02年 東京→大阪 <プロローグ>

 <プロローグ> 押入れからもう着なくなったトレーナーをひっぱり出し


 「東京でなにするん?」友人はそう尋ねた。私が次の盆休みに自転車で東京へ行くと言ったからだ。
 こういうことを訊かれると私はいつも説明に苦しむ。実のところ東京へ行っても別になにをする予定もないのだ。目的があって東京へ行くのではなく、東京へ行くこと自体が目的なのだ。それも自転車で。
しかし、そのことを話しても大抵の人は納得してくれない。「新幹線で行ったらええやん」とさえ言われたこともある。
 今回は連休の初日、早朝4時に出発を予定していたので、金曜日会社から帰ってからゴソゴソと夜12時過ぎくらいまでかかって準備をした。




「看板作戦」
 以前から私にはひとつ試してみたいと思っていたことがあった。それは自転車の後ろに看板をつけて走るというもの。追い抜いていく車、そして私が追い抜いていった歩行者などに「私は今、旅をしています」と訴える看板だ。
 自転車旅をしているとよく知らない人に声をかけられる。「どこまで行くの?」「がんばってね」などと。それがおもしろくて、たまらなく好きなのだ。それならばこっちからもっとアピールをしようということでこの看板作戦を思いついた。

 出発の前日、仕事から帰った私は押入れからもう着なくなったトレーナーをひっぱり出し、四角く切ったダンボールにボンドで貼り付け、マジックでデカデカと「大阪→東京」と書いた。しかしそれだけでは何か物足りないので、もう少し大阪っぽさを加えようと「いきまっせ2002」と付け加えた。
(右の写真参照)
一番下に書いてある「クリティカル・マス大阪」というのは私が参加している自転車普及活動のようなもの。(くわしくはこちら

さて、看板の効果やいかに!?
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