○持っていって良かったもの、失敗したもの、

  持っていけばよかったもの

●よかったもの

・メモ…旅行会社のくれた各種プリントの裏面を使用。=わざわざ用意する必要なし。

・防寒着…セーター、ジャンパー。私たちも、行くまではあんなに寒いとは信じていなかった。

・洗面器とロープ…洗濯用。洗面所の栓は少しゆるく、水をためても少しずつ抜けてしまった

 ので、本当に助かった。洗剤も持っていったが、水質のためか泡立ちが少なかった。

 洗浄力には問題なし。−−以上、慶祐担当。

・使いかけボールペン&100円ライター…お土産交換用。ボールペンは、献血のおまけとかの、

 しかも使いさしのものでも、1本は1本。家中からかき集めて袋に入れていった。ライターは、

 飛行機の持込は1人1個が原則だし、私たちはたばこを嗜まないので、余っても困るし、と

 思って100円ショップで2個組のを1つだけ買っていったが、向こうの人は今でも私たちが

 思っている以上に価値のあるものらしい。もっとポケットとかに分散して持っていけば、

 有力な交渉グッズになったはずだ。また、交渉グッズとしてはずれたものは、ヘアクリップ。

 その昔、ウッドビーズからツヤのあるガラスビーズが好まれるようになった歴史を考え、

 ラメの入った小さいプラスチックのピンが(3袋で100円と安かったせいもある)人気になるの

 では?と思い、沢山持っていった。女性陣は輝きに興味を持ったようだが、酋長が出てきて

 “マサイは髪が短いからそんなモンはいらん。”と押し返してきた。“服につけてもキレイよ。

 と彼の毛布につけてあげたが、“もっといいものは持っていないのか?”と人のカバンを覗き

 こんで、まったく相手にされなかった。

・正露丸と胃薬、風邪薬…普段からお腹が弱く、正露丸と胃薬をデザートのように使用している

 慶祐には、精神的な支えとして何より心強かったのではないか。それでも、前半1/3は

 服まずに過ごしていた。恭子も出発前に医者へ行き、薬の相談をしたが、偏頭痛で通っている

 内科では偏頭痛の予防薬を規定量(恭子は普段、ひどいときでも半量で服んでいる)でフルに

 2週間分と、発作時の鎮痛薬を(出発の前日に厚生労働省の認可が下りたばかりという

 特効薬で、まだ高かった。)3錠だけ処方してくれ、乾燥に弱い(高原で一泊すると、翌朝

 あくびした瞬間に鼻血が出る人だ。)ので耳鼻科に行くと、「では、風邪薬と抗生物質も1週間

 分出しておきましょう。」と処方してくれた。他に、以前歯科でもらっていた鎮痛剤、虫さされ用

 にお気に入りのゲルを2本持っていったが、これらは幸いなことに手つかずで持って帰った。

 偏頭痛を語ると、またこの倍くらいのページが必要になるが、恭子の偏頭痛は、日光が

 引き金になることが多く、先生も心配してくださったが、予防薬をいつもの量服んでいたおかげ

 か、全く何ともなかった。アフリカに住もうかなぁ。

・USドル現金(少額紙幣)…三食付きのパックでも、毎食の飲み物に結構使う。(ここが

 クラブメッドと違うところだ。)田舎に少額紙幣は常識、ここでまた出てくるのが三井住友銀行。

 会社の近くの支店で、新宿の外貨両替センターのことを教えてくれたので、会社帰りに飛び

 込んだ。とりあえず、現金はUS500ドルと考えていた。案内係のおじさんが、「プリパックが

 便利ですよ。」と勧めてくれたが、500ドルのパックは50ドル札が6枚も入っているので、

 100ドルのパックを5つもらえるよう、伝票を書いてもらった。ところが、窓口で渡されたのは

 「500」と書いた一包みで、窓口のお姉さんが「開封して枚数を確認してください。」と言うので、

 恭子はなんとなくヘンだなぁ、と思いつつハサミを入れ、袋に書いてあるとおりの枚数を確認

 して店を出てしまった。20m程歩いて、1ドル札が50枚くらいあった方がいいよな、50ドル札

