会社の出張で、1999年10月にスリランカに行った。随分と前の事なので、おぼつかない記憶と写真を頼りに綴って見みる。
まず、フライトだが、ウチの会社は呑気な会社なので、このご時世でもビジネスクラスで出張させてくれる。ありがたや。しかも、自分で勝手に手配できる。勿論、指定の旅行会社が有るが、これが結構我侭を聞いてくれる。
で、当時ANAのマイレージをせっせと貯めていた私は、ANAと提携しているタイ航空にした…んだったと思う。何故なら、バンコク乗継だったから。
行きはまだ良かった。乗り継ぎ時間が半端に長かったが、まぁどうにか暇を潰して、深夜にコロンボ到着。訪問先の会社が車を手配してくれていたので、何も心配せずに車に乗る。
なにやらしばらく大雨だった様で、道のあちこちに大きな水溜り、それどころか、川のようになっているところさえある。少し不安を感じる。何だか、どんどん、寂しい所に向かっているようだ…。
「着いたよ!」と運転手。が、私が聞いていたホテルと名前が違う。「違うみたいなんだけど」と言うと、運転手がフロントで確認してくれた。「ちゃんとお客さんの名前で予約入ってるよ。」今更他にも行けなさそうだったので、仕方なくそのホテルにチェックインする事とした。何だか寂れている…。フロントも真っ暗だし。
部屋に案内されて、益々不安が深まる。なんとなく湿った布団に、軋むベッド。え〜い、さっさとシャワーを浴びて寝てしまおう、とバスルームに入り、服を脱ぎ、バスタブに入ってシャワーカーテンを引いたら、頭上から何かがポタッと…ゴキブリ!!!!!!である。
私は、声にならない叫びをあげて、バスルームから逃げ出した。シャワーどころではない。絶対、明日、訪問先の会社に文句言ってやる!!と、百回くらい心の中で誓いつつ、それでも長旅の疲れもあって、意外とさっさと眠りについた。