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| ウエルバ |
| Huelva ウエルバ |
| ウエルバ-大西洋に面した街。コロンブスをアメリカへと送り出した街として歴史に残る。街はOdiel川とTinto川の河口にある閑静なこじんまりとした街である。目に付く建築物といえば、La
Concepcion教会とムデハル様式のSan Pedro教会だ。San Pedro教会の塔からは街が一望できる。街の中心はPlaza
de Las Monjas、明るい陽射しの中で緑の木陰が心地よい広場だ。公立博物館にはVazquez
Diasの絵画が展示されている。Casa de Colon(コロンブス記念館)は近代的な建築でコンファレンスセンターとなっている。Odiel川の河口には新大陸の発見を称えた、アメリカ人彫刻家Gertrudis
V. Witney作(1929)の巨大なモニュメントが建っている。 ウエルバの街がアメリカ大陸発見に大きく関わっているのは有名である。1484年当時無名のコロンブスが疲労困憊の体でLa Rabida修道院に辿りついた。Huelvaの街からは8Kmの位置にある。ゴシック-ムデハル様式の小さな修道院だ。ここでコロンブスはその後の彼の人生を変えた人間、Juan Perezに出会う。当時は斬新だった「地球は丸い、黄金の国伝説」をとうとうとペレスに訴え、ついにはペレスがカトリック両王の援助を取りつけるに至った。コロンブスの航海を可能にしたのはここLa Rabidaでの出会いであったのだ。1492年8月3日ウエルバから25キロほど離れた港町Palos de la Fronteraから船団は旅発った。 もう一つの見所としては、この町から遠くないMogueにはSanta Clara修道院がある。新大陸アメリカ発見時代のものでゴシック-ムデハル様式の素晴らしい建築だ。その芸術的価値も非常に評価が高い。他にはSan Francisco教会や、劇場に改築されたCorpus Christi旧病院、アンダルシアのネオ・クラッシック様式の典型で建築された市庁舎、教会にそびえる塔がSevillaのヒラルダを思わせるNuestra Senora de la Granada教会などがある。この町は「ロバのプラテロ」の作者であるJuan Ramon Jimenezが生まれた町でもある。その生家(Casa Museo Zenobia-Juan Ramon)とMuseo de J Ramon Jimenezでは作家の歴史を充分に知ることが出来る。 |
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| Aracena and Sierra Morena ウエルバの山間部 |
| ウエルバの内陸部はSierra Morenaの山間部と重なる。美しい絵に描いたような白い村の風景や、田舎の教会や今も残る城砦建築、松やコルク樫、クリの木がしげる緑の森、自然の空気を満喫できる地域である。このエリアの中心となるのがAracenaと呼ばれる町である。畏敬の念を抱かずにはいられないTemplarの城、敷地内には13世紀の教会が隣接し、そばにはスペインでも屈指の洞窟に数えられるGruta
de las Maravillas。ここでは1500メートルに渡って洞窟が広がっている。 この近隣の町Fuenteheriodosを中心としたエリアは、世界で最高のハモンを生産する地域である。一度食したら病み付きになるこの味-「ハムのコカイン」と呼ぶ友人もいたが、確かにいいものは味が違う。近くを訪れた際はぜひお試しいただきたい。 |
| La Costa ウエルバの海岸部 |
| ウエルバの沿岸部は大西洋に面して伸びている。白砂の美しいビーチだ。コスタエリアでは例外にもれず、ホテル等の宿泊施設が整い、バカンスで訪れる観光客が絶えない。とりわけ大西洋岸ではヨット、サーフィン、ウィンドサーフィンなどのマリンスポーツがさかんである。昔の小さな漁村の雰囲気を残した町がいくつもある。Isla Cristinaなどはその代表的なものであるが、のんびり滞在するには最高の場所ではなかろうか。 |
| Donana ドニャーニャ国立公園 |
| ウエルバの南東部に広がる、ヨーロッパの動物達の楽園。グアダルキビル川の河口の湿原地帯だ。面積にして50.720ヘクタール、周囲には84.200ヘクタールの保護地域が取り囲んでいる。この地域の特殊性、つまり湿地帯、湖、砂丘地帯、が人間の定住を許さなかったため、手付かずの自然が長い間生き長らえることが出来た。生息動物の種類とその数、植生、湿地帯の貴重な生態系、動く砂丘、野鳥の種の豊富さなどが評価され、ユネスコから世界遺産の指定を受けている。 この楽園には、毎年150種の渡り鳥がやってくる。ドニャーニャは北ヨーロッパとアフリカ大陸の間の重要な休憩ポイントであるばかりでなく、こうした渡り鳥の営巣の地でもある。春の訪れとともに、新たに生を受けたヒナ達が巣立ちに向かって活発に動き回り、この時期のドニャーニャは非常に賑やかである。また哺乳類では28種が観察されており、いのしし、鹿、かわうそ、ジャコウネコ、狐などが繁殖している。さらに17種の爬虫類、9種の両生類、8種の魚類が生息動物として数えられている。そしてドニャーニャはイベリア山猫などの絶滅に瀕した種の隠れ家でもある。イベリア山猫は同じく公園内に生息する、マングースやインペリアル・イーグルと並んでヨーロッパ大陸では貴重な品種である。通常40.000羽の水鳥、150.000羽のアヒル、ガン、ガチョウ、白鳥などの種がこの温暖な地で越冬をする。この国立公園の風景として、サギ・ヘラサギの大群、フラミンゴのコロニーは世界的に有名である。 公園内の植物もまた特殊である。丘陵部にはヒース、ローズマリー、タイム、ラベンダー、コルク樫、砂丘のそばには松、こうした松林が鳥達の営巣に利用される。砂丘はさらさらの白砂、砂丘は海からの風を受け終始その姿を変える。ここでは面白い現象が起きる。砂が松林にまで侵入すると砂は松を囲い込み、堆積する。時間とともにこの砂は松の木の高さにまで達し、最後は松の木をすっぽり飲みこんでしまう。いずれこうして立ち枯れた松の木が一部地上に顔を出し、「十字架地帯」と呼ばれる。 さて、このドニャーナ国立公園を観光するには、El Acebucheのメイン到着センターより四輪駆動車でのガイド付きのツアーが午前、午後の2回出ている。 |
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