| 〇旅行覚え書き
●ムパタ・サファリ・クラブについて ご存知日本資本のため、客は95%が日本人、若い女性の二人連れorカップル。スタッフは かなり日本語のできる人もあり、ほとんどの人が挨拶や簡単な単語は日本語を使ってくれる。 部屋はツアー申込時にはデラックスルームだったが、空きがあれば2人1日US100jで 変更可能。(パックツアーでは、4泊で1人48,000円といわれた。)敷地を歩いて各バンガローへ。 小さな灯りがついているので、夕食時や早朝サファリの時の移動は大丈夫。部屋番号は、 4、9、13などが抜いてあるところが日本らしい。 全体としては、“おもしろい”造り。デザイン的にも、内装・調度を含め、あるこだわりを持っている ことがよくわかるが、使いやすさの点からは非常に×。各室に2、3ヶ所ずつ、電灯のスイッチを それぞれ1ヶ所につき2、3個分ずつまとめてあるが、位置がバラバラかつ数が多いのでわかり づらく、ベッドに入ってから消し忘れのスイッチを探して部屋中を歩き回るハメになる。 (例えば、ベッドルームの室内灯と、ジャグジーへの出口、洗面所の入口で一ヶ所) また、 個室(洗面・トイレ)のスイッチは少し離れたところにあり、扉を閉めると点いていても光が漏れず、 わからない。スイッチのONとOFFの向きが普段日本で使っているものとは逆な気がする。そして、 ONの印がついていないので一層わかりづらい。 . すべての部屋の壁は天井に届いておらず、(部屋の中心がドームになっているため)すべての 部屋の音は、バンガローのどこにいても筒抜けである。トイレの音は、新婚カップルには辛かろう。 ソファは全部違う形のため、隣を見てうっかり自分も背をもたれようとすると、落ちたりする。 (実証済み!)クッションは硬めで、とても◎。引き出しが随所にあるが、たてつけが悪い。 部屋中にありすぎて、入れたところを忘れそう。クローゼットは小さく、ハンガーも少ない。 . シャワーブースは、ビジネスホテルにあるような60〜70pの円形で、見たときは機能的に 思ったが使うと狭く、カーテンが体にはりついて冷たい。(シャワーを使うと空気の流れで カーテンが内側に寄ってくる。)お湯が出るまでの時間が長く、その間冷たいシャワーから逃れる スペースがない。洗面所はボウルが2つ並んでいて、流行の贅沢タイプ。(というより無駄?) カランの形が ソーラーシステムで、かなり熱いお湯が出る。シェーバー用の110Vのコンセント(プラグも 日本の型)あり。バスルームには洗濯ロープなし。ただし、シャワーカーテンのレールには物が かけられる。私たちは、室内外にあるイスを使って、持参のロープを張った。 トイレは1and half、バスルームとは別に個室としてもう1つあり、贅沢! でも、朝同時に 使いたいという人は助かるだろう。 . リネンは1日2回、朝晩交換してくれて、とてもGood! プールにもバスタオルが用意されて いる。(プールの水はバリディ!)ベッドには、夕食の間に湯たんぽを仕込んで行ってくれるが、 夕方は石けん・シャンプーの類は補充されなかった。洗面所に用意されているのは、 石けん(2)、シャンプー、リンス、ボディーソープとタオル類。個室のトイレにも石けんが 置かれている。(タオルはない。) . ベッドサイドに、懐中電灯とティッシュペーパーもある。さらに枕元に、一人一日500ml相当 のミネラルウォーターがサービスされている。(このミネラルウォーターは、ラベルのどこを 読んでも、単に“田舎の清流”のみでどこの水なのか書かれていない。)ミニバーの中に同じ ものが冷えているので、随時これと交換して飲んだ。水は意外と飲まずに過ごせた。 (慶祐はビールで補給していた。)サファリも体感温度が低いので、持って行っても水を飲みたい と思うことがほとんどなかった。 . ジャグジーは、電気の通る間のみジャグジーで、あとは露天風呂。水温計があり、日本人 好みの42℃をさしていた。いつみても40℃以上だったが、一度夜の22:00頃入ったら38℃に なっていて、出てから寒くて困った。