 を一枚細かくしてもらおう、と思って店に戻った。さっきのおじさんにその旨を話したが、

 ドル→ドルの両替はできないと言われ、もう一枚伝票を書いて、50ドルを1ドル紙幣で、と

 指定して新たに購入した。閉店のシャッターに追われるように店を出て、また20mのところで、

 最初に渡されたパックが間違っていたことに気づいたが、どうせ戻ってももう入れないし、

 まぁ腐るものでもないしいいか、とあきらめた。(その後連絡もしていないので、きっと行内の

 処理に困っただろうなぁ。)どうも今回は三井住友銀行と相性の悪い恭子だったが、このことを

 通して ≪お金の管理に気をつけなさい、確認しなさい≫ということだと思い、(だからナイロビ

 でKSHS10に固執したのだ。)そのおかげで何のトラブルもなく、帰ることができた。さらに、

 結局あちこちの支払いを米ドルでしたので、現金として持っていったドルは、わずかを残して

 使い切ってしまった。

・予備の大型バッグ(ナイロン・布)と錠…返す返すも15kgの重量制限が頭にあり、慶祐が

 買ったハードケースも小型のものだったので、帰りの荷物整理を考えて、運動部の高校生が

 遠征に行くときのようなバッグを計3個(2個は荷物の中に入れて)、持っていった。行きは

 ひとつに衣類を詰めて、機内持込にするつもりでいたが、出発の時からすでに二人とも

 かなり疲れていたので、オモチャのようなナンバー錠ひとつつけて、預けてしまった。この

 バッグは布製だし、期待に反してANAの人はなにもカバーをつけてくれなかったし(去年、

 チャチな皮のトランクをANAの国内線に預けたときは、ビニールをかぶせ、ガムテープで

 留めて、さらにトレーに乗せられてターンテーブルを流れてきたので、「さすが、日本の

 エアラインは細やかだ!」と感心していた。)、何といっても乗り継ぎが多いので、どうなっても

 仕方がないな、と思って預けたのだが、ビックリ、無傷、無汚れで出てきた。(むしろ、

 ハードケースの方があちこちぶつけ、こすった跡があった。)そこで、複数の方のHPで、

 帰りの荷物(ハードケース)のカギが壊されていた、中身が荒らされていた、と書かれて

 いたので少し不安ではあったが、帰りは洗濯物や民芸品を中心にバッグに詰め、同じように

 して預けたら、なぜかナンバーが変わってはいたが、中身は無事だった。(例え減って

 いても気づかない程度のものだった。)荷物は意外と壊れ物が多く、他の2つのバッグは

 手荷物として、木彫りの大切なお土産で一袋、カメラ類を一つにまとめて一袋、で背負って

 歩かねばならなかった。事前に「長旅なので、なるべく繊細な木彫りなどは買わない

 ように…」とアドバイスされていたのにもかかわらず、やはり欲しくなってしまうので、

 それなら心配しながら免税店の手提げを3つも4つも持って歩くより、タオルを入れた

 ショルダーバッグを用意していてよかった。錠は、“ホテル内の安全のため”と思って

 持っていったが、その目的では全く使用しなかった。荷物を預けるために使うのなら、

 もっと大きい物の方が視覚効果があったと思うが、むしろあまりにも無防備で、X線で

 見てもシワクチャの衣類ばかりなので大丈夫だったのだろうか。

・『アウト・オブ・アフリカ』(本『アフリカの日々』または映画『愛と哀しみの果て』) を見ておく

 …カレン・ブリクセン博物館のおもしろさが全く違うと思う。例えば、寝室に置かれた

 きたならしい(!)ランタンは、カレンが不義の恋人(彼女は夫の不倫に愛想をつかして

 ここに根ざすことを決めたはずだが、自分にだってちゃんと恋人がいるのだ!)が通ってくる

 とき、それを置く位置でカレンの夫の在宅・不在が邸の下の道からでもわかるように二人で

 示し合わせた、その実物だったりする。

 ストーリー自体も、アフリカの大自然を美しく描写していて、おもしろかった。博物館に、

