5日目。2002/12/22  「婚約。」



夕べ早く寝たせいか、早くに目が覚めた。
6:00。
早すぎる。
働き者のお母さんよりも早かったようだ。
まだ誰も起きてない。
もちろんみきちゃんもゆうこちゃんもまだ無防備な顔をして眠っている。

ふと窓の外を見た。
ふと窓の外の下の方を見た。
すると、くんとぺこちゃんが横たわっている。

(*・0・*) えー!!!
だいじょうぶ??

夕べあれから唄い疲れて家に帰らずここで寝ちゃったの?
さ、寒くない?
しかもタイルの上って、、、痛いでしょう?
寝ぼけ眼で目にしたその光景にはかなりビックリしたけど、
寒そうでもなく、2人ともすやすや眠っているし、
そのまま黙っておいた。

7:00頃まで夢と現実を行ったり来たりしていた。
すると気付けばお母さんが活動を開始していた。
きれい好きのお母さんはせっせとお掃除をしていた。
ほうきでお掃除をする音が、ロンボクの朝をいっそうさわやかにしていた。

気にかかっていた、くんとぺこちゃんは姿を消していた。
おうちに帰ったのかな?
朝帰り、か。(ΦωΦ)
ふふ

あたしも起きるか・・・と、体を起こして顔を洗った。
お2人さんが目覚めるまで、ボーっと外を眺めていた。
子供たちの楽しそうな姿をひっそり見つめていた(「・・) 。(怖)

着替えも済ませてから、朝ごはんまでの間、さんちにいたくんと遊んでいた。
くんもかわいいけれど、同年代のくんも負けず劣らずかわいかった。
ほかにも数人のちびっこたちがいた。
ハーレム(⌒^⌒)b
なーんてかわいいんでしょう♪

ちびっこたちが連れ立って遊びに行ったというのに、くんはひとり遊び。
あれあれ?淋しそうだね?
おばちゃんが遊んであげようか?
地味に2人で遊んでいた時に、あたしはこう言った。
くん!17歳になったら結婚してね。
くんったら、恥ずかしいのね?ノーコメントやった。
年の差なんて気にしないからねー。
プロポーズはインドネシア語でどういうのかしら?

朝ごはんはカンクンと、アヤムと、とうもろこしを揚げたもの。
今日も何も文句のつけようのないおいしさ。
朝からこんなにもりもり食べることって普段ないから、あたしの胃もさぞかしビックリしているでしょう。

ごはんの後、みんなで写真を撮った。
もうお別れだね。

さんをはじめ、優しくて温かい家族の人たちは、
見ず知らずのあたしたちを快く受け入れ、二晩もお泊りさせてくれた。
あたしたちが『極貧』と言いすぎたばっかりに
いやいや、ウソでは決してないけれど
それにしても連発してしまったばっかりに、
みんなに余計な心配をおかけしてしまった。
さんはこう言った。
「二晩うちに泊まって浮いたお金で、帰りは飛行機を使いなね。」
船にあたしたち3人だけで乗るのは、危険だから。
そ、それほど危ないのか。。。
そこまで気を遣わせることになるなんて、あたしはほんまに言い過ぎた、と思った。

みんなにとても自然に、優しくしてもらって、あたしたちはほんまに幸せやった。
嬉しかった。
ホームステイをしにロンボクに来た、という感じ。
青い海を見たことよりも、
白い砂を見たことよりも、
ここのおうちに来れたことが何よりも幸せに思う。

何の遠慮もせず、しかも何のお礼もできず、
申し訳ない気持ちでいっぱい。
みんなの迷惑にならなかったかなぁ。
嫌な思いをさせなかったかなぁ。
あたしたちはほんまに、胸がいっぱい。(ノ_<。)

ずっとずっと笑っていてくれたお母さんにも握手をし、お別れ。
ほんまにどうもありがとう。
どうか、どうか変わらずにお元気で。

さっき婚約したくんともしばらくのお別れか。
車まで送ってくれた。
どさくさにまぎれて、おばちゃんは手を出してみたら
彼はあたしの手を取ってくれた。
きっとこれがさっきのプロポーズの答えなのね。
えぇ、そうに違いない。
するとあたしとさんは遠い親戚になるのか。
ふむふむ。

さんファミリーとその親戚の方々に空港まで送ってもらった。
最後の最後まで、ほんまにごめんなさいですぅ。。。
一生忘れません。いや、大げさじゃなくて。
さん、ほんまにどうもありがとう。

みんなとバイバイして、11:00の飛行機に乗った。
デンパサール行き。
20人乗りくらいかなぁ。
でも乗ったのはあたしたち3人以外には、2人。
あれ?ご、5人かいな?

