| 歴史決議における毛沢東評価は「文革において重大な誤りを犯したが、功績の方が誤りよりも大きい。功績第一、誤り第二である。」というものだった。矢吹氏は毛沢東評価の変容が中国の国内政治を見るバロメーターとなっている、と述べる。改革派が優勢なときは、毛沢東株が落ちて、保守派が優勢になると毛沢東株があがり、周恩来評価は毛沢東株が落ちるときにそれに埋め合わすかのように、周恩来株があがる場合と、毛沢東株と周恩来株が連動してさげる場合がある、という2つのパターンを示している。長期的には後者の傾向が進んで民主化・近代化のメルクマールになるという。歴史決議以降の毛沢東と周恩来の逸話には、まさにこのような評価の変動が如実に見られる。 |
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