成田→ロンドン・ヒースロー
ロンドン→マンチェスター
前回の日記に書いたとおりのルートで今回も上陸。手馴れたものでなんの疑いもなく事が進むと思ったときが一番危ない、とは承知していたのだけど・・・。
成田空港はすごい混雑。格安航空券の定め、チケットは直接カウンターで受け取らなければいけなかったのだが、そのカウンターに着くまでが長蛇の列。余裕を持って空港に着いたのがまだよかったものの、既に通路側の席は埋まっていたのだった。仕方なく窓側の席。で、久しぶりにヴァージンに乗ったのだが、席が狭いことにびっくり。アメニティもいつのまにかしょぼくなっていてこれにもびっくり。(しましまの靴下・櫛・靴べら・メモ帳が廃止になっていた!櫛欲しかったのに!)
今回はなぜか滑走路が混んでいたためになかなか飛び立たず、そのまま40分くらい立ち往生だった。思えば全てのガンはここから始まったのだった。
アメニティのしょぼさにがっくりしたものの流石にエンターテイメントの内容は充実していた。映画も30本くらいあったなぁ。ずっと見たかった(しかしもうDVDが発売されている)大好きなベン・スティラーの「Along came Polly」とオーウェン・ウィルソンと再度共演している「スタスキー&ハッチ」を見て大笑い。その他「LOTR」、「モンスター」とかを見る。あとびっくりしたのが「The office」とか「Alan Partrige」「Little britain」もやっていたこと!もう既に見たエピソードばっかだったけれど、いやぁイギリス上陸の気分は高まるよなぁ。音楽チャンネルの方は見向きもしなかったけど。
あと特筆すべきは機内食!私はベジタリアンではないが、ベジタリアンメニューをいつも頼んでいる。だいたい機内食って「チキンorビーフ?」と聞かれたところで、「どっちも嫌だ」って感じなのである。それに後ろの席の方だったら、お目当てのものがもうなくなっていて選択の余地すらないこともある。
その点、ベジタリアンメニューは「特別食」なため、誰よりも早く席に来る。メニューもトマトのパスタとか温野菜とマッシュポテトのクリームチーズがけ、と遥かに美味しいし。チーズやケーキ、果物なんかも特別につく。JALはこの点、すごく充実していてヴァージン始め各キャリアはベジタリアンも乳製品OK(いつも私はこれ)、ダメの2つしかないところ、アジア風ベジタリアンやユダヤ食(封印されていて水とパンと林檎だけ!)なんていうのもあり流石だなぁと思っていた。
ヴァージンの機内食の味はとてもおいしかった。案の定、今回も誰よりも早く食事開始・終了で(食べ終わった時には配膳すら始まっていなかった)まわりにいたおばさんが客室乗務員に文句言っていた。と、いうわけで長距離フライトの際には乳製品OKのベジタリアン食がおすすめ。
そういう感じで、隣の人が立った隙にトイレ行ったりと忙しなくはあったが、まずまずの快適さに満足。高度がだんだん下がってヒースローに到着した時は感動・・・というよりもものすごく耳が痛くて死ぬかと思った。
高いチケットを買った特典で悠々とフライトコネクションに進みターミナル移動・・・と思ったら、コンピュータ制御の故障で封鎖されていた。たくさんの人が立ち往生していて私も不安になる。横にいた日本人と思われる男の子が何だかわからない様子で係人にも無視されっぱなしだったので、親切のつもりで教えてあげたら中国人だった。彼はマンチェスターに留学といっていたので、何かの縁じゃないけれど、ようやく復旧されたのを機に一緒にターミナル移動をした。彼は北京発のANAで成田経由ロンドン着、そのあとBDでマンチェへ行くとチケットを見せてくれた。マンチェ行きの飛行機は私より一便後のやつだったので、一緒じゃないんだねと言ったのに、何しろ自分が何をすべきかが全くと言っていいほど分からないので私に頼ってきた。
フライトコネクションの閉鎖のための時間のロスも重なっていて、気づいたら私の乗るべき飛行機があと25分で飛び立ってしまうことに気づいた!ガーン。しかもBDの手続きカウンターすごい行列でもう間に合わないのは目に見えている。なのに一便後ので余裕ぶっこいている彼がしつこい!
