・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第22号 3日目の8
2002.9.5 発行
今回のMission (1)ポソッジョン[鮑石亭]へ向かえ
(2)ナジョン[蘿井]へ向かえ
難易度 レベル0.5

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月22日―8》

 ポソッジョン[鮑石亭]

 何かに追われるようにして(笑)、3時44分、サムブルサ[三佛寺]OUT。
 八重桜の並木道をぬけて大通りへ出る。

 結局目的の石仏は見られなかった。
 うーん、わたし、ナムサン[南山]との相性が悪いのかな?

 それにしても、本日の観光は達成率が悪い。
 まともに見られたのってトンイルジョン[統一殿]だけじゃないか。

 このまま今日を終えることは、観光貧乏性としては絶対許せん。
 よし、来る時タクシーの中から見えたポソッジョン[鮑石亭]へ行ってみよう。
 ホントは全然行くつもりのない場所だったけれど、こうなったら数かせぎじゃあっ!

 というわけでポソッジョンへ。

 ポソッジョンは、日本でいうところの「曲水の宴」が行なわれていたところだそうな。
 シルラ時代に作られたものだそうで、水を流す石の溝があわび[鮑]型に作られているからポソッジョン[鮑石亭]というらしい。

 水を流れに杯を浮かべ、詩を詠じたってんだからまさに「曲水の宴」の宴で、なるほど、そういう宴会の仕方(?)も韓国から日本へ入ってきたんだな、と感心させられる。

 日本では、いまでも伝統文化保存のために太宰府をはじめとしてあちこちでやっているけど、ポソッジョンではいまではやっていないようだった。

 サムブルサから歩いてほんの5分ほどでポソッジョン到着。
 ひろーい駐車場には修学旅行らしきバス軍団が停まっていた。

 500ウォン払って(チケットはこちら!)、梁に五色の丹青をほどこした朱塗の柱の門をくぐり中へ 入ると、すぐにポソッジョンの遺構らしきものが見えた。
 細長い明るい緑色の木の葉がしげる大きな木の下に、まあるく石が溝状に並べられている。

木の下に遺構がある
木の下に遺構がある

あわび型の水を流す溝
あわび型の水を流す溝。
ふうん、これってあわび型なのか。

 ふうん、1,000年の昔には、この周囲で宴を楽しむ人たちがいたわけね。
 しかし今は水も枯れ、これは歴史的な遺物なんだよ、と言われなければ、単なる石の溝にしか見えなかった。

 大人のわたしですらそんな印象なんだから、子どもなんて全然興味を示さない。
 門から入ってくるとがっしがっしと敷地の奥まで土煙をあげて歩き、何をするでもなく引き返してくるという、まったく意味のない観光の仕方をしていた。ま、小学生の修学旅行なんてそんなもんか。

 ポソッジョンの敷地は、たくさんの大きな木でおおわれていた。他にあるものというと、水のない小さな川と、いまが盛りのツツジや、なぜか紅葉しているもみじの木など。

水のない川でこどもたちが遊んでいる
水のない川でこどもたちが遊んでいる

 それらの庭園をぐるっと一周して、わたしもポソッジョンを後にした。


 お寺ふたつ

 4時17分、ポソッジョン離脱。
 大きな通りに戻って歩きだすと、通りの角に「ソンブルサ[Song-bul-sa]はこちら」とか「チョンガクサ[Chong-gak-sa]はこちら」と示された看板がある。
 末尾が「サ[寺]」だし、まんじ(卍)のマークもかかれているので、示す方角にお寺があるのだろう。

看板
看板

 そういやさっきポソッジョンの敷地の中から寺が見えたんだよな。
 何があるかはわからないけど、とりあえず行ってみるか。

 というわけで、道を右に曲がって、魚の泳ぐ水路沿いを歩いてお寺へGo!

お寺通り沿い
お寺通り沿い。
すぐ左がチョンガクサ

 お寺はふたつあって、ひとつ目のお寺はすぐに見つかった。「大雄殿」と書かれた額が正面にかかったお堂がひとつある。
 しかし観光用のお寺ではなかったので、遠くから見るのみ。母屋らしき建物の前には、キムチ瓶がたくさん並べられていた。

