・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第34号 5日目の2
2002.10.30 発行
今回のMission プルグクサ内を観光せよ
難易度 レベル0.5

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
 
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月24日―2》 プルグクサ内の建物配置図はこちら!

 プルグクサ――大雄殿

 昨日も見た極楽殿の周囲をもう一度ぐるりとまわって見て、次に大雄殿へ。

 まず法鼓を見に行く。

法鼓
竜の絵が描かれているから、
「龍鼓」とか名前がついてたかも。
ちとほこりをかぶってますね。
台は亀です。

 何気に鼓楼の天井を見上げたら、竜の形に彫刻された飾り柱(?)のようなものがあった。
 おおっ、あんなところにこんな装飾が。
 たまには上を向いてみるものだ。

竜の形に彫刻された飾り柱
う、いい画像がない。
二頭竜がいるのですが、わかりますか?

 門を真ん中にはさんで、鼓楼の反対側に木魚がいる。ここの木魚はプナンサと違って、天井から吊されていた。
 そして、天井にはやはり竜の形の柱。こちらは口に紅い玉をくわえていた。

木魚
木魚

 ふと、背後から日本語が聞こえてきた。日本人観光客を連れたガイドさんが、ちょうどタボタップ[多宝塔]の説明をはじめたところだった。ありがたく一緒に聞かせてもらう。

タボタップ[多宝塔]
タボタップ[多宝塔]

 ダボタップの前にあった説明パネルの内容は下記の通り。

 国宝第20号。釈迦如来の説法を賛嘆する多宝如来を象徴する塔。故にこの塔は釈迦如来の説示された数多い説教を表現している。本来は基壇の上の四面に釈迦如来の獅子吼を象徴する石獅子像四匹があった。しかし今は盗まれて外国に搬出され一匹だけが残っている。高さ10m40cm。751年に建立された。木造建築様式が特徴である。

 ダボタップの中段あたりには一匹獅子がいるのだが、これはもともと塔の四方に1体ずつ、合わせて4体あったのだそう。でも、何かの混乱時に盗まれて散逸してしまったのだそうな。

タボタップの獅子
タボタップの獅子

 1体はここにいるけど、もう1体は大英博物館にいて、あとの2体は行方不明とのこと。
 ふーん、こういう場合、大英博物館とかって、返してくれないものなのかなあ。

 昨日ハンさんにも聞いたけれど、このダボタップは韓国の10ウォンコインに使われているので、ガイドさんがやはり10ウォンコインを出して説明していた。

 ちなみにダボタップ、よ〜く見ると、梅・蘭・菊・竹といった植物が意匠として盛り込まれているのだそうな。
 ちょっとわたしが撮ってきた写真では確認できないけど、たしかに竹の部分は実物を見るとすぐにわかる。
 観光客のみなさんも、いっせいに「ほお〜」と感心していた。

 また、大雄殿前にはタボタップとソッカタップ[釈迦塔]のふたつの石塔が並んで建っているが、タボタップは装飾が多いので女性的、ソッカタップは装飾がなくすっきりしていて男性的、とも説明していた。

ソッカタップ[釈迦塔]
ソッカタップ[釈迦塔]

 あと、ソッカタップ、塔の足元を見ると、蓮の花を彫刻した円い石と細長い石とで、まわりを囲まれている。
 これは、この石の内側はお釈迦様の世界ですよ、ということを表している、とハンさんに聞いたが、説明パネルにも書いてあった。


ソッカタップの蓮の花

 そのソッカタップの説明パネルの内容は下記の通り。

 釈迦如来と彼の教化を象徴する塔。国宝第21号。高さ8m20cm。751年に建立された。韓国の三層石塔の典型である。塔の周囲に配置されている八輪の蓮華とそれを連結している回廊は、ここが釈迦如来が説法する聖域であることを示す。塔身内で発