・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第6号 2日目の4
2002.7.5 発行
今回のMission
キョンジュ市内の観光地を制覇せよ
(4)テヌンウォンとチョンマチョン
難易度 レベル0.5

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月21日―4》(今回の地図はこちら![48KB]の画像あり)

 テヌンウォン[大陵苑:Daeneungwon]へ

 11時14分、キョンジュ・ノソリ・コブングン[慶州路西里古墳群]を離脱。
 今度はテヌンウォンへ向かう。

 東西ふたつの古墳群の間を走る道を、ホテル前の大通りであるテジョンノ[太宗路]に向かって歩いていく。

 このあたりは、まあごく普通の商店が続く町並みだった。
 道端に車がとまっていて、頭上には電線が張りめぐらされていて、どこかちょっとひっそりしていて。
 看板がハングルで書かれていなければ、日本の地方の町と間違えそうな感じだ。


 ふっと建物と建物の間に視線を向けると、細く曲がりくねった路地が奥にのびている。
 ああ、懐かしい風景だな、と思う。

 テジョンノ着。すぐ目の前に長〜い壁がある。
 位置関係からして、きっとこれがテヌンウォンだな。

 すぐそこに門が見える。
 やった、ラッキー、すっごい近いじゃーん、と思ったらこの門は
出口only。入っちゃいけないのである。
 なに〜?

 しかもごていねいに、入口は400m先にある、と書いてあった。
 さらに地図を確認したら、最近、『歩き方』の地図は観光施設の入口の位置をきちんと示してくれるようになったらしい(以前はなかった)。やはり入口は出口とはまったく反対のところに示されていた。

 うーん、文句を言ってもしかたない。歩くか。

 というわけで、テヌンウォンの外壁に沿って東へ向かう。
 途中、道路上の方向案内を見ると、テヌンウォンはこちら、という看板が出ていた。
 その他、茶色に白い文字で「大陵苑はこちら」と漢字で示した看板もある。

方向案内
方向案内。観光地の近くでよく見かけた。便利。

 さすが観光地、目的地への行き方を間違えようがない。

 案内にしたがって右に曲がると、そこはゆるやかな曲線を描いて先へと続く桜並木だった。
 頭上を見上げると、ちらほらとソメイヨシノみたいな桜の花がまだ残っている。

 ああ、ここも春はきれいなんだろうな。

ふたたび桜並木
ふたたび桜並木

 しかし、今はシーズンがシーズンなので、毛虫に気をつけて歩く。

 前には韓国の若者カップルが歩いていた。しかもペアルック。
 後ろからはふたり乗り自転車にのった若いカップルがやってきて、わたしを追い越していった。

 うーん、ペアルックにふたり乗り自転車。
 松田聖子が全盛期だった頃の軽井沢みたいだ(ちはるもよくわかっていません。あくまでイメージです)。

 韓国の若者は初々しいのう。
 他の観光地でもペアルックの若者をかなり見た。流行っているのだろうか?


 テヌンウォン

 400メートル、ということだったが、かなり長い時間歩いて、ようやくテヌンウォンの駐車場に到着。
 ホントに400メートルか? 10分以上歩いたと思うけど。

テヌンウォン入口
テヌンウォン入口

 入口の手前にテヌンウォン全体の地図と案内がある。案内の内容は下記の通り。

新羅味鄒王陵域の古墳公園  史跡:第175号

 ここは、三国時代の新羅古墳が20余基密集している新羅古墳公園である。

 古墳は丹形土墳と、夫婦合装用の双墳である瓢形墳であり、内部構造は積み石木榔墳と推定される。

 墳内には新羅味鄒王(262-284)の陵があり、特に発掘調査された天馬塚と皇南大塚などでは金冠と各種金銀制装身具、武器、馬具など数多くの遺物が出土され、新羅文化の優秀さが垣間見ることができる。

 入場券を買いに行く。
 料金を見たら、大人は「25〜64」歳というくくりになっていた。
 ふうん、25歳から大人料金か。ヨーロッパみたい。日本だと高校生くらいから大人料金になっちゃうのに。
若い世代には安い料金でいいものを見せておこう、という姿勢だろうか。
 ちなみに大人は1,500ウォン。

 五色の門をくぐって中に入ると、まず目に飛び込んでくるのは燃え立つような赤いつつじの植え込み。そしてきびしい日差しをさえぎってくれる緑の木立。

赤いつつじの花
赤いつつじ。今年は暖かかったので、
つつじが咲くのもはやかった。

 ふうん、ここがテヌンウォンか。
 でも全然古墳が見えないぞ。

 まあそれはとりあえず、人の流れにしたがって、左にのびる道を進む。左右に並ぶ松や桜、紅葉の木が、覆い被さるように頭上に広がっている。
 空は晴れたり曇ったりしているのだが、いずれにせよ陽の光が暑いというか、痛いというか。日陰を歩けるだけでほっとした。

 周囲には団体客やら家族連れやら色んな人がいる。カップルの姿も多かった。ここはキョンジュのデート・スポットなのだろうか?

