CONSCIOUS HIGE

小林さんとの出会い
俺がこの人(正確に言えば曲)を初めて知ったのは、忘れもしない中二の夏(7年前)、午前4時すぎのこと。あるFMの2時間番組のテーマ曲として小林靖宏さんの曲が使われていた。当時小林さんはまだ無名で(世間一般的には多分)、「こんないい曲を作る人が日本にもいるんだなぁ。」と鳥肌を立たせつつ感動したのを今でも鮮明に覚えてる。でも、番組のテーマ曲だったのでこの曲が誰の演奏なのかまったく分からず、そのまま半年が過ぎ去っていった。この頃の俺は「ラジオ局に電話をすれば演奏者が誰なのかすぐに分かるかも」ということなど考える由もない。なぜなら、何も知らない中坊だったから。
でも、とある週のこと(この番組は一週間同じアーティストの曲をひたすら紹介する番組だった)、俺は思いがけず彼の名を知ることになる。そう、ついに「彼自身の」曲が一週間紹介されることになったのだ。彼の名前がコールされた瞬間、俺は朝方4時にもかかわらず、「ぃよし!」と声を張り上げてしまった(何が「ぃよし!」だったのかは不明)。親が2階に上がってきたから少し焦ったけど。
まぁ名前も分かったんで、すぐに学校が終わってからレコード屋さんに走り、店先に並んでいたCDをつかんでレジに、そして急いで家に帰って聞いた。「これだ!ホントはこういう音楽を聴きたかったんだ!!」(←ちょっと大袈裟)うれしくてたまらんかったなぁ。それからはというと、昼飯を抜いて浮いた金でそれまでに出ていたすべての小林さんのCDを買い揃えましたとさ。惚れた(もちろん、音楽に、だけど)。
で、「何が小林さんの魅力なのか?」と言うと、これはもう買ってもらって実際に聞いてもらうほかに説明のしようがないのです。強いて自分の体験に基づいて言わせてもらえるんならば、俺はこう言うはず。「小林さんのCDを買うまでに聞いてたジャパニーズ・ポップスは、次の日から聞くのをやめた」って。まぁ、元々ジャパニーズ・ポップスは「みんなが聞いてるから」とか、「カラオケで何も歌えないとマジで困るから」というだけの理由でしか聞いてなかったから、聞かなくなるのは至極当然だったんだけどね(以来かぐや姫を聞くようになるまでの間、日本の音楽はまったく聞かなかった)。