野井の短歌 

われのみの言葉
短歌には歌風というものがあ
ります。野井さんは自分の言
葉を探すことに、懸命に取り
組んでいます。
初句の「白」と井戸をのぞい
たら暗く「黒」という色彩を対
比させて、短歌が構成されて
います。自分の歌風(言葉)
を見つけだしたいというノイさ
んの願いを感じる歌です。




踏み台無しでは
「なるほど」と思う
歌です。踏み台は
『歳月』と思いま
す。
10代、20代・・・・
といろいろな書物
や漫画を目にしま
すが、順番に本棚
に並べると、若くし
て収集した本が上
へ上へ、または奥
へ奥へと収納さ
れ、滅多に見なくな
ってしまいます。
すぐに手が届く本
に比べ、踏み台が
なくては手が届か
ない過去になって
しまいました。



まだら模様に描く
画像にしづらいものとして
雨、風等があります。
しかも、まだら模様という
言葉が入っていましたの
で、この歌の画像は悩み
ました。5月1日に野井さ
んから送ってもらった作品
ですが、私なりに画像を付
けてみました。



虹を添えたし
街路樹は無機質な道路に
あるオアシスのような存在
です。
人を始めとし、鳥や昆虫が
恩恵を受けています。街路
樹、夕立、そして虹と役者が
揃った歌ですね。



伝説のラピュタは



『伝説のラピュタは』の添え書き
ポーチェラカが白い鉢に入ってつる
してある光景を花屋さんで見たこと
があります。
その光景が、宮崎アニメの『天空
の城ラピュタ』に似ていると想像し
詠んだ歌だと思います。
画像はつるしてはありませんが、
この絵と画像を見比べて短歌をお
読みください。




夢の標識
眠くないのだけど眠らな
ければという時ってあり
ますよね。
そういう時に歌集を読ん
だことを詠みました。歌
集を読むと眠くなるとい
う意味ではありません
が、歌集を読んで寝る
といい夢が見られそうな
気がします。(野井談)




あき子歌集
馬場あき子先生が以前出さ
れた著書を探すため、汗を
かきかき幾つか古書店をま
わりました。見つけた時は、
夏の暑さが一瞬消え喜びが
湧きました。私にとって馬場
先生の本は宝物です。
(野井談)




すっかりのんべえ
学生時代の友人より手作り
の句集が送られてきました。
子育ての句が素直にそして、
愛情深く詠まれていました。
美しい句集です。
以前よりお酒が好きだった
のですが、もっと「飲ん兵衛」
になりました、と手紙に書い
てありました。(野井談)



スパイスの効いた
トーストと言えば朝食
と頭に浮かべたので
画像は朝の風景にし
ました。陽が木々の
間より昇り始めてい
ます。画像が全体的
にセピア色なのは、ト
ーストの焦げ目に
近い色と思い、この
画像にしました。
イメージ画像です。




いちごミルクの匂い
野苺の鉢に水をやっている
時、実が赤くなりつつあるの
に気づきました。この苺をも
いで食べる時、やっぱりいち
ごミルクにしようと水をあげ
ながら感じたユーモラスな歌
ですね。




ねこじゃらしの国
いかにも散歩中にねこじゃら
しの野原を見つけたような感
じですが、実はベランダの鉢
に1〜2本生えているのを見
て詠みました。
いろいろな鉢の中にわずか
に生えたねこじゃらしの穂
に、強い主張を感じました。
また同時に無くなりつつある
自然への扉のようにも思えま
した。これらは、私達のこころ
が必要としている世界かもし
れません。(野井談)




遊牧の国
テレビでモンゴル周辺の
風景と民謡が放映されて
いて、それらに心惹かれ
て詠んだ歌です。
お茶にミルクを入れて飲
む場面が映し出されてい
ました。私もミルクティー
は大好きです。同じモン
ゴル系の日本人として生
まれ、夏は冷房、冬は暖
房の中、氷を入れて飲
む贅沢を妙に不思議と
感じるのです。(野井談)







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