| ●・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・● | ||||||||||
| 韓 国 9 日 間 |
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発行責任者 ちはる |
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| ●・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・● | ||||||||||
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| 《2002年4月20日―3》
■ キョンジュ[Kyong-ju:慶州]へ 5時33分、キョンジュ行きのバスはキメ空港前を出発した。 乗客はわたしを含めて7人ほど。前の方に座っているスーツ姿の男性たちは日本人で、熱心にキョンジュのことを話していた。ちらほらと話の内容が聞こえてきたが、考古学に関する内容で盛り上がっていたようだ。 バスは空港付近特有の何もない区域を抜け、やがて川沿いの道に出た。バスの中から川面が見える。 川の向こうには、黒い山々を背景に白い高層住宅群が連なっているのが見える。ああ、空港の滑走路から見た建物群だ。
あの辺りは何という町なのだろう? これも地図で確認したが、プサンの地下鉄2号線の徳浦[Deokpo]、毛徳[Modeok]、毛羅[Mora]という駅に相当するあたりの町のようだった。 5時47分。バスは高速のインターを通過。バスは山の中に切り開かれた道へと進んで行く。 山々の間の平地には、田んぼと畑もある。ある田んぼの周囲には、たくさんの人が集まって釣りをしていた。田植えが始まるまでは釣堀にしてるんだろうか? 5時51分、バスは大きな川にかかった橋を渡った。 韓国のバスはとばす(スピードを出す)、と聞いていたが、「そんなことないじゃん、日本と同じくらいだな〜」などとのんびり考えていたら、途中から高速道路の坂道がきつくなったせいだろうか、バスが急に速度を上げ始めた。おかげでめちゃくちゃ揺れる。 うっ、まずい。このままではバス酔いしてしまう――っていうか、もうすでに少し酔ってるよ。 5時57分、トンドサ[Tong-do-sa:通度寺]と書かれた看板のあるあたりを通過。 トンドサか。プサン滞在中に行こうかどうか迷ってた寺だな。このあたりにあるんだな、とぼんやり思う。 6時を過ぎると、バスの中に明かりが灯った。しかし、その色がなぜか緑とオレンジ色。もっとシンプルな色でいいのに。
道の左右にはいろいろな建物が現れる。5階建てくらいの団地群とか、ビニールハウスだらけで真っ白な畑とか、韓進のコンテナ置き場とか、「MEGA MART」と書かれた大きな市場もしくは倉庫とか、サンナム[Sam-nam]と書かれた高速のサービスエリアとか。
途中、列車が走ってくるのも見えた。どこからどこへ行く路線だったのか。
特に大きく日本と異なる風景はなかったけど、韓国の高速道路から見る風景が初めてだったので、何でもものめずらしくわたしには見えた。 6時半近く、山と山の間に広がる田んぼのど真ん中を突っ切る道を、バスはひたすら走って行く。
6時33分、バスは高速道路のインターを降りた。 窓の外を見ると、キョンジュの高速インターは、五色に彩られたド派手な門になっていた。 そういやあ、中国でも台湾でも、高速のゲートはこんな伝統的なデザインだっけ。 バスは、方向案内の看板にシネ[si-nae]と書かれた方へ曲がった。
キョンジュに着いたんだな、と思うと安心したのか、どっと疲れが出てきた。眠い。 きっと終点で降りればいい、とはわかっているのだが、なんとなく不安なので、降りるポイントを逃さぬよう外の風景に目を走らせる。 車窓から見えるキョンジュの町は、一言で表してしまえば「田舎」だ。 後で聞いたけど、キョンジュは日本の奈良と同じく、景観保護のために建物の高さを制限しているのだそうな。 6時37分、右手に「五陵」と漢字で書かれた石碑がある公園のようなところが現われる。 しばらくすると、道路の脇には民家などが点在するようになった。でも、どれも瓦屋根がなつかしい古い造りの家ばかりだ。お仕着せの建売住宅はほとんど見られない。 ノーヘル(ヘルメットをかぶっていない)のバイクがバスの横を走る。 家並みに混じって畑もある。おじさんがなにやら野菜を収穫していた。 「mi-julとハングルで書かれた看板のある交差点あたりを通過すると、急に風景が「町」になった。通りには車が行き交い、たくさんの人が歩道を往来し、左右には商店が並んでいる。 ふっと視線を向けた先の看板に、「kyong-ju-p'a-k'u」というハングルが見えた。 「キョンジュ・パーク観光ホテル」という看板を掲げたピンク色の建物は、すぐにバスの後方に消えて見えなくなってしまった。 でも、確かホテルは高速バスのターミナルに近かったはず。
