18.「私達のドライブコース」
朝6時30分起床。7時朝食。8時50分にダラーレンタカーの人がホテルまで迎えに来てくれるので、それまで朝の散歩を楽しむ。せっかちな私達は40分頃にフロントに行って待っていたら、45分に迎えの車が来て出発。9時にレンタカー屋に着いた。
私達が利用したのは、「楽々パック」という一回分の給油付きで朝の9時から翌日9時までの24時間コース。料金はもう振り込んであるので鍵を受け取り、車に向かった。
車種はよく分からないけれどセダンで、色はダークグリーン。オープンカーではない。 彼はオープンカーを借りたかったみたいだったけれど、いかにもっていう感じでやめた。 緊張した私は車に乗る前にトイレに行きたくなり、レンタカー屋の近くの教会でトイレを借りた。神父さんは何かあったのかと私の顔を見てびっくりした様子だった。
ハナウマ湾とラニカイ・ビーチを見たかったので、そこをメインにホノルルから海沿いの72号線をずっと走るコースを考えた。
ダイヤモンドヘッドはやめて、まずハナウマ湾を目指して行くことにする。
でも、道に迷ってなぜかダイヤモンドヘッドの周りをぐるりと一周してしまった。
その後ハナウマ湾へ。ハナウマとはハワイ語で「曲がった湾」という意味らしい。ここは広い駐車場があって、駐車料金を支払って歩いて見に行く。乗用車や観光バスがたくさん停まっていた。

ハナウマ湾
ハナウマ湾から5分位車で行くとハロナ潮吹き穴がある。ここも観光名所らしく人がたくさんいたが、潮が吹くまでしばらくの間、どれが潮吹き穴なのか分からなかった。海は青くどこも眺めがいい。黒い棒が立っている所じゃないかと彼が言って、しばらく待っていると潮が吹いた。タイミング良くデジカメで撮ることができた。寄せては引いての波の動きとは違っていて、本当に潮を吹いていて見事だった。

潮吹き穴
そのまましばらく走り、カイルアで右折して61号線に入る。それから住宅街に入って迷いながら行くと、カイルア・ビーチ・パークに着いた。このビーチの隣に、地続きでラニカイ・ビーチがあるらしい。とてもきれいなビーチだった。この時点で11時30分。 地図上ではこの隣の奥がラニカイ・ビーチなので車で行くと、すぐに「RANIKAI」という石碑があったのでどんどん道なりに車を走らせる。すると一方通行の標識があり、山に登るような感じで住宅街に入ってしまう。ぐるりと一周するような感じで、最後にはまた一方通行の標識がある最初の場所に戻って来てしまった。
おかしいなあと言いながら3回グルグルまわった後、もしかしたらカイルア・ビーチから歩いてでないと行けないのかも。と思いもう一度カイルア・ビーチに戻って砂浜から歩いてラニカイの方に行こうとした。でも、途中で砂浜は途切れていて行くことができない。 彼はどうしてもラニカイ・ビーチに行きたいらしく、こうなったら道路を歩いて行こうということになり、私達は坂道を登って行った。誰かいたら道を尋ねようと思って歩いて行くと、向こうから男の人が一人歩いてやって来た。服装からして地元の人みたいだったので「エックスキューズミー」と声をかけた。私達がカメラを持っていたからかその人は「OK〜。君達の言いたいことは分かるよ。写真を撮って欲しいんだね?」と言って手を差し出した。「ノ〜。ラニカイ・ビーチまで車でどうやって行くのか教えて下さい」と伝えて行き方を教えてもらった。その後彼と顔を見合わせて「写真も撮って下さい」と言うと「OK〜。君は今、写真を撮って欲しくなったんだね」と笑って写真を撮ってくれた。
ラニカイ・ビーチへはさっきの一方通行の所を道なりに走ってぐるりとまわった後、右手にある住宅の間に何カ所かビーチに行く小道がある。車では入れないので車は路肩にでも停めておけばよい。
お礼を言って早速車で行く。本当に出入り口は何の標識もないし、家と家との狭い間で注意して見ないと見落としてしまう。ラニカイ・ビーチとカイルア・ビーチは続いているので、美しい景色は同じだった。全米で人気ナンバー1(本当かな?)らしいが、ラニカイ・ビーチはこぢんまりとしていて、感じが良い。なんだかプライベートビーチみたいだった。人もほとんどいない。
ラニカイ・ビーチに着いたのが12時30分。カイルア・ビーチとこんなに近いのに、1時間近くも分からずウロウロとしていたことになる。


ラニカイ・ビーチ

ラニカイ・ビーチへの小道
ビーチを出て昼食を食べる。今日は「ロコ・モコ」を食べようと決めていたので、途中にあった適当な店に入りそれを注文する。1人4ドル99セント。
ロコ・モコはハワイのプレートランチのひとつで、ハワイ版ハンバーグ丼。同じ皿にご飯とサラダとハンバーグと目玉焼きがのっている。ハンバーグに茶色いトロッとしたタレがかけてあるが、八宝菜にかけてあるタレの味がする。ハンバーグにはデミグラソースという感覚だったので、なんだかやさしい不思議な味だった。でもおいしかった。日本に戻ってからも自分で作って食べたりした。
今度はパリ・ハイウエイを通ってカメハメハ大王の最後の決戦地ヌアヌ・パリ展望台に行く。標識を見落とし、迷いながら何とか到着した。ここも観光バスが2、3台停まっていた。ここは1795年にあった決戦で何千人もの兵士が落命した崖らしい。




カメハメハ大王最後の決戦地
カメハメハ4世の妻にエマ女王という人がいて、その人が19世紀半ばに使っていた夏の別荘、エマ女王夏の宮殿に行ってみることにする。地図ではそのままパリハ・ハイウエイを西に向かって進むとある。でも小さな標識がひとつあったきりで見落とし、また迷ってしまう。
やっと見つけて到着したのが15時頃。入場料を払い客間や調度品を見学する。その当時のピアノがあり、自由に弾くことができたのちょっとポロポロと音を鳴らして遊んだ。 見学をしてから、まだ15時30分頃だったので、これからどうしようかということになった。できれば私はもうレンタカー屋に車を返しに行きたかったけれども、まだ早いよと言われたので、半分冗談でハワイ大学と言ってみた。

エマ女王夏の宮殿
でも、ああ、言わなきゃ良かった。彼は真剣にハワイ大学目指してガンガンと車を走らせた。車にも慣れてきたとか言って。グルグル迷って、車に乗っていてとてもこわい。
本当はドールのパイナップル畑に行きたかったけれど、それは言わなくって良かった。 ハワイ大学の正門を見てから、無事にレンタカー屋に車を返して、歩いてホテルまで戻った。彼はこれでハワイは完璧だなんて言っている。ああこわかった。