 各国で出版されている本の実物も展示されている。

  ちなみに、こちらの方が有名と思われる『野生のエルザ』は、現地では著者とその家族、

 行動などすべてが快く思われていないと言う。私は直接現地の人から聞いたわけではない

 ので詳細は書かぬが、一言で言うと偽善者の白人優位思想が見え隠れする、ということか。

 .

●不要だったもの

・辞書(英和/和英)…ボキャブラリーが豊富だから。ならよいが、事実は逆で、辞書が

 必要なほど、高度な会話はしないできない。重い(思い)だけだった。今日はうまいね、どうも。

・電卓…円、ドル、シリングの換算率までメモリーに入れていったのだが、そんなに使うほど

 ショッピングをしなかった。この時の目安は「シリングを1.5倍すると円」とガイドさんは言って

 いたが、換算レートからいって、1.7倍くらいの感覚だった。それくらいの暗算なら、購入を

 迷っている風な顔をしてできる。しかし、後で気づいたのだが、USドルで支払いをすると、

 現地通貨をドルに直して計算し、お釣りの端数をまた現地通貨に計算し直してコインを出す

 ので、かなり割高になっていた。コインが貯まってしまうので、言われたより1ドル少なく出し、

 手元のコインを出して“これしかない”という作戦の方が、電卓叩き続けるよりよさそうだ。

・電子蚊取り&虫除けスプレー…精神的な問題から、毎日・毎回、つけて歩いたが、

 結果として蚊には一度もお目にかからなかった。アンジェラは電子蚊取りは効果が薄いと

 言っていた。車内にツェツェバエ(および他のサシバエ)が入ってきたこともあったが、奴らも

 人より動物の方を好むとのことだった。…でも、やっぱり次回も持っていくだろう。

・多量のティッシュ&ウエットティッシュ、タオル…ポケットに入っている分だけで十分だった。

 (部屋にはボックスティッシュもあった。いざとなれば、個包装のマキガミがトイレに2つ、

 予備として置いてあった。)これも、帰りは“もらってください”とロッカーへ。

・サングラス…普段、メガネをし慣れないので窓や双眼鏡にぶつけて、かえって邪魔になった。

・魔法瓶と食糧(フリーズドライのお粥、ヌードルおよびスナック類、スポーツドリンク粉末)

 …心配していた体調を壊すことが全くなかったので、帰りにどこにしまったか探すほどだった。

 もし使うことになっていたとしても、部屋にはガラスのタンブラーしかなかったので、不便した

 だろう。そして、食事の量がボリュームたっぷりなので、口寂しくて日本の味を…と思う

 余裕もなかった。

・マスク…ホコリ対策に必要と聞いていたが、こんなものは誰もしていないし、ホコリもさほど

 でない。機内の乾燥対策としては大変有効だと思うが、実行したらたちまち不審人物に

 なってしまう。

・機内用枕とフットレスト…ANAはエコノミーでもフットレストがある。だいぶ毛玉はあるが、

 毛布もあって暖かい。エミレーツは、ヘッドレストが3つに分かれていて、頭を左右から

 支えるように調節できるのでパーフェクト。フットレストもある。(ただし、壊れているのが

 あった。)エミレーツのひざ掛けは、かぎ針編みのようなニットで、ま四角なのでちょっと

 使いづらかった。携帯用スリッパも、機内では一フライトが短い(7時間程度)なので、

 使わなかったが、ホテルの室内で使った。(慶祐のみ。恭子は、床がピカピカの石だった

 ので、はだしだった。)

・本類(パズルの雑誌)…機内や、乗り継ぎの待ち時間に使うかと思ったが、24時間効く

 強力な酔い止めを服んでいたので、そういう面倒は一切したくなかった。滞在中も、活字

 (マンガも持っていったけれど、それも含めて)を見たいとは全然思わなかった。わずか

 二、三冊でも、荷物を減らすため、ホテルの図書館に寄贈してきた。(女性週刊誌とか、

 およそ図書館にふさわしくないものが山積みになっていた。)

 .