大雄殿
大雄殿

キムチ瓶がたくさん並ぶ母屋
キムチ瓶がたくさん並ぶ母屋

 その先、子どもの頃を過ごした下町の露地のような道をぬけて行くと、ふたつ目のお寺発見。


こんな道を通っていく

 こちらは「成仏寺」と漢字の看板がかかっている。なるほど、「成仏寺」=「ソンブルサ」か。

 小さなお寺のようだったが、朱塗の門扉には色鮮やかな五色の仁王像が描かれていた。
 ふうん、門扉に絵が描いてあるなんておもしろい。

ソンブルサ[成仏寺]
ソンブルサ

入口の扉に描かれた仁王像
入口の扉に描かれた仁王像

 この後もいくつかの寺で、門扉に仁王像が描かれているのを見たから、きっと韓国ではめずらしいことではないのだろう。
 観光用のお寺ではないので、中には入らなかった。

外から撮った成仏寺の門の中
外から撮った成仏寺の門の中

 このお寺の周囲の空き地には古墳があった。
 へえ、こんな小さな空き地にまで古墳があるなんてと感心したが(もうめんどくさいので以下省略 笑)。

 戻る途中見かけた家の屋根にもキムチ瓶が置かれていた。
 どうということはないけれど、見てなんとなくうれしくなった。


 ナジョン[蘿井]

 さて、ここまで来たら毒を喰らわば皿まで。
 ポソッジョンのさらに先にあるナジョンにも行ってみることにする。

 ナジョンがあるらしき場所もタクシーの中から見ていたから、道に迷うこともない。
 しかも、大通り沿いにあるナジョンのバス停を右に曲がったあたりの茂みの中に、「蘿井」と書かれた石柱やナムサン山中でも見た案内板を発見。「ナジョン 200m」と書いてある。

観光地があることを示す石柱
観光地があることを示す石柱。
漢字なのがまた日本人にはうれしい。

ナムサン山中でも見たシンボルマーク
ナムサン山中でも見たシンボルマーク。
「200m ナジョン」と書いてある。

 ふうん、200メートルか。行き過ぎないように気をつけなくちゃと思ったが、思っていたのよりもずっと近くにナジョンはあった。
一見したところでは、土地の人にも忘れ去られてしまったような、小さな神社のようなところだ。
 きっと、わたしのような物好きな観光客以外は来ないんだろうな。

ナジョン入口前
ナジョン入口前

 さてナジョン。
 ガイドによると、シルラ初代の王である朴赫居世の誕生説話があるという、由緒正しい場所だそうな。ここで王は大きな瓢箪[パク、パガジ]のような大きさだか形だかの卵から生まれたという。んで名前を同音の「朴」(パク)にしたとのこと。
 ふーん、卵から人間が生まれるなんて『十二国記』みたいだ。

 いちおう敷地内に入ってみると、中にはさらに黄色い塀に囲まれた色鮮やかな建物があって、その中に石碑が建っていた。

石碑を囲む建物
石碑を囲む建物

石碑
石碑

 石碑には漢字で文字が書かれていたけど、とても読む気にはなれない(笑)。

 ふーん、なるほどねー、とひととおり見てここはおしまい。
 4時52分、ナジョンを後にする。

 ナジョン前に立つと、ナムサンがよく見えた。
 まだまだ空は明るいけれど、雰囲気はすっかり夕方だった。

ナジョン前よりナムサンをのぞむ
ナジョン前よりナムサンをのぞむ

おわり


今回のMission (1)ポソッジョン[鮑石亭]へ向かえ
(2)ナジョン[蘿井]へ向かえ
難易度 レベル0.5
今回のMission結果 成功(^ ^)
本部からのコメント サムブルサから先は、何がどこにあるかすぐにわかるので簡単でしたね。いろいろ見られて楽しかったのではないですか?
今日の観光はこれで終わりです。おつかれさまでした。

 

--------------------------------------------------------------------
・『韓国9日間★徒然日記』は、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利
 用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
・マガジンIDは「0000091307」です。
--------------------------------------------------------------------
・メールマガジンの登録&解除は、下記URLからできます。
 ../../SilkRoad-Ocean/1103/inout_k9.html
--------------------------------------------------------------------
※内容の無断転載は禁止しています。内容の転載を希望される方は、発行責任
 者までご一報願います。
--------------------------------------------------------------------
  

・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 メールマガジン:『韓国9日間★徒然日記』
 発行責任者:ちはる
 E-mail:chihalu@24i.net
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 Home Page
徒然日記WORLD
  ../../SilkRoad-Ocean/1103
  ・『上海6日間
徒然日記』
  ・『ソウル7日間
徒然日記』
  ・『フランス10日間
徒然日記』
  ・『アンコール5日間
徒然日記』
  ・《特別寄稿》金さんの「中国出稼ぎ日記」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
徒然日記WORLD