露天風呂として使うには、シャワーで体を洗ってから、 ぬれた体に水着をつけなければならないのが大変。そしてかなり塩素がきいているので、 出た後はまたシャワーを浴びないといけないので、つまるところかなり面倒くさい。結局二人とも 二、三度しか入らなかった。 . 加藤さんの話によると、ドクターもおり、加藤さんが日本の薬を各種持っているので、対応 しますとのこと。また、到着時に食事のアレルギーの有無を質問され、具合の悪いときは お粥もできるとのこと。(ただし、通常の食事に出てきた米はジャポニカ米ではなかったので、 これのお粥だとしたら…) . ギフトショップは、小さい。絵ハガキは種類も多いが、一枚60KSH(日本円で100円程度)も する。切手の80KSHと合わせ、アフリカの物価からみて割高感がある。(部屋にはレターセットは ある。)郵便も毎日出すのではなく、週2便の様子。水曜の夕方ハガキと切手をくれと言ったら、 切手は完売なので明朝来るようにと言われ、翌日書き上げたハガキを持っていくと、次は来週の 月曜日(私たちが日本に着く日だ。)に出しますとのこと。 . セーフティーボックスは、昔ながらのノートに書いて、フロントの係員とともに部屋に入り、 預かったキーで一緒に開け閉めするタイプ。早朝6:00のサファリ集合のとき開けたいと思った が、担当者がまだ来ていないとのことで開けられなかった。(=フロントは24時間ではない。) . “ベランダからサバンナが一望”との売りだが、いすに座ったりジャグジーに入ったりすると、 目隠しになっているまわりの木のために、一部しか見えない。立てば一望。しかし厳密に 言えば、このロッジはNRの中にあるわけではないので、目の前に広がるのは、ここの地主である マサイの、放牧場所である草原(もともとはサバンナだ。)というのが事実。ただし、その中に 野生動物がいるのも事実。(草食獣はマサイをガードとして利用している面がある。)朝焼けの 美しいベランダ、というのも、結局朝のサファリに行くと、見られない。夕焼けも同じ。 . 電気は、朝〜11:00と18:00〜23:00。(実際には20分位まで来た。)夕方部屋に戻ると、 全ての電灯が煌々とついてジャグジーがボコボコしており、もったいないと思った。 . 食事は少ししょっぱいが、おいしい。フレンチなのでかなり脂っこい。一回のコースにひとつの 食材(ex.キャベツ、豆)を違う料理(ex.スープとつけあわせ、とかサラダとメインなど)で 使い回すという感じのメニューになっていることが多い。つけあわせのじゃが芋、人参と いんげんは毎食で、ちょっと飽きた。デザートのソースもいつも同じものだった。デザート本体は、 日本よりかなり甘い。クリームはバタークリーム、スポンジやクレープなどはすこし小麦粉 練りすぎの感じがする。ウェイターさんたちはとても気さくで人なつこく、気分がよいが、 ほとんど毎食コースなので飲み物を注文する必要がある。飲み物は出てくるのが遅く、 オードブルがお預けになる。(その後の料理の運びは早い。)飲み物の伝票は、バーから 一日分の注文をまとめて夕食時に回されて来るのにサインする仕組み。飲んべえは大変だ。 毎食、クロスとナプキンを替え、ナプキンはおしゃれにたたまれている。天井はガラス張りの 部分があり、ランチは直射日光が当たって暑くて参った。(席は指定席。)ディナーには、 暖として炭がテーブル毎に置かれる。 . 帰りに、不要になった衣類をもらってもらえるかと訊いたところ、スタッフの奥さんなどにも とても喜ばれるので、直接本人に渡してもいいし、加藤さんに預けてもいいとのこと。 私たちは、下着も全部捨ててくるつもりで古いものを数ヶ月前からためておいた。しかし 出発直前に、ケニアに滞在した一家の本を読んだら、一家がケニアを離れるとき、穴のあいた 靴下一足でも使用人が喜んで持って帰った、という一節があったので、靴下などゴミ箱に 捨てて来はしたのだが、一応開げられてもいいように全部洗ってから、袋に入れて捨てた。 Tシャツ以上のものは、やはり洗ってクローゼットの中に入れ、“ありがとう。