3.「馬子にも衣裳!の衣裳の手配」
私達の場合、「バレンタインデーに式を挙げる!」というコンセプトなのでまずは教会を決めなければならない。旅行会社からもらってきたパンフレットに載っている教会のなかから、第三希望まで三つ選んで挙式可能かどうか旅行会社に手配をしてもらう。場所は
ホノルル。また、教会を選ぶ際に私は、一.冷房完備であること 二.二人だけなのであまり大きな教会でないこと 三.料金 の、大体この三点を基準にした。
パンフレットに載っている教会は約二十ぐらいあり、海が見える教会、ステンドグラスが美しい教会、バージンロードが長い教会、など料金も種類も色々ある。基本プランには大体どの教会でもリムジンでの送迎は付いているが、花嫁のヘアーとメイクはオプションで申し込まないといけない。
第一希望の教会はワイキキから車で約十五分。収容人数約150名、バージンロード12メートル。私達は基本プラン(衣裳なし)の74,000円。
衣裳持ち込みとはいっても、実際に日本から衣裳を持っていったのではない。海外に支店を持つ日本のウエディング会社で衣裳を合わせ、同じデザイン、サイズのものを現地の会社でレンタルするというシステム。これだとレンタル料金は日本で事前に支払っておくことができるし、ハワイでの時間が節約できる。何しろ日本で衣裳合わせが終わっているから安心できる。
ハワイで式を一ヶ月後に挙げるので、衣裳をレンタルしたいのだけどどうすればいいのかということなど、まずアポなしで一月中旬の日曜日、直接ウエディング会社に説明を聞きに行った。その日は挙式の場所と教会名を聞かれた。そしてウエディングドレスの見本の写真を見て大体どんなドレスがいいのか、自分の希望のドレスのイメージを伝え、一週間後にドレスの衣裳合わせをすることになった。
一週間後の衣裳合わせでは、写真を見て気に入った三着のドレスを試着した。
私は体が大きいので、サイズは11号のを用意してもらったのだが、どれもブカブカだった。ドレスはどうやら大きいめに作ってあるらしく9号でちょうどよく、7号で体にピタッとくる感じだった。体にピタッとしたドレスの方がシルエットがきれいにでるらしいが、万が一太ったらこわいので9号にした。9号は人気サイズで、現地には三着中一着しか残っていないらしいので、ドレスはすぐに決まってしまった。
シンプルなショートベールと手袋、パールのネックレスとイヤリングと靴はドレスと一緒にレンタルができて料金の中に含まれている。ただもっと凝ったロングベールや手袋、アクセサリーなどにしたかったらそれは自分で用意するか、買わなければならない。店ではレンタルできず、お買いあげになる。貸してくれたらいいのになあと思い、値段がとても高いし、きりがないので買わない。
ドレスを着たまま今度は彼の衣裳合わせを座って見学。彼がシャツを着ている姿を見て大笑いをしてしまった。シャツといっても首まわりを合わせるだけなので、袖はなく、襟と前身ごろの部分だけしかない金太郎さんの前かけ状態なのだ。
タキシードは白、黒、グレーの三色あり黒だと暑そうなのでグレーに。タキシードの白色はよほど若くないと似合わない色なんだなあと見ていて思った。
お互いに衣裳を着たところで、写真を撮ったり撮ってもらったりした。
こんなに早く御衣裳合わせが終わったお客さんは初めてです。などと店員さんに言われながら手続きをする。
明細は私の方がドレス、ベール、ネックレス、イヤリング、手袋、靴の料金が12万8千円。それとドレス用の下着は買わなくてはいけないので、それが30,030円。彼の方はジャケット、パンツ、ベスト、シャツ、タイ、シューズ、カフス、チーフ、手袋の料金が5万8千円。二人の合計216,030円。手付金2人分2万円を先に払って、残りは後日振り込む。
「これで式を挙げることができるね」と話しながら、なんだか楽しい気分で家に帰った。

