・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第26号 4日目の2
2002.9.24 発行
今回のMission キョンジュ・パンムルグァンを見学せよ―1
難易度 レベル0.5

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月23日―2》

 キョンジュ・パンムルグァン[慶州博物館]・本館

 9時10分過ぎ、まずは博物館のメインとなる建物に入る。
 ここは2階が入口なので、階段を上って上へ。

 建物内に入ると、まず小さなロビーみたいなスペースがあって、その左右にお土産売り場があった。
 フロア案内を見てみると、ここは3つの展示室に分かれていて、第1展示室は韓国の先史時代の土器や線刻画、第2展示室が仏教美術室(美術工芸室だったか?)、第3展示室は誰かのコレクションを展示した部屋となっていた。

 ふうん、じゃ、第2展示室をメインに見ればいいや、と思ったのだが――悪い予感というのはあたるものなのだ。

 なんとこの日、第2展示室は閉鎖されていた。
 ――っていうか、博物館のほとんどの施設が閉鎖されていたのだ。

黄色い柵がはりめぐらされた博物館敷地内
「安全第一」というハングルが書かれた
黄色い柵がはりめぐらされた博物館敷地内

 もちろん理由は、ワールド・カップに備えて各施設を整備しているから。

 本館は第2展示室が閉鎖(2002.2.26〜2002.5.10まで)。
 第1別館は施設そのものが閉鎖(2002.4.8〜2002.5.10まで)。
 第3別館はいまだ建設中。
 (ついでに音声ガイドも停止中)

 よって見学できるのは、本館の第1展示室と第3展示室、それに第2別館のみとなっていた。

 そ、そんな〜
 金、とってくれていいから、頼む、全部見せてくれ〜〜〜

こちらは改装中の第1別館
こちらは改装中の第1別館

まだ完成していない第3別館
まだ完成していない第3別館。
いずれも入ることができなかった。

 以前、フランスに行った時も、ブロワ城というところが来たるバカンス・シーズンに備えて、ほとんどのスペースが整備中で見られなかったということがある。

 うーん、トップ・シーズンの前って危険かも。

 まあ、やってないのだからしかたない。見られるものだけでも見よう。

 まずは第1展示室。
 最初は盤亀台という、幅10m×縦3mほどの大きな岩の表面に彫られた線刻画が、壁一面に展示されている。

 岩の表面からは、魚や亀、人、やぎなどの生き物や、船や魚をとるための網などの線画が見て取れた。
 岩は上下でちょっと色が違う。英語の説明書きを読むと、季節によって潮位が異なることが原因でこんなふうに色が変わってしまった、と書いてあった。

 土器は出土した場所別に展示されているところもあったのだが、その場所が韓国のどこなのかさっぱりわからない。

 それでもふーんと思いつつ見ていたのだが――9時18分、カッパを着たままの小学生の団体が大挙して展示室に入ってきた。
 展示ケース前をベルトコンベアのように流れていくだけなのだが、いずれにせよジャマ。

 流れが途切れたらじっくり見よう、と思って待っていたが、小学生の数はどんどんどんどん増すだけで、まったく途切れる気配がない。
 そして展示室内はあっという間に小学生と喧騒でいっぱいになってしまった。

 何なんじゃ? この数は。

 展示室の外からも、別の団体の騒ぎが聞こえてくるので、仕方ない、とあきらめて小学生と一緒に見てまわる。
 古墳の内部を再現したところがあったかな? うーん、ちょっとはっきり憶えてない。

 そして第1展示室を出ると、ロビーは小学生と、それから遠足で来ているのだろうか? もっと小さな幼稚園児たちで占拠されていた。

 新たな子どもたちが博物館の入口から入ってくると、わーっと声をあげて展示室ではなく、土産物屋のショーケースにわらわらと群がり、声高に土産物を品定めしている。

 ど、どーやってこんな興奮状態の子どもたちを制御するんだ? と思っていたら「ピーッ!」っと甲高い笛の音が博物館に響いた。これは年配の女性教師が吹いたもので、生徒たちはその音を聞いてきゃーきゃーと集まってくる。
 おいおい、これじゃあもう学校じゃなくて、牧場にちらばった家畜を集める羊飼いだよ。

 とにかく、もう、本当に小学生がすごくて見学なんてできる状態じゃない。あきらめていったん建物の外に出る。

 本館2階の回廊には石仏がいくつか展示されている。
 さすがに小学生はこういうものに興味がないらしく、ゆっくり見ることができた。

 この時見た石仏とレリーフは、いずれも昌林寺というお寺の統一新羅時代のもの。メモに残っているのは下記の通り。

  ・迦楼羅のレリーフ
  ・左手に宝珠を持った石仏立像
  ・首のない石仏座像(2体)

左手に宝珠を持った石仏立像
左手に宝珠を持った石仏立像

首のない石仏座像
首のない石仏座像

 いずれも角が丸くなり、表面もかなり風化で磨滅している。
 彫りが浅い(浅くなってしまった)ためか、写真に撮ったのだが、うつりはどれもイマイチだった。

 石仏座像は、メモを見ると両方とも智拳印を結んでいたようのだが、博物館で見た説明書きを読むと毘盧遮那仏だった。

 ふーん、日本で智拳印といえば大日如来だけど、毘盧遮那なのか。
 まあ、日本と韓国じゃ違うんだろうな。
※Attention! あとで聞いたのですが、韓国は日本のように密教が盛んではないそうです)

 じっくり眺めた後、本館を離れ、雨の中を傘をさして移動し、第2別館へと移動した

おわり


今回のMission キョンジュ・パンムルグァンを見学せよ―1
難易度 レベル0.5
今回のMission結果 成功(^ ^)
本部からのコメント 本館の第2展示室が閉鎖されていたのは残念でしたね。博物館にはここを見に来たようなものでしたから。
これは、もう一度キョンジュに来い、という見えざる誰かの意思かもしれません。まあ、いさぎよくあきらめてください。

 

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