よかったら 使ってください。”とメモをして置いてきた。(ロストバゲッジの二人には、あくまで新品の Tシャツを渡し、その上のジャンパーとセーターだけお古でがまんしてもらった。) . ●シーズンについて ANAの事前説明会に参加したが、「サファリは何月がいいか」という質問が出た。 担当者は、「乾季は草がなくなるので動物が見やすい。しかし、数は少なくなるのと、 被写体として考えたときに、まわりが枯草色なので冴えない。雨季はバックは最高だし、 動物も多いが、草に隠れて見にくくなる。雨は夜降るので、ドライブには影響はない。」と 答えていた。ガイドブックの類を見ても、おおよそ同じようなことが書かれている。私たちが 現地へ行った感想としては、「およそベストシーズンだったのではないか」ということだ。 乾季の終わりということで、見はるかすサバンナに、素人の私たちですら2、3日すると 地平線の黒い影がアカシアであるか象であるか、何となく区別がつくようになった。 ドライバーさんより先に「右前方に象のファミリー!」と叫ぶのは、とっても気分がよいので、 車の中で皆競い合って行く手を見ていた。(もちろん、ドライバーさんには到底かなわない のだけれど。私たちが双眼鏡で「なんかガゼルの類」といっているうちに、デコボコ道を 慎重に進めているドライバーさんが“インパラ。”とかいってしまうのだから。)動物の数と 種類についても、生息数が他のどのNP・NRより多く、また車が自由に走り回って、 見つけた動物のすぐ近くまで行って存分に見ることができるのはマサイマラだけ、と 聞いていたとおりで、4泊滞在して十分堪能した気持ちだ。1回目のサファリで既にBig5の うち4種を見ることができたし、基本的に毎日同じドライバーさんが担当してくれるので、 毎回違う楽しみを求めて車を走らせてくれた。個体の数が少ないことについては、後半、 豪雨の中の動物たちは、同種・多種を問わず一ヶ所にかたまってじっとしていた。 ずぶぬれのじっと動かない動物が沢山いるのを見るより、大群ではなくても輝くような美しい 姿を日光のもとで見る方が、私はワクワクする。さらに、雨のときはかたまっている動物の ところまで、延々と何もいない道を走らなくてはならない。マサイマラの土質は、加藤さんに よると粘土質なのですぐ水があふれる、ということだったが、正にその通り、きちんと道として 作られているところも、轍がどんどん削られ、深いドロ沼になっていく。道の両脇は、流れの 速い小川になる。そんな中を、スタックしないように細心の注意力と運転技術でドライバー さんは車を進めてくれるのだが、当然ひどくゆれるので、乗っているだけの客の方もいつも 緊張して、筋肉もかなり使うことになる。一回当たりの移動できる距離がうんと短くなることも、 自明の理だ。忘れてはいけないのは、粘土質なので、今は降っていなくても、さっき雨が 降っていれば、この路面状態が残っているということ。最悪なのは、雨が上がっていなければ、 屋根から頭を出すこともできず、窓越しでは写真も難しいだろうこと。雨が時計を持っている 訳でなし、観光客がサファリに出る時間だけを雨が避けるという保証はないのだ。(逆に、 3時間のドライブ中がずっと雨、ということもないのかもしれない。)乾季だからといって 一面に茶色な訳ではない。野火のあとの新緑に佇むガゼルやシマウマは、本当に目のさめる ようなコントラストだった。雨季の真っ盛りを見ていないで評価するのは片手落ちであることは 重々承知している。理屈として気づいているだけでも、乾季は草食獣の仔もかなり大きくなって おり、初々しい赤ちゃんを見たいなら絶対に雨季だろうし、サバンナのお花畑も雨季だろう。 有名な川渡りのシーズンも、まったくずれている。朝晩がいちばん冷え込むのもこの時期と 聞いた。(だから蚊もいなかったのだろうか。一匹たりとも見なかった。)そういうことを 考えても、私たちの行ったシーズンはベストだったと信じている。ナイロビでは一本だけ ジャカランダが咲いているのを見たし、帰る頃にはローカルの人が“雨季に入ったのかも しれない”という雨も経験した。