8.「インチキな”海が一応見える部屋”」

 13時になったのでチェックインをした。スーツケースは先に部屋に運ばれている。フロントは広く、同時に10名位ずつチェックインはできるが、それでも人が多くてごったがえしている。私達は大きな荷物(衣裳)を持っていたのだけれど、部屋まで荷物は運んでもらえなかった。
 部屋はタワーの31階。3138号室。「海が見える部屋」という注文をしたので楽しみにしていたのだけれど、部屋に入ってからがっかりしてしまった。
 窓からは街と道路しか見えない。ラナイ(ベランダ)に出て左を向いて見ると、遙か遠くに青い海の端っこが少し見えるだけ。
 「こんなの、インチキじゃん」と私は不満。でも文句を言ったって、すでに先程のベッドの件で部屋が満室で部屋の変更は不可能だということは分かっている。
 部屋の床もブヨブヨしたところがあり、老朽化している。20年位前は高級ホテルだったんだろうなという趣だ。
 彼は「安いツアーで来たんだから仕方ないよ」と言っているが、私は「ちぇっ、インチキじゃんかよ」っていう感じ。
  部屋のことでブツブツ言ってても仕方ないのでDFS(免税店)へ行ってみることにする。ツアーデスクで貰った無料タクシー券を使って行く。
 フロントロータリーで、タクシーを探してウロウロとしていたら、ホテルのおじさんが白いリムジンを呼んだ。私達はタクシーだとばかり思っていたのでびっくりしたが、愛想のいい運転手さんできちんとDFSまで送ってくれた。
 DFSへは入場する際に、バーコードのついたカードに名前を書かされ、それをチェックされる。DFSに来る時はそのカードがないと入場できない。帰りのDFS〜各ホテル経由の無料バスもそのカードがないと乗車できない。DFSではお土産のムームーやアロハシャツ、Tシャツなどを買った。周辺のお店を散策して、一度トロリーバスでホテルに戻ってから17時頃、近くのステーキハウス(ファミリーレストランみたいなカジュアルなお店)で、厚さ5センチ位あるステーキを食べた。日本で狂牛病騒ぎが出て以来、私達は牛肉は一切食べていない。だからまあ、ハワイでたくさん牛肉を食べておこうというわけなのだ。
 部屋に戻ったのが19時頃。もう眠くて眠くてたまらない。なんとか洗濯、入浴を済ませて21時頃に就寝。



本当は、部屋からこんな景色を期待していたのに