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彼のおかげで、私はポルトガルを嫌いにならずにすんだ。いや、それどころかだんだん好きになっていった。 「バス・トイレ共同が25ユーロ、部屋についてるのが30ユーロよ。どうする?」前宿セランディアでは、狭いシャワーと○○○トイレに辟易したので、5ユーロくらいならいいか、と思い、バス・トイレ付きの部屋にした。「部屋を見る?」ドアを開けてもらい、中に入ると、少々狭く、窓も小さいのが1つしかないが、白地に花模様のすてきなベッド、ナイトテーブル、ワードローブなどが並んでいる。木の床はピカピカに磨き上げられ、バスルームも清潔である。わーい。濡れた衣服を乾かし、一息ついたあと、まだ6時なので、町の散策に出かけることにした。フロントのおばさんにおすすめのレストランを尋ねると、「A Chouppenaがいいわよ」と教えてくれた。なるほど、見つかるといいなあ。
さっきまでの土砂降りがうそのようである。いろいろ探検したくて、うろうろ歩いてみる。宿の向かいには、とっても怪しい雰囲気のアンティークショップが一軒。2匹の子猫がいつもおじさんの周りをちょろちょろしていて可愛い。レストランは意外なほど早く見つかった。しかし、お客の姿が見えるのにドアが開かない。???とりあえずまた来ようと思い、散策を続ける。小さな孫と、なにやら話しているおばあちゃん、杖をつきながら歩くおじいさん。丸い窓やくねっとしたバルコニー。風がひんやりしてきて気持ち良い。
いったん宿に戻り、上着と傘を持って再び外へ。レストラン、今度は開いているようだ。ドアを開けると「1名様ですか?こちらへ・・・」案内されたのは、今まで違う店だと思っていたカウンター席のスペース。なんだ、奥でつながってたんだ!カウンター内には眼鏡をかけた、どこかで見たことがあるような(何となく日本人っぽい)おじさんが一人。英語のメニューがあるので分かりやすいが、魚の名前などは英語でも分からない。どうしようかなーと迷ったあげく、”エビのケバブ”にした。”ケバブ”が何だったかうろ覚えだったが、しばらくして、頭つきのエビが串刺しにされてど〜んと出てきた。最初は頭だけ外し、ナイフとフォークでお上品に食べていたが、 「このまま全部食べたらお腹こわすんじゃ・・・」と思い始め、思い切って手で殻をむいて食べ始めた。薄い黄色のソース、レモン汁かと思ってかけていたが、全然酸っぱくならない。あ・・・オリーブオイルだったのか。
まわりはおじさん、おじいさんがほとんど。独身なのか、奥さんが料理を作ってくれないのか・・・。第一、おばさんや若者は・・・?謎である。??全部食べきれるか心配だったが、完食!魚介類なら量が多くてもいけそうである。やっぱり次はデザートが欲しい。私は冷蔵庫に入っているティラミスのような物を指し、リクエスト。と、出てきたのは市販のアイスであった。おじさん、ごめんなさい、そうとは知らず・・・。
(3日目 エヴォラ→モンサラーシュ)
12:00にはここを出なければならない。私はまだモンサラーシュ行きを迷っていた。往復タクシーだと、好きな時間に来てもらえるけど、かなり高くつく。じゃあ、行きがバス、帰りタクシーは?安いけど、モンサラーシュにタクシー乗り場なんてあるのか?帰りの交通手段がなくなったりしたら、たまったものではない。え-い、タクシーにしてしまえ!! |