日本で一台のマイカーの洗車すら二の足をふんでいる 怠け者としては、あの凄まじい粘土汚れを毎朝晩きれいに落とすドライバーさんたちの苦労を 思うと、「雨季は不向きだ!」と声を大にして言いたくなってしまうのだった。 . ●サファリについて サファリカーは、割とゆったりしているが、屋根が閉まらないタイプの車があり、 ずっと風に当たりっ放しなので寒く、日が照ると暑くて逃げ場がない。相当体力を消耗する。 日焼けはものすごい。髪はバキバキ、乾燥して唇はひどくむけ、痛い。肌もかなりの ダメージだろう。前髪があっても、吹きっさらしなので、おでこの日焼け止めも必要。 慶祐は午前中1時間ベランダにいただけでまっ赤になった。慶祐も顔だけ(半ば強制して) 塗っておいて正解だった。うわさのホコリは、先行車がなければ、まずハクナマタタ。 カメラが壊れた、という人は5日間で聞かなかったし、慶祐も毎日手入れをしている風でも なかった。コンタクト(ソフト・一日使い捨てタイプ)で、不都合は一回もなかった。 (疲れているので、寝不足で入れるときにすこしシブシブした感じはあった。)ただし、 雨季の走りで、ホコリがおさまっていたのかもしれない。トイレは途中でいえばブッシュトイレ を利用できるが、ティッシュと手を拭くウェットティッシュは持っていって正解。ドライバーさんが トイレットぺーパーを持っていると聞いたが、そこまではネー。ティッシュはその場において くるので、同行の中に「水に流せる」というのを持っている人がいて、感心させられた。 飴や梅干しなども、無ければ無いで済むが、あると楽しくなった。必需品だと思ったのは、 紙とペン。そのときは「わーすごーい!かわいい〜!」で盛り上がるが後で 写真整理が 悲惨だ。恭子は、これだけ書いていても(旅行記の中に名前のあがっている動物は、 すべその場でかきとめたものだ。)まだ書いていない動物が写真のコマとコマの間に写って いたりした。あまり動物に興味のない人だったら、後で写真を見て「う〜ん、いたねえ。コレ。」 で終わってしまうだろう。もったいない。若年性痴呆で新しいこと覚えられない恭子は、 ジェイムスの歌うジャンボブアナの歌も、五線をひいて、書き留めました。 . 服装の面では、まず帽子。目深にかぶれる、テニス用のバイザーキャップを持っていけば よかった。恭子は、全方向をカバーしようと思って、広いつばが一周している帽子を持って いったが、他の人の視界を遮るし、座っても窓やシートにぶつかるので、これは失敗だった。 キャップがあれば、開きっ放しの屋根から入ってくる冷風から逃れることもでき、少々の雨でも 大丈夫だ。マサイ村ではライオンクラブも買える!?、重宝な一品(?)。最初からかぶって いけば荷物にもならない。ただし、飛ばないようにヒモをつける必要あり。 . 靴は、慶祐大失敗、恭子大正解。恭子はゴム底のエスパドリユを、サファリでも室内でも、 そして食事に行くのにも使用。慶祐は、ヒモとマジックテープでしばり上げるタイプの(登山靴 みたいな)スニーカーと、スポーツサンダルしか持っていかなかった。サファリでは、車の天井 から頭を出すのに、靴をぬいでシートに上がることがある。初日のサファリのようなトラブルや、 トイレのためにドロドロのサバンナを歩く不幸(幸運?)があるかもしれず、細かいパーツの ある靴や洗えない靴だと泣いてしまう。もう一つのサンダルについては、「目視できない何が いるかわからないので、地面に接するところは生身を避けること」という記述が、バックパッカー 御用達の某ガイドブックにあった。スリッポン万歳!帰りは、これもロッカーに置いてきた。 . 着るものは、「気温に合わせて重ね着で対応」という、やはりどのガイドブックにもある とおりなのだが、基本的には「寒い」と思って支度をしなくてはならない。冗談ではなく、 マフラーが欲しいと思ったときもある。何度もいうが、吹きさらしなので、乾いた風は意外と 冷たく、そして日光は強烈なので、恭子は午後のサファリの初めのうちを除いてはほとんど 長袖シャツ以上だった。