最終日。2002/03/19 「ダイジョウブゥ。」
〜その2〜
ご飯も食べなあかん。もう行かないと。もうバイバイの時間。
ワデやクロコダイル、その他のスタッフに握手をしてお礼を言ってバイバイ。
レストランに戻り、最後の食事。
いつもメニューの少ないナイトマーケットに行っていたためか、決まらない・・・。
あたしはSWEET&SOUR FISHにした。
ここでも思う。誰が作ったんかな?ワヤンかな?おいしいよ〜。
みんなそれぞれきれいに食べた。
食事終了後、1時間くらい時間があったけど、全く会話も弾むことなく、みんながぼんやり。
あたしは無意識に涙がポロポロ流れていた。
泣く姿を見るや否や、客寄せをしているアユやカデ、ニンジャが慰めてくれる。
「すう!Don't cry!」と言って流れた涙をポイって捨てるしぐさをする。これはバリでよくやるみたい。
お迎えの時間は21:30。何もしなくても時間は経つ。もうガイドさんは待っている。
先にチェックだけ済ましておく。
時間ギリギリまで待って「行こうか。」ってみんなに言う。
席を立った瞬間、3人が来る。
ニンジャはあたしの手を取り、ずっとなでてくれる。
そして「ダイジョウブゥ。ダイジョウブゥ。すう、ダイジョウブゥ。」
今まででいちばんあったかい「ダイジョウブゥ」やね。今日はそう言って欲しかったよ。
アユとカデはしばらく抱きしめてくれた。
「淋しいね。気を付けてね。また来るね。メール書くね。ダイジョウブ。」を
繰り返し、繰り返し言ってくれた。
アユは涙を流してくれた。
セーフティボックスに行って預けたお金とパスポートを取る。
これですべてやることはなくなった。もう空港へ行く時間。
もう流れる涙をぬぐうこともせず、しんみりガイドさんのもとへ行く、、、はずだった。
しかし目の前にはクロコダイル。。。ムードぶち壊しだよ、あんた。(ー"ー )
まぁ、あたしたちが食事中、フロントの中で(君はバーテンだ。)セキュリティと一緒に
こっちをずっと見てたのは知っていた。
クロコダイル、なぜかネコバススマイル。そして出た言葉は「帰るのー?」
ほんまに、このしんみりいい感じのお別れシーンを台無しにしやがって。はぁ。
なんか、あたしに近づいてくる。怖いよぉ。何かと思えばオレンジの紙切れを手渡される。
何かと思えば、自分の連絡先を書いたメモ。「手紙、ここ、書く、ね。」
あまりの勢いに、あっけにとられたけど、「はいはい。」と言っておいた。
あとでよく見たら、オレンジの紙を名刺サイズに線を引いて切った形跡があった。
意外とマメらしい。ありがとう。記念に持って帰るよ。
もうあたしたちから出る言葉は、「ありがとう。」しかなくなった。
いろいろ体験して、いろんなもの食べて、いろんな所に行ったけど、
やっぱりいちばん嬉しかったのは、こうやって涙が出るくらいに別れがたい友達ができたことかなぁ。
無機質な空港にはすぐ着いた。到着後着替える。日本へ帰る準備。
日本帰国の現実を受け止めるしかなかった。
長い待ち時間を何とか乗り越え、機内に乗り、離陸。
その瞬間、やっと止まったはずの涙がまたあふれ出てきた。もうぬぐうのも嫌になる。
落ち着いて少し寝たけど、次目覚めた時、涙が乾いて目がカピカピになって痛かった。
やっぱりちゃんと拭いて寝ればよかった、と反省。
行きはあんなに長かった7時間。帰りは早かった。すぐ関空だ。
寒い日本に帰ってきたよ〜。。。
あたしは日本が嫌いなわけじゃない。好き。バリで一生暮らしたいわけでもない。
どうして好きなのかも分からない。誰を想ってあんなに涙を流したのかも分からない。
今回の旅であたしがどうしてこんなにバリが好きか分かるかな?と思っていた。
でも結局謎は謎のまま迷宮入りした。でもそれでもいいと思う。
いろんな人に出会い、バリ人の温かく優しい笑顔に触れ、澄んだ瞳の子供たちに会えた。
しばらくは日本人らしく必死に働いてみたりして、また愛すべきみんなに会いに行きたい。
そう思う。
あたしが一方的に決めたバリの旅に付き合ってくれたりんりん、みきちゃん、あいちゃんに
深く感謝します。
みんなと行けたからこそ、こんなにいい旅になったと思う。大好き。
たびのおはなしはおわりです。
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