乗り込む前に飛行機の前でアホっぽく記念撮影なんかしてたら、
パイロットさんにちょっと呆れられた。
ごめん、ってば。

乗るとすぐに缶ジュースをくれた。
そして配り終えたお姉さんはさっさと降り、飛び立った。
あれ?ご一緒しないの??

約30分間、揺れることもほとんどなく、レンボンガン島、プニダ島を見下ろし、
青い海に吸い込まれているかのように、窓ガラスに張り付いていた。
やっぱり海は青かった。
空から見る小さな島はまた格別。

あっという間にバリに到着。
飛行機って早いね。

今日から3泊は別のホテルに泊まる。
一応予約はしてある。心配やけど。
安い安いホテルやけど、いつものホテルよりも格段美しい。
お部屋もお風呂も美しい。

チェックインをし、部屋に入ろうかと思えば、ただいまクリーニング中で、しばらく待ちぼうけ。
フロントの人お掃除の人。まぁ、なんて大変なんでしょう。

部屋に入るや否や、あたしたちは交代でアライグマのごとくたまった洗濯をした。
ごしごしごしごし。
ここは陽も当たるし、風も通る。
Tシャツだってすぐ乾きそう。

洗濯も終え、ボサっと1時間ほど過ごしたところで活動再開。
「カフェに行こう!」
あてもなくレギャンを北上する。
暑い中のお散歩だ。

途中、テロの現場も通った。
TVで見たあの現場。
花輪が置かれていて、きつい日差しの中、一瞬立ち尽くしてしまった。
無惨な姿に変わり果てたこの銀行の前で、あたしは友達に電話をした。
その公衆電話なんてもうない。
眉間にしわを寄せながら、ゆっくりと歩いた。

建物の姿がないその隣りでは、普通に営業しているお店。
あの一瞬の出来事で、運命が真っ二つに分かれたんだ。
ギュッと心臓を掴まれたような、じんわりこみ上げるものがあったけど、
顔を上げて、先を歩く2人のあとを追った。
道を舗装する人たち。
「頑張ってね。」って日本語で言ってみたら
きっと言葉は通じなかったと思うけど、気持ちは分かってもらえたのか、
無邪気に笑って見せてくれた。

ここまで来たならカフェモカに行こうか、ということになり、
そこまで頑張って歩いていく。
歩く。歩く。歩く。
1時間40分くらいかかったかな。
こないだよりもひとつ年をとり、もうムリかと思われたけど、あたしもまだイケル。
カフェモカで、昼食でもなく、夕食でもない、まさに間食のケーキを食べた。
何をするわけでもなく、まったりと過ごした。
この店、絶対にねらいは日本人じゃなく、欧米人だ。
だって、このテーブルのいす、高すぎる。(足ぶらぶら)
トイレの鏡だってあたし、映らないもん。(T-T)

これでもか、というほど居座ったあと、ようやく重い腰を上げた。
レギャンを南下していると、細い道をクタビーチの方に入り込んだところに人だかり。
ミーハーなあたしたちは行ってみることにした。
そこには広場があり、綱引き大会をしていた。
隅のほうでは、袋に入ってピョンピョン飛ぶレースもあった。
しばらくそこで人間観察。
いえ、ちびっこ観察。
しかし、あたしたちも大概観察されていた。
200人くらいはいたかな、もっといたのかな。
そこに日本人は3人だけ。
無理はないか。

綱引きでよくあれだけ盛り上がれるなぁ。感心する。
なんて平和なの。
平和だよ、ここは。

ここではゆでたまごを頬張るぼうや、とっても美しい少女、
ロナウドにされているぼうや、ほっぺがおちそうな少女、
たくさんたくさん、かわいい小人ちゃんに会えた。
来て良かった―♪

