クントゥルワシ遺跡と他の古代遺跡

 クントゥルワシ遺跡


遺跡の近景

博物館内部
 ペルー北部、アンデス山中の温泉の町「カハマルカ」は、インカ最後の皇帝アタワルパが、温泉入浴中襲われて、わずか数百人のスペイン人ピサロの軍隊に捕らえられ、インカ滅亡の端緒となった事で知られる。ここから車で4時間アンデスの片田舎「ラ・コンガ村」に、大貫良夫教授を団長とする、日本の東大古代アンデス文明調査団が、1988年以来毎年発掘調査を続けている、紀元前1千年から紀元後百年にかけての神殿跡といわれるクントゥル・ワシ遺跡がある。山奥の何もない辺鄙な村だけに、2千年以上も前の古代人の製作した黄金製品や土器の数々に驚く。発掘後、日本各地の公民館などで遺跡展を開催し、集めた資金をもとに、小さな、ささやかな博物館が作られ、村人に守られている。小さいながら中の収蔵品は大した物である。私たちが訪れた9月下旬には、その年の発掘は終了し遺跡は埋め戻されていた。それでも、古代の水路などを見ることができた。大貫教授の発掘苦労談は本で読んでいたので、感慨ひとしおだった。今回の旅でチクラーヨ近郊のシカン遺跡(近代的で、実に立派な博物館ができている)を発掘した島田泉氏、リマの天野博物館を作った天野芳太郎氏など、古代アンデス分明史をひも解く上で重要な役割を果たした、何人もの日本人功労者の足跡を辿る事ができて嬉しかった。
展示品(黄金細工、土器、アクセサリー、織物の見事さ、石の独創的なレリーフなど、古代アンデス人の技術力と美的センスの良さに感心する)


2 トルヒーヨ

ドラゴンのワカ(北部トルヒーヨ) チャンチャン遺跡(北部トルヒーヨ)
月のワカの壁画(モチェ文化時代)(北部トルヒーヨ)

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