別のBDカウンターのお姉さんに「私の飛行機、もう飛び立っちゃうのでどうしたらいい?」と焦って聞いたら、あーそれならイミグレ進んで!と言われたので彼を見限ってイミグレ直行。イミグレにいたインド系のお姉さんに同じ事情を説明したら、じゃああなたは一番先にやるから!と優先的にやってくれた。次の順番だった日本人の男の子にお詫びをしたら、中国人の彼も一緒に並ぼうとしてやんの!そしてイミグレのお姉さんが「あなたたち一緒なの?」と訊くので「違う。ただおしゃべりしてただけ」とあっさり答えた。本当に間に合わないと焦っていたのが臨界点に達してたから!
そうして問題のイミグレ。ここは緊張せねばいけないところだったが、もう頭の中は飛行機に乗れるかどうかしか考えてなかった。カムフラージュの復路の捨てチケットすらも見せてないのに「あー1ヶ月くらい滞在します」とか、もう口からでまかせが自分でもびっくりするくらい出る。イミグレのお姉さんがパスポート見ながら「あらーあなた英国のスタンプがたくさんあるじゃない、どうしてぇ?」とニヤニヤしながら質問されたときに初めて我に返った!「私UKロックがすごく好きで毎年フェスに行ってたから!今回キュオとモリシー(英国発音)見るんだよ!そのあともフェス行くからさー」なんて饒舌に言ったら「本当?それはラブリー」とか言ってハンコ押してくれた。とっさにキュアーとモリッシーの名前が出たことに自分でも驚いたが。
そうして突破した私は、その後に続く長い通路を駆け抜け、そこらの係員を捕まえ自分の乗るべきBDのマンチェ行きのゲートを聞き出し、それに当たるゲート8に直行。ここはBDのヘッドゲートで8a,8b,8c,8dと細分化されている。スーパーマリオよろしく本当にここがファイナルゲート。息が上がりながらゲートに行くと、大幅に時間が遅れていて40分前に飛び立っていたはずのエディンバラ行きがまだ待機中だった。もちろん私のマンチェ行きなんかゲートすら決まっていない有様。とりあえずここで搭乗手続きをし、一安心。。。
それにしても幾度となくこういった時間の定まらなさ加減には本当にうんざり。必ずといっていいほど遅れるのだから、定刻なんてあってないようなものだ。むかっ腹たっていたけれど、まぁ後は乗ればいいのだから・・・。いや、実はまだここは序の口。
BDに乗り込んだところで定刻の17:00を雄に過ぎていて17:45。機内にはColdplayの「Scientist」が流れていて、しみじみと彼のことを思い出し、今日のここまでの移動ですらも容易くはないんだなぁなんて遠い目。それでもあともう少しと思いを馳せていた。
そうしてマンチェスター空港に着き、荷物を待っていたらいつまで経っても出てこない・・・。
またしてもロストラゲッジの被害にあってしまった!うそ、またかよ。本当に最後の最後にこんなでかい落とし穴があるなんて!本当にどこに怒りをぶつけたらいいのか!今自分の荷物がどこにあるのかもすら分からない状況に耐えられる人っているのだろうか?
そうして所定の用紙に名前や署名、Congletonの連絡先を明記し、怒りと悲しみで崩れそうな面持ちを必死で保ち彼と久しぶりに再会。ラブ・アクチュアリーのようなほのぼのな出迎えを想像していたのだけど「もう荷物行方不明だよ!」と怒り心頭!
家に向かう車内でもいろいろな話をしたかったのに、はぁーと重い溜息をつくばかり。彼も大丈夫、絶対見つかるからと励ましてくれたのだが、とにかくショックがでかかった。
久々の家に戻り、感慨深くなりたかったのだけど、気持ちが追いついていかない。とりあえず彼がBDに追跡の電話をしてくれたら、あっさり「今ヒースローに荷物はあって21:30にマンチェに到着する飛行機に乗せるから」と言われた!「じゃあ即今晩中に(空港から30マイルくらい離れている)家に届けろ」と言ったら「ちょっと離れているから明日ね」だって!「集積の人もう誰もいないから」だって!あああああ、その言い草にうんざり!
それでも吉報が届いたので私も一気に元気が出てきた。21:30、もう荷物が届いているんだろうか。ちょうど陽も暮れ始めてきた。そこでやっと戻って来れたことを実感した。あー疲れた。
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