暑がりの慶祐でも、フリースの裏のついたナイロンのジャンパーを 着用。(東京で、冬場でも雪の降らない日に着ているものだ。)このジャンパーは、写真を 撮らない間、カメラをくるんでおくのにも活用した。 . カメラは、慶祐はいろいろ持って行きたがったが、重量制限の問題と、出入国時のいらぬ トラブルを避けるため、一人一台ずつの計算で、300oと、恭子にも辛うじて扱えるフルオート のものを持っていった。できあがった写真を見ると、もっと大きなレンズがあれば…と 思うのも確かだが、(小鳥などは、300oでも豆粒だ。)初めてあの地に行き、初めて見る 自然、動物に心から感動するなら、カメラは一つで十分なのではないか。ホームビデオを 回している人もいたが、その労力(宿に帰ってからの準備を含めて)も考えると、テレビの 大写しに慣れた私たちには満足のいく映像となるだろうか…?(基本的に、動物は動かない。 そして、逆に人間は揺られっぱなしだ。)写真を撮る楽しさ、動画の楽しさもよくわかるし、 「直にこの目で見るのが一番」という主義には賛成しがたい、という人がいるのもわかるが、 事実からいって、一人で何台ものカメラ類を操るのは、ツアー(ホテルで組まれたサファリ) では無理だ。なぜなら、車は基本的に6人乗りなので、乗り合わせたすべての客の好奇心を 満たすようにドライバーさんは気を配って、飽きが来ないよう、いつも次の動物を求めて 無線で連絡し合っている。写真集やテレビ番組は、カメラマンが何日も車をチャーターして 手に入れた画像なのだ。慶祐が朝日の写真を撮りたくて、日の出のその数秒間を頼んで ドライバーさんに停めてもらったときも、同乗者にはひとこと詫びた。チーターやサイなど 大物に出会ったときは、慶祐が停車時間をフルに撮れるよう、恭子は頭を出さず、 窓を開けたところから覗いて見るなどの工夫もしたし、車と動物のポジションがよくない ときは、1枚ずつ写真を撮ると、同乗者同士で席を交替しあったりもした。 フィルムはISO400(10本)と800(13本)を用意し、結局300oで16本、フルオートは6本 (各36枚撮り)を使用した。 . 恭子は、片手にすっぽり納まる小さな双眼鏡にヒモをつけて首からぶら下げていった。 普段はウエストポーチに入れていたので全く邪魔にはならないが、動物まで数メートルと いう距離まで近づけるので、ほとんど使わなかった。それでも持っていたおかげで、象や ダチョウの口元を見て、何を食べているのかを観察したり、(象が丸い果実のなった草を 食べていたときは、同乗していた加藤さんが「えぇっ!?」と声を上げた。ウリの仲間だが、 とても苦いので象が食べるとは思っていなかったと言った。)動物のオスメスの区別をしたり、 (ウィリアムが、少し離れたところにキリンを見つけたとき、同行の関西の女の子が“オスか? メスか?”と訊いた。ウィリアムが、少し見て“メスだ。”と言うと、彼女らが“何でわかるの?”と 言わずもがなの質問をした。ウィリアムはちょっと笑って、“じゃ、あなた達には見えるのか?” と答えたが、二人は何か勘違いしたらしく、“見える、見える!”と大声で言うので、ウィリアム も困ってしまった。恭子は双眼鏡で見て、“ウィリアムに賛成。”と言ってから、二人に 日本語で説明したら、まっ赤になって黙ってしまった。)鳥を見るのにも活躍したので、 この選択は正解だった。 . 動物にあまり詳しくない慶祐のために、カラーの図鑑を持っていった。慶祐は移動中に 揺れる車内で見たり、恭子は動物のスワヒリ名を調べたり(スワヒリ語は、いろいろな場面で ローカルとの距離を縮め、その場の雰囲気を一瞬で和やかなものにした。)鳥類は英名も (ドライバーさんは、主な動物は日本語や日本でも通じる英語名で言ってくれるが、 鳥になるとダチョウ、ハゲワシ、ぐらいしか日本語で言ってくれない。)検索するのに役立った。 ただ、本も鳥はあまり載っていないので、ドライバーさんの言ったとおり(というより聞こえた とおり)のカタカナでメモしてきて、帰国後専門の本で調べた。 |