●ほしかったもの

・ドライヤー…夜髪を洗うと寒い。(髪を洗わなくても、寒い。)→恭子は昼シャンにした。

・三脚…サファリで動物の写真を撮ることしか考えていなかった。…せっかくこの間

 小さいの買ったのに…。

●持っていったが、ねらいのはずれたもの

・水着(ワンピース)…@体型 A日焼け を考えてワンピースにしたが、ビキニに

 するべきだった。(forジャグジー)

・リンスインシャンプー…二人で共用して、ちょうど1本、という見込みで行ったが、

 (タヒチの時はこれが大正解)アフリカの太陽と風は手強かった。きちんとしたリンス、

 できればトリートメントがないと、ロングの恭子でなくても大変な状態に。

 .

●事前の情報(ガイドブック・HP)と違っていたもの

・ジョモ・ケニヤッタ空港に到着したら、売店で値札をチェック(その後の値段交渉の

 基準にするため)…到着したところに、売店はなかった。飛行機から降りるときにちょっと

 トラブってしまい、他の乗客がみんないなくなってしまった通路を、初め間違った方に

 行ってしまってまた戻ったので、結果的に到着ロビーは全部見た。考えてみたら、

 免税店その他があるのは、出国手続きの後なので、空港周辺の売店、の意か?

・事前にVISA取得の要…入国審査場の入口に、遊撃の係員がいて、VISAの有無を

 チェックして、ない人には親切に教えていた。VISAの発給も早い(日本人じゃなかったけど)。

 入国審査の方が混んでおり、列の最後尾になった私たちは、その係員に導かれて、

 誰も申請する人のいなくなったVISA発給窓口で入国審査を受けた。VISAの記入見本

 (日本語の解説つき)はHPで手に入るし、目黒まで二度行くのが難しい人は、当日でも

 大丈夫そうだ。

・生水、生野菜…蛇口の水で歯を磨き、プールにも入った。サラダも食べた。それでも、

 超腹弱の慶祐でも、どれが原因と思われるトラブルはなかった。(旅行に行くと必ず

 悩まされる、神経性の便秘とガス腹のみ。)飲み水としてのみ、ミネラルウォーターを用いた。

 「乳製品がアブない」的な表現を見たので、お茶に出てくるミルクに疑心暗鬼の思いだったが、

 デザートのアイスクリームを含めて、全くハクナマタタ。

 ちなみに、イコニによるとこの牛乳は、マサイのコブ牛のミルクではなく、国内の普通の

 農業地帯で生産される、ホルスタインのミルクとのこと。(「遊牧民族」マサイのコブ牛や、

 三色のヤギ、ヤギとシッポだけ違う羊を見てきたので、この国の家畜はみんなこれかと

 思ったら、普通の家畜もいるそうだ。マサイの畜産物は、マサイだけで自家消費するとの

 こと。道理で、マサイを「酪農家」とは言わないわけだ。)

 氷には出会うチャンスがなかったのでわからない。やや話がそれるが、ケニアではビールは

 冷やすと体に悪いと信じられているので、“バリディ”をつけて注文しないとぬるいビールが

 来る、という情報があったが、日本人客には言わなくても冷たいビールを出していたようだ。

 慶祐はわざわざ“バリディ”をつけるものだから、回りのテーブルには主要ブランド「タスカー

 ビール」があるのに、ここだけは「ピルスナーアイス」というのを持ってきていた。しかし、

 「ク〜〜〜ッ!!」という冷たさには、ついぞ巡り会わなかった。自家発電が(最も暑い)日中

 切れてしまうのだから、仕方がないか。