2000年.夏

*別府の旅日記*



地図です。

    

『ホテルに着くまで...』


山口を朝早く出て、電車に揺られ約2時間半、別府大学駅に着いた。電車の中で、別府市内に入るやいなや温泉のニオイがしてビックリした。窓からは、あちこちの山から湯煙が立ち篭めているのが見えて、さすが温泉王国!と思った。今日泊まるところは、別府地獄めぐりにとても近いホテルにした。前もって予約をした際に、駅まで迎えが来てくれるという事だったので、私達は駅に着いたと同時にホテルに電話をし、迎えを頼んだ。
15分程経って、駅の駐車場に青い旗を持った陽気なおじさんが、なにやら人を捜しているのに気が付いた。そういえば電話をした際に、「分からなかったら困るので、迎えに青い旗を持たせておきます。」と言っていたことを思い出し、慌てて陽気なおじさんのところに走っていった。

よく見ると、駐車場の至る所で、旗を持っている人がいるではないか。


皆それぞれどこかのホテルのお迎えさんなのだろうか?幸い青旗はそのおじさんのみで助かった。それにしても、別府のホテルはどこもかしこも迎え付きなんて、なんてサービスがいいのだろうかと感動してしまった。実は聞くところによれば、別府の街はホテルが多く迷いやすいからだとか...。それでなくても私は極度の方向オンチなので、迎えがあって本当に良かったと心から思う。
ホテルに着いて部屋に入った時、ようやく到着!って気分になった。みんな自分の重い荷物を置いて、テーブルにあった茶と茶菓子で一息ついた。旅行は始まったばかりなのにもう疲れたと連発している友達を見て、この調子じゃ先が思いやられるなぁと思った...。
    

『地獄めぐり〜その1.金の蛇??』


ホテルに着いてすっかり昼寝モードの自分達をお互い叩き起こす私達。というのは、今日一番の目的としていた地獄めぐりが17:00までということを、ホテルの人に聞いて始めて知ったからである。もたもたしていると8地獄すべて行けなくなるおそれがあるからだ。時間とか場所とかの調べは曖昧のくせに、計画はなんとしても実現しようとする横着な私達である。
出る前にホテルの人に、ココから一番遠くにある地獄を教えてもらった。というのは、帰りの方が疲れているのに、最後が遠いところだったら、歩くのに大変だから。こういう所はしっかりしているのだ。 結果、竜巻地獄から行くことになった。なんでも、竜巻地獄と血の池地獄は、他の地獄と少し離れていて、バスで行かないと難しい距離にあるからだ。と、いうことで、竜巻→血の池→残りの地獄→海地獄のルートに決定!早速バスを求めて歩き出した。
バス停に着いた私達。しかし、バスはなんとたった今出たばかりらしい。なんという運の悪さ×次がかなり待たなくては行けなかったので、しかたなしにすぐ近くのタクシー乗り場に行き、タクシーで行きは行く事にした。
タクシーのおっちゃんはまたまた陽気な人だ。自分達が観光で来たと伝えると、それならばといろいろ観光スポットを話してくれた。そして、その話の中に、金の蛇がいるという神社があるらしい。「見てみたい」と言うと、すぐ近くだからと言って行く事になってしまった。
着いた先はいかにも!って所にあり、いかにも!って感じの建物があった。そして、早速その金の蛇を見ようとしたらなんと、見るだけなのに金を取るらしい。幾らかよく覚えていないが、なんとも有り難い蛇だから、タダでは罰が当たると言う。私達は渋々金を払い、こうなりゃとことん見てやろうじゃないか!と、神社の案内の人の後ろをピッタリと着いていった。結果、本当に“見るだけ”だった。確かに金色の蛇だけど、別にだからなんだ?って気さえなってしまった。悔しくて、せめて記念にと写真を撮ってやった。そしたら、案内のおじさんが、

「あ、写真はダメって書いてあるよ。罰が当たるから」


と言った。結局罰が当たったのなら、金を払わなければ良かった。
    

『地獄めぐり〜その2.それぞれに見どころ満載』


神社を後にした私達は、とにかくもうまっすぐに地獄を目指す事に決めた。そして、ようやく最初の地獄、竜巻地獄についた。いよいよ、地獄めぐりの始まりである。地獄はさっきも言ったように、全部で8つだ。本当はもう1つ、かなり離れた場所に坊主地獄というのがあるのだけど、そこはパスにした。1つ抜きにしても充分楽しめるし、時間も余裕がなかったからだ。
地獄はどれもこれも実に面白かった。
竜巻地獄は、25分〜30分毎に噴出する間欠泉がすごく勢いがあって、キモチよかった。
血の池地獄は、池一面が赤色で、まさに!って感じが良かった。お土産コーナーもあった。
鬼山地獄は、ワニがたくさんいたり、バナナが栽培されていたりと、ジャングルっぽくて良かった。
金竜地獄は、別府1の湧出量。蒸気の吸収サービスがある、有り難い地獄だった。
白池地獄は、噴出時は無色透明なのに、後に青白色に変わる池があって、不思議だった。
かまど地獄は、タバコの煙りを温泉に吹きかけると、蒸気が巻きあがって、びっくりした。
山地獄は、世界各国の動物を飼育していた。
海地獄は、マリンブルーのとっても美しく広い海で、本当に綺麗だった。
メチャメチャ歩いて、メチャメチャ疲れたけれど、行って良かった。本当に全部行けて良かった。ただ、地獄めぐりといえば、別府観光の定番スポットのはずなのに、バスが少ないし、時間もルーズだったのはちょっと痛い。
ヘトヘトに疲れて、ホテルを歩く3人。道の至る所から、温泉の煙りが出ているのが、『ア〜早く温泉に入りたい』と思うキモチをさらに掻き立てているのだ。その前にまず、御飯だけどね。


←もどる 次へ→