 公園内にはいろいろな樹木が植えられていたが、竹やぶもあって、竹の子も生えていた。

 竹の子って、確か暖かい地方でしかとれないんだよなあ(青森出身の友人で、生の竹の子を見たことがなかった人がいる)。
 ということは、キョンジュのあたりは暖かい地方に属するのだな。

 疲れたのでどこかに座りたいな、と思ったのだがベンチがない。
 しかたないので歩きつづけて、ようやくベンチがあったと思ったら、そこはテヌンウォン内で唯一中に入れる古墳のチョンマチョン[Cheonmachong:天馬塚]前だった。

チョンマチョン[天馬塚]
チョンマチョン。中は撮影禁止。

 時刻はすでに11時50分。
 ふいー。ノソリ・コブングンからかなり歩いた。

 近くに案内の石碑があったけど、ハングルでしか書かれていなかった。よって内容は不明。

 少し休んでから中に入る。
 チョンマチョンの中はまあるいドームのように整備されていた。一番奥に埋葬されていた様子を復元したエリアがあって、後は壁際に中から発掘された遺物がガラス窓の向こうに展示されていた。
 でも、発掘された遺物の実物はキョンジュ博物館にあるそうな。ここにあったのはほとんどレプリカだったと思う。

 ちょうど日本語ガイドが、どんな風に人が埋葬されていたかを説明していたので、他の日本人観光客にまじって聞く。

 埋葬の様子も、ガラス張りの部屋の中で復元されていた。
 墓の内部は床(?)が砂利敷きで、周囲は木で囲われていたそうな。
 床には大きな石で囲んだ池みたいなところがあって、そこに人が横たえられていたという。

 この時のガイドさんは、「頭は東南を向いていた」と言っていたが、東を向いていたと書いてある本もある。
 まあ、いずれにせよ日が昇る方向に向けられていたのだろう。

 埋葬されているのが誰であるかは、はっきりわかっていないようだった。

 他の展示物も見る。さすが王族の副葬品、金冠や装身具など、金色にきらきら輝いているものが多かった。
※Attention! ここで見たのとよく似たものを「韓国の名宝」でも見ました。金冠塚からも同じようなものが出土しているのでしょう)

 ここでのメインは、チョンマチョンの名前の由来となった白い天馬の絵である。

 わたしのメモには「キルティングをほどこされたような布に描かれている」と書かれているが、実際には白樺の皮に描かれていたらしい。

 元は馬の左右にかけた泥よけだそうだから、現在の車におけるタイヤ後ろのマッド・ガードに相当する部分に描かれていたものだそうな。

 全体像ははっきりとおもいだせないのだが、白い火輪をはいたような馬の足元が印象に残っている。

 12時9分、チョンマチョン離脱。
 ちょっと休んだり、トイレに行ったりしてから帰路につく。

 帰り道沿いには池があった。池の周囲には大きな木が植えられていて、木陰で家族連れがピクニック気分でお弁当を広げていた。

池と古墳
池と古墳。これは夫婦が合装されている瓢形墳。

 池を過ぎると、道はいくつもの古墳の間をうねうねと縫うように続いていた。このあたりはあまり木がなく、ところどころに今が盛りの八重桜の木が植えられているのみ。日差しをモロにくらう。暑い、というかこの場合熱い。

 出口(入口)近くになるとふたたび木が多くなる。そして偶然リスを発見っ!
 おお、リスだ。

 でも・・・小汚いリスだなあ。茶色くって毛がぼーぼーしているぞ。

小汚いリス
小汚いリス。リスってこんなんだったっけ?

 リスというと、しっぽがくるんとしていてしましまのリスをつい思い浮かべたくなるが、こりゃ全然違うな。

 12時半頃、ようやくテヌンウォンの外に出た。1時間ほどの滞在だった。 

おわり


今回のMission
キョンジュ市内の観光地を制覇せよ
(4)テヌンウォンとチョンマチョン
難易度 レベル0.5
今回のMission結果 成功(^ ^)
本部からのコメント 入口が遠くて大変でしたね。でも、まあ、なかなかよい公園だったでしょう。

 

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