時間もいい頃になり、ビーチでサンセットでも見ようか、ということになった。
18:00をまわり、レギャン通りから
プラバグースタルナ通りに入った。
このまままっすぐ行くとうまい具合にビーチに行ける。
しかし、初めて通ったこの道は、思いのほかくねくねとムダに曲がりくねっていた。
あれ?微妙に北上してるし。
そこでぶつかったのはジャヤカルタホテル
サヌールのバリハイアットでは宿泊してなくても楽勝ですり抜けられた。
それをいいことに、今回も挑戦。
「いい?ジャヤカルタな顔で行くよ!」
『少しお金持ってるわよ顔』で侵入しようとしたら、即止められた。
セキュリティに
「どうしました?」
完全に怪しまれている。
「えっと・・・。ビ、ビーチに行きたいの。。。」
だめだ。ばらしちゃったよ。
すると
「あっちの道から行くんだよ。」やって。
あぁ。。。やっぱり通り抜け禁止ぃ?
ちぇ。

ケーキのカロリーもかなり消費できたと思われるほどの遠回りをし、ビーチに到着!
しかしながら、太陽に下にはどっかりと雲が居座り、どう歪んで沈んでも
きれいには見えそうになかった。
お天気はいいのにな。

ビーチは予想以上にたくさんの人でにぎわっていた。
いやはや、良かった。
今回の旅でいちばんたくさんの人を見た瞬間。
でもよく見ると、彼らは観光客ではなく、現地の人
気付いたことでちょっぴり淋しくなった。
ビーチでサッカーをするバリの少年たち。
何もなかったかのような、この平和な空間。

太陽もすっかり落ちてしまい、暗くなりかけたので、またレギャンに戻る。
元来た道はくねくねして嫌やし、また別の道から帰る。
パドマバリホテルに到着した。
懲りずにまた『パドマバリ顔』で侵入を試みた。
今回は前の宿泊客に紛れ込んでみた。

しかし、宿泊客は四方八方に分かれ、ポツンと残された3人。
あらま。
どうするよ?
思いっきり迷子じゃないの。
うろうろうろうろさまよって、ようやくレセプションを発見。
レセプションまで来ればこっちのもんだ。へっへーんだ┐(  ̄ー ̄)┌
無事レギャンまで戻った。

「帰りは奮発してタクシーに乗ろうね。」
って決めていたので、優雅にタクシーに乗って屋台へ向かった。
今日はまた別のお店に入った。
となりの兄ちゃんが、エスチャンプルを食べていた。
みきちゃんとゆうこちゃんは無理らしいけど、
あたしはおそらく、間違いなくだいじょうぶやし、今回帰るまでに食べてみようと思う。

帰りに久々にアルコールを手にし、初めて泊まるホテルに帰った。
友達のいるホテルへ、お酒持参で行ってみたけれど、
お友達は誰もいなかった。
ワデも。洗濯ボーイも。ついでにクロコも。(←いたら困る。)
でも相変わらず勤務時間なのにスタッフはプールサイドのテーブルに集まって
TVを見ていた。
その中に見覚えのある男。

「もしかして・・・セキュリティ??
あの、無表情の、やる気のない、でもあたしたちの中でかなり高得点を取っているセキュリティ?
するとセキュリティったら、
「そう。ひさしぶりね。きたの?」やって。
なんですか、その感情のこもってない言い方は。(-"-;)
「覚えてるの??」って聞くと
セ:「オボエテルよー。前は3人で来たでしょ??」

す:「4人ですが。」

誰を忘れてるんだ?

す:「髪長いね。伸ばしてるの?」
セ:「うん。長いの好き。かっこいい。」
す:「自分で言うなよ。。。あたしは短い方がかっこいいと思うけど?」
セ:「長いの、かっこいい!(-_-)b 」

あっそ。

す:「なんで私服なん?セキュリティのユニフォームじゃないから分からんかったよぉ。」
セ:「セキュリティじゃないよ。」

は?セキュリティやん、あんた。
わけわからんヽ(~〜~ )ノ

とりあえず今日のところは帰るわ。
部屋で3人で飲むとするわ。

2:00におやすみ。





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