| ●・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・● | ||||||||||||
| 韓 国 9 日 間 |
||||||||||||
発行責任者 ちはる |
||||||||||||
| ●・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・● | ||||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
| 《2002年4月22日―2》
■ バス・初挑戦 さてバス。 とにかく、日本のwebサイトでは、韓国の市内バスでの移動に関してはあまりいい話を聞かない。 実際、わたしも3年前の韓国旅行では市内バスは一切乗らなかった。 しかし、今回はそんなことは言っていられない。市内バスに乗らなきゃ行けないところが山ほどあるのだ(わたしの移動手段の選択肢にタクシーの4文字はない)。 プサンからキョンジュまでの長距離バスはすでにクリアできたけど、あれは停まる場所が限定されている。市内バスみたいに小刻みに停まるバスはどうなっちゃうんだろう? んー、でも、わたしはフランスでもバスに乗ったじゃないか。 やればできる(たぶん)。 ホテル前の通りを渡って、9時5分バス停到着。
この時時刻はまだ午前9時をちょっと過ぎたばかりだったが、すでに日差しは殺人的な強さ。上半身はバス停の屋根のかげに隠れているのでなんともないのだが、日のあたっている足が紫外線に灼けてじりじり痛い――って、Gパンはいてるんだけど。Gパンはいてても暑い(熱い)のかっ! 今日もキョンジュはきびしい暑さになりそうだった。 バス停には何人か先客がいた。孫を連れたおばあちゃんとか、陸軍の軍服を着た兵役中らしい若い男性とか、ふつうのおじちゃん、おばちゃんなど。 昨日プナンサで見かけたような、パジ・チョゴリ姿のおじいちゃんも後からやってきた。 老若男女、みんな日陰に身をひそめながらバスを待つ。 おうっ! しまった。 9時16分、未だ11番のバス来ず。300番と70番のバスはよく来るのに。 それにしても、バスを見ていると気づくのだが、どのバスの運転手もせっかちで、乗客を乗せるとドアを開けたまま走り出してしまう。 そんな様子を眺めているうちに、時刻は9時25分になった。もうバスを待ち始めてから20分も時間がたってしまっている。 やばい。もしかしてあまり本数のないバスなんだろうか、と思った時、軍服を着た若い男性がバスを停め(やはり「わたしはバスに乗る!」と無言の主張をしないとバスは停まらないのだった)、バスに乗った。ベンチに座っていた小さな孫を連れたおばあちゃんもその後に続いてバスに乗ろうとする。 段差の大きいバスの昇降階段をうまくのぼれない孫を助けながら、あまり足腰の丈夫でなさそうなおばあちゃん自身もうんせ、うんせという様子でバスに乗り込む。 このバスの運転手もせっかち。ドアを閉めるのを待たずに走り出した。 その瞬間。 バスはとっさに急ブレーキを踏んだ。その拍子におばあちゃんと孫がコケて、昇降階段に転げ落ちる。 ほんの数瞬の後、車体の右側に大きな傷をつけた車が、バスの前によろよろと現れて停まった。 バスの中を見ると、運転手がものすごい勢いでおばあちゃんを怒鳴りとばしていた。運転手の怒声がバス停にいるわたしの耳にまで聞こえてくる。 運転手に怒鳴られてすっかり萎縮してしまったおばあちゃんを、たまたま同じバスに乗っていただけのおばちゃんがなぐさめていた。 はてさて、どれくらいの規模の事故だったんだ? とバス停にいた人々が興味深げに車の傷を見に車道へわらわらと出て行く。 あわてて運転手の目を見て乗る意思を伝え、バスを停める。 センゴジュウ? え、1,050っ!? 日本語じゃんっ! それはバスの運転手さんの口から発せられた言葉だった。 何にせよ感謝。日本と特に違いはない料金箱にあらかじめ用意しておいた1,050ウォンを入れた。 わたしを乗せたバスが、事故を起こしたバスの横を走りすぎる。おばあちゃんたち、大丈夫だろうか? まあ、基本的にお年寄りを大切にする国だから、安心していいとは思うのだけど。 ■ バスでトンイルジョンへ
バスはホテル前のテジョンノを東に向かって走り、農協のスーパーがある交差点を左に曲がってソソンノへと進んでいった。 すげー、日本じゃこんなに露店が出てるのって、お祭りの時くらいしか見られないよ。
しばらくしてバスは右折し、キョンジュ駅に通じるファランノ[花郎路]へ。
ウォルソンノは、昨日プナンサからホテルへ戻る時に(間違って)歩いて来た道でもあり、アナプジ沿いの道でもある。 9時39分、右に曲がればキョンジュ・パンムルグァン[慶州博物館]、左に曲がればプナンサ方面へと続く交差点を、バスは直進した。そうか、トンイルジョンってこっちの方にあるのか。 しかし、トンイルジョンってどこにあるんだろう? バスの前方を真剣に見詰めていると、茶色地に白い文字で「トンイルジョン」とハングルで書かれた大きな看板が見えた。もうすぐか。 バスは案内板の指し示すとおりに、道を右に曲がった。バス通りの両側には田んぼが広がり、路肩にはピンク色の花房が重そうに頭をもたげた八重桜が。 おお〜、桜だ。
そうこうしているうちに、バスがバス停に停まった。 それって、ここはトンイルジョンだから降りてサヨナラってこと??? よくわからなかったけど、方向案内に「トンイルジョン」って書いてあったんだから、このあたりにあるのは間違いないのだろう。 思い切ってバスを降りる。この時時刻は9時44分。
さて、あたりを見回すが――どこよ、ここ? 周囲には川と田んぼと畑。それ以外何もなかったんである。 ひいいっ! いったいここはどこっ!? しばらく呆然と立ち尽くしてしまう。
しかし、ここに突っ立っていてもどうしようもない。こんなに何もないところじゃ、自分を助けられるのは自分しかいなかった。 周囲を捜索してみる。 ハングルで「オクヨンアン」[Ok-ryong-am]と読める看板がある。
すると、「玉龍庵」か「玉竜庵」か・・・ 観光案内所でもらった地図を見る。 ええっ!? なんじゃこりゃ。オクヨンアンってトンイルジョンからめちゃめちゃ遠いところにあるじゃ〜ん。 そして後で歩いてみてわかったのだが、わたしはバス停2つ分、はやくバスを降りてしまっていたのである。 ひーん、ちっとも「サヨナラ」じゃないじゃんっ! まあ、手前で降りちゃっただけで、全然見当違いの方向に行っちゃったわけじゃないからいいか・・・2kmなら30分もあれば歩けるし。 とりあえず自分の現在地がわかってほっと一息。 おわり |
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
|
-------------------------------------------------------------------- |
||||||||||||
| ●・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・● | ||||||||||||
| メールマガジン:『韓国9日間★徒然日記』 発行責任者:ちはる E-mail:chihalu@24i.net ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Home Page:徒然日記WORLD ../../SilkRoad-Ocean/1103 ・『上海6日間★徒然日記』 ・『ソウル7日間★徒然日記』 ・『フランス10日間★徒然日記』 ・『アンコール5日間★徒然日記』 ・《特別寄稿》金さんの「中国出稼ぎ日記」 |
||||||||||||
| ●・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・● | ||||||||||||