1999年の夏休み、私達はタイへ3泊4日で旅行した。タイにはバックパックで安く旅行する若者が多いが、私達は休みも短期間で、しかも今回がはじめてのタイなので、合理的に観光スポットを廻れるツアー旅行にした。3泊4日でもタイ旅行には短い方だ。タイへはキャセイパシフィック航空で。キャセイパシフィックはなんとも快適だ。エコノミーでもモニターが内蔵されていて、ゲームもできる。フライト中退屈する事はない。

 

タイ(ドンムアン空港)に17時半到着。そのまま古典舞踊を鑑賞するため“サラタイと呼ばれるタイ料理のレストランへ。初めてのタイで、初めてのタイ料理。最初に一口食べたときは、お世辞にも美味しいとは言えなかった。複雑なテイストが入り混じっている。だが一口食べれば食べるほどくせになる味だ。私が一番感動したのはタイのフルーツだ。何を食べても甘くてみずみずしい。フルーツ好きの私には天国だ。タイ料理を食べた後でも平気でパクパクといける。食べ過ぎて糖尿には気をつけないとね。
タイ舞踊も、私にとってはとても新鮮だった。踊っている女性達は、自分達の手のひらを軟体動物のようにそり返し、独特な音楽と伝統的な豪華衣装で舞っている。踊りも大事だが、手のひらがどれくらい綺麗にそり返るかが重要らしい。だからタイの女性達は、小さい頃から手のひらを柔らかくして曲げやすくする訓練をしているとか、いないとか?

 

 

タイ舞踊とタイ料理

食後、私達は夜のバンコクの街へ。その日はちょうど女王陛下の誕生日で国民の祝日だった。国民はこの日を皆でお祝いする。街には女王陛下の写真パネルがあちこちにと飾られ、イルミネーションが華やいでなんとも賑やかだ。日本ではちょっと考えられない。

街の雰囲気を楽しんだ後、私達はホテルへ。ホテルへはトゥクトゥクと呼ばれる超激安タクシーを使う。タクシーと言っても車ではない。小型の自動三輪車だ。乗り心地はあまりよくないし、かなりスリリングだ。風を顔面にもろに浴び、しゃべる事もままならない。一種のアトラクションのようなものだ。でもこれが蒸し暑い夜に気持ちよい風で心地よく、またタイ人の日常を知るいい経験となった。

 

トゥクトゥクのおじさん

 

【2日目】
私達は観光へと出掛けた。暁の寺(ワットアルン)・エメラルド寺院・王宮などへ。まずチャオプラヤー川を渡し船で渡る。対岸にはすで寺院が見えている。豪華絢爛としか表現する言葉は見つからない。日本の金閣寺などは足元にも及ばない。ある種異様な雰囲気が漂っている。タイの人々は信心深くこれらの寺院にかなり積極的にお布施をするらしい。そのおかげでこの寺院たちはその豪華さを維持できるのだ。同じ仏教の国でも大違いだ。でもやはり日本人の感覚としては、趣がある(いとをかし)方がそれっぽく感じちゃうのは私だけでしょうか?

王宮  暁の寺 

 エメラルド寺院

お昼からアユタヤという街へ。
途中、山田長政がいた日本人町跡を経由(そこでドリアン饅頭なるものをGET)。アユタヤはかつての王朝の首都(古都)だ。アユタヤには有名な遺跡があり、夜になるとライトアップされる。ライトアップの前に遺跡を散策していると、突然辺りが暗くなった。スコールだ。8月のタイは、雨季真っ只中!激しいスコールは当分降り続き、私達はライトアップされた遺跡を見ることも、写真を撮る事もできなかった。(残念)しかし幸運な事に、この後一度も雨は降らなかった。

 

 

【3日目】
私達はダムナンサドアック水上マーケットへ。マーケットにはモーター付きの小さな船で行く。30分ほどの小クルーズだ。川のほとりには一般の民家が立ち並ぶ。民家の人々は、この川で洗濯をしたり、食べ物を洗ったりしているらしい。家の庭先ならぬ川先(?)には船を収容するドッグ(?)がある。船は彼らの生活の足なのだ。かなり原始的なドッグだが、周りの景色にマッチしてとても魅力的な風景だ。

 

 

水上マーケットに到着してこれからお買い物?と思ったらやはりここは観光マーケット。外国人観光客がいっぱいで、水上の上は船で大渋滞。前に進む事もできず、船同士がぶつかりまくっている。私達の船のガイドは現地の若い男の子。とても短気なようで何やら他の船のガイドに怒鳴っている。ケンカでも始まりそうな勢いだ。結局私たちは満足に買い物もできず地上へと。もちろん地上にも大きなマーケットがあるから、そちらでお買い物。なんと言ってもタイは物価が安い。信じられないくらいの値段だ。スパイスも豊富で激安。見たこともないフルーツなどが山積みとなっている。

 

 

 

マーケット自体あまり衛生的とは言えないが、私たちは記念にドリアンを購入。生まれて初めてのドリアン。ものすごく甘い、甘すぎるくらいだ。それににおいも私には耐えられない。食べるにはかなりの苦痛だ。一方彼は美味しいと言ってぺろりと食べた。信じられない・・納豆も食べられない彼が・・不思議だ。まぁ珍しくてここでしか食べられないようなフルーツは、試してみる価値あり。美味しいか否かは別としてね。

 

その後、私たちはローズガーデンへ。ローズガーデンは一種の大型レジャーランドだ。私たちはここでまず昼食。この旅で食事時には必ずといって良いほど、トムヤムクンとタイカレーが出てくる。トロピカルフルーツも同様だ。私はタイ料理の大ファンになった。レストランを出る際、私たちはバナナをゲット。食べるためじゃなくてこの後のお楽しみ。

食後私たちはタイの古典芸能ショーの会場へ。芸能ショーは私の中であまり記憶にはないが、隣にいた外国人観光客親子(欧米人)が、かなりエキサイトしてたのを覚えている。その後場所を変えて象の曲芸ショーへ。これは私もエキサイト。象がこんなに頭のいい動物とは思ってもいなかった。そして私たちは象にのった。ここでさっきのバナナが登場。象の背中の上でバックからバナナを取り出すと、象の長い鼻が私達の方に向かってきて、パクリ。なんで私達がバナナを持っているのが分かったのか・・・?それは今でも疑問だ。


 

 

3日目最後の夜は日本にもある有名なタイスキの店コカレストランで夕食。テーブルには鍋奉行(?)ならぬ店のウエイトレスが1人つき、順番に材料を入れ食べ頃になると引き上げ、皿へと盛ってくれる。至れり尽せりだ。
ホテルへ帰って私たちは再び夜の街へ。屋台が立ち並び音楽がなり響いている。
さすがにおなかはいっぱいで食べる気にはならないが、あまり衛生的ではないので、
日本人のデリケートな胃には屋台料理は合わないといわれているらしい・・・。

 

【4日目】
飛行場でお金(小銭)を使い切るため、コンビニへ。安いドライフルーツを見つけた私は即購入。がこれがまずい事まずい事!最後の最後で大失態をおかしてしまった私。でもタイはまだまだ見所がたくさんある国なのでまたゆっくりと、あの異国情緒とタイ料理を味わいたいものだ。

 

TOP(トップへ)