol.1&vol.2」というCDが出てて(正規の販売品かどうかは分かんないけど)、これにはいわゆる「有名どころ」のアーティスト・曲が勢揃いしてるから、これから買い始める人には自分の好きなアーティスト・曲を捜す、っていういい指針になってくれるはず。
4.CDの買い方
ブルーノートとは関係ないけど、最後にオマケ。ジャズCDの買い方にも色々あるけど、ここではいくつかの方法を教えちゃいます。今から買おうと思っている人は参考にしてみるといいかも。きっとあなたに合った「CDの買い方」が見つかるはず。
1)好きなアーティストで買う
これが一番オーソドックスかなぁ。とにかく自分の気に入ったアーティストのCDを買っていく、と。聞いていく中で他のサイドメン(そのCDに参加している他のジャズメン)にも好きな人が出来てくるはずだから、そこからさらに買っていくCDも派生していくことができるし。基本的に「ハズレ」がない、っていう点ではこの方法が一番お勧めかな。けど、ただ好きなアーティストだけで闇雲に買ってくつもりならまったく「ハズレ」がないわけじゃない、ってのだけはご注意を。知識が増えてきたら「そのCDの録音された年・参加している他のアーティスト」等の条件も同時に読み取ってから購入するとなおよし、かもね(そこまでできるようなら俺がこんなこと教える必要もないけど)。
2)ジャズを聞きこんでいる人に推薦してもらう
いちいち自分の好きなアーティストを捜すのがめんどくさい、って人にはこれ。ジャズ通(自称よりは自他共に認められている人のほうがいいってのはいうまでもないね)の友人に聞いてみる方法。こっちの方が上記1)の方法よりも確実かも。なんてったって、こっちからいえばいいのは「自分の好み」だけなんだから。例えば「50年代の」「濃いぃジャズ」って言うだけで向こうからは凄まじい数の推薦盤が黙っていてもやってくるよ。俺も今この文打ちながら、すでに30〜40枚ほど頭に浮かんできてるし(別に誇張してるわけじゃなくて本当に出てくるのだ)。
3)ジャケ買い
この方法はあんまりお勧めできないけど「一応こういう方法もある」ってことで紹介。まぁ、タイトルそのものずばり「ジャケット買い」なんだけど。CDジャケットで気に入ったのがあれば買えばいい、と。ただ、くれぐれも「ジャケットよければ中身もよし」という定義は成り立たないんでご注意を。俺は今まで5〜6枚「ジャケ買い」したけど、「ハズレ」は1枚だけだったかな。でも確率的には失敗率20%だから、どちらにしろお勧めはできん。