今日は比較的遅めに起きた。昨日と同じ朝食を食堂で中国のドラマを見ながら食べ、部屋で元気なウンコを出して出発の準備をした。相方は「眠〜た〜い〜」と言って本当にベッドで二度寝していた。ほうっておいたらずっと寝てそうだったので起こしたけど、「俺〜寝る〜」と本当に眠たそうな顔で言っていた。半ば強制的に起こし、ホテルチェックアウトして出発。
まず毛主席記念堂へ向かった。毛主席記念堂は天安門広場にあり、中には毛沢東の遺体や遺品が納められているそうだ。しかし、今日の天安門周辺は様子がおかしい。公安(日本でいう警察)がやたら多い。天安門の前で相方が公安官に荷物を見せろと言われ、バッグの中を調べられていた。天安門広場はロープで張り巡らされ、誰も入れない状態だった。今日は何かあるのかな?
案の定、毛主席記念堂にも入れず。記念堂は諦めて、前門まで歩き地下鉄「前門」駅から軍事博物館へ行くことにした。地下鉄の「前門」駅はどこかとキョロキョロしてると、男2人組が話し掛けてきた。
「日本人の方ですか?」
1人は普通のイケてる男の人、もう1人はグラサンの似合わない男の人だった。僕の持っているガイドプックを見て僕らを日本人と判断したらしい。2人は万里の長城に行きたくて「前門から八達嶺行きのバスが出ている」という情報を基に前門に来たが、どこから乗るか分からないと言っていた。もし今晩が西安行きの列車に乗る日じゃなかったら彼らと万里の長城を見に行けたのに・・・、と思った。
地下鉄で軍事博物館へ。入館料5元。学割は効かなかった。それで、入館に際して荷物を預けなければならず、預かり料4元をとられた。たけっ!
中に入ると戦闘機と軍艦があり、中に乗れるようになっていたが"1人10元"と書いてあるので「たっけーよ」と思いながら建物の中へ。チケットを提示して館内に入ると1階には戦闘機ヤロケットがあった。相方とは別々に見て回った。1階外には戦艦とデカいいかりがあった。日本製のものが多かった。戦闘機の操縦席はすごく狭い。これに乗って飛んだら絶対酔うだろうなと思った。
2階は銃や刀、地雷が展示されていた。地雷は手のひらサイズのものからマンホールのようなものまであり、踏むとどのようなメカニズムで爆発するかが書かれていた。2階のイスで相方がうたた寝をしていた。2階には中国の有名人(毛沢東など)の胸像が置いてあった。日本人の胸像も2体あった。
3,4階には中国の古代〜現代の展示場があった。印象に残ったのは雪を食べる兵士の写真、ひっそりした山の中にそびえる、崩れかけの万里の長城の写真、万里の長城の地図だ。マイナーな万里の長城にいってみたいなと思った。3階の中央には売店もあり、おもちゃの戦車などを売っていた。店員は普通に昼飯を食っていた。博物館のトイレの大のほうにはウンコが放置されていた。思わず吐きそうになった。ウンコくらい流してくれよ〜。
12時過ぎになったのでそろそろ出ようと思って相方を探していたが、いない!1〜4階を走って探したけど、いない!ぜいぜい言いながら再び1階へ。再び1〜4階へ走り回る。おらん!1階に降りて、館内にはいないなと思い、外へ。すると博物館の門のほうから相方が走ってやってきた。先に出て門の所の店で待っていたようだ。ふうー、中国3日目にしてはぐれたかと思った。
軍事博物館の向かいのマクドナルド(中国語で麦芳当)で昼食を取った。ハンバーガー+ポテト+コーラの14元(≒210円)のセットにした。味はよかった。が、結構高い。相方は店員に誤解されてハンバーガーセットをお持ち帰りにされていた。メニューは勿論全て漢字だが、辞書でハンバーガー、チーズバーガー、ビッグマックは理解できた。西安行き列車は17時過ぎに出発である。ハンバーガーを食べながら、次は郊外にある北京大学へ行こうと決めた。
バスでひたすら北へ。乗客が多くてしんどかった。しかもバス遅い。1時間で北京大学近くのバス停に着いた。大学の西門は中国の寺院の門のような作りで、入ると池があり、庭園のような感じだった。キャンパスは結構広くて、途中日本人の留学生を見かけた。「ひろし君がなんちゃらかんちゃら」と言っていたので日本人と分かった。 テニスコートもあった。僕が前に入っていたテニスサークルみたく練習していた(声だしはなかったけど)。その横はバスケコート。3つか4つか忘れたけどコートがあり、学生がバスケを楽しんでいた。
南門の方へ行くと学生寮があった。京大でいう吉田寮のようなものだろうと思った。洗濯物が干されていた。列車の時間が迫っていたのであまり見てまわれずすぐバスで帰ったが、のんびりした、どこか京大に似た雰囲気漂う空間に満足した。
帰りのバスは早かった。40分くらいで北京西駅に着いた。バスの中でうとうとと寝てしまった。北京の北のほうは他にも理工大や師範大など、たくさんの大学があった。
西駅に着いて待合室で改札が開くのを待っていた。その時、歩くスピードのことで相方ともめた。かなり言い合った。自分の前を歩かれることにかなりむかついていたのでこれで気持ちが晴れた。列車内で食べる晩飯(とはいえお菓子だけど)を買って改札をくぐった。
いよいよ乗車!硬臥(寝台ベッド)は思ってたよりも清潔で居心地がよかった。ベッドは3段あって上から上鋪、中鋪、下鋪という。僕らは下鋪なので、かなりスペースが広い。今夜は独占だ。上鋪が2つとも空いていて、他には2人しかいないからだ。30分後に列車は動き出した。さよなら、北京。
車窓の風景は美しかった。中国は広いなあと思った。どこまで行っても畑。やぎの放し飼いや牛、ガソリンスタンドも見えてきた。広々とした空間に人がぽつり。畑仕事から帰る所のように見えた。人間って小さいなと思った。何時間見ても飽きない風景。日が落ちるまで眺めていた。
晩飯はオレオ。6元だった。うまい!一方、「太平」という中国の安いお菓子はおいしくなかった。
途中で駅に着くたびに駅名を確認し、地図を見てどれだけ進んだか見た。初の寝台列車の旅は全く苦ではなかった。寝るときも列車の揺れが心地よい。23時前に車内の灯が落ちた。夜の車窓も綺麗だ。ポツポツと灯りが見える。夜の景色を見ていたらだんだん眠たくなり、寝た。北京ー西安は14時間。明日の朝に到着予定だ。