ああ、到着したんだー、と思う反面、「本当にここで降りていいのか?」とも悩む。 他の乗客の後についてバスを降りる。 ■ ホテルでチェック・イン バスを降りたはいいものの、はて、右へ行けばいいやら、左に行けばいいやら。 とりあえず他の乗客の後にくっついて歩く。 以前、ソウルの南部バスターミナルに行った時は、建物の中にスルメのいいにおいがただよっていたけれど、ここはそういうにおいはしなかった。 乗客たちは建物に入ってきた出入り口の正面にある出入り口からそのまま出て行く。 確かバスはこっちから来たはず、と思いながら出入り口を出て左へ行くと(ちはるは基本的に方向音痴ではない)、ふたつ目のパン屋さんを通り過ぎたところに、先ほどバスの車窓から見たピンク色の建物があった。 おう、ここじゃ、ここじゃ、キョンジュ・パーク観光ホテル。 ホテルの前には駐車場があって、ホテル入口前の階段下までみっちりと車がとまっていた。その車の間をぬって入口へ。 ガラスドアを開けて中に入ると、左手奥はカフェになっていて、右手側にフロントがあった。「アンニョンハセヨー」と声をかけると、カウンターの向こうにいた男性ふたりが立ちあがった。 さあ、このホテルは日本語が通じない。 いちおう、チェック・イン時に必要な韓国語というのも憶えてきたはずなのだが、いざフロント係の男性ふたりを見たら、緊張のあまりにそんな記憶は吹っ飛んだ(笑)。 というわけでふつうに「My name is ○○. I made a reservation.」と英語で告げ、韓国観光公社のサイトから予約した時にメールで送られてきたバウチャー(voucher)をさしだす。 ところでこのバウチャー、ほとんどが日本語。 「ホテル提出用」って書いてあるからいちおう持ってきたけどさ、これで通じるのか? と不安に思っていたが、案の定通じなかった(笑)。 だが、きちんと予約は入っていたので、とりたてて問題なし。 ただ、いつものクセで「姓・名」の順で名乗ってしまったのだが、ホテルの予約台帳には「名・姓」の順で載っていたため、フロントの人はわたしの名前をなかなか見つけられず、困ってしまったようだ(いらん苦労をかけてしまった)。 「この名前があなたか?」というように、フロントの男性がわたしと台帳を見比べながら「チ・・・チ・・・チハ・・・」とわたしの名前を読み上げようとしているので、「それ、わたしっ!」というつもりで「ネー」とうなずくと、ようやくフロントの男性ふたりも納得。 鍵をもらって部屋に向かう。部屋は3階だった。 後でホテルのフロア案内を見たら、このホテル、3階までしかなかった。 しかしこのホテル、何というか、造りがビミョー(微妙)。 ちなみにドアはオート・ロックではなかった。 ドアを開けて室内に入ると、さすが靴を脱ぐ文化の国、「上がりかまち」というか、玄関と寝室との間に段差がある(笑)。 部屋は広い。さすがダブル。 室内にはチェストとドレッサーがあった。でも、なぜかその引き出しがひとつをのぞいて全部ニセモノ。開かなかった。
ううん、よくわからないホテルだ。 バス・ルームにはバスタオルが1枚とフェイス・タオルが2枚。 シャワーがハンド・シャワーなのはうれしかったけど、これまたどういうわけかシャワー・カーテンがなかった。けっこう不便。
そういえば、韓国は日本と同じで銭湯の文化があるのに、家庭ではバスタブ(風呂桶)にためたお湯をみんなで共有しない(ひとりがお風呂に入ったら、バスタブのお湯は抜く)んだっけ・・・ お湯を抜くところは欧米と一緒なのに、シャワー・カーテンはないのか。 部屋の設備をひととおりチェックし終えて一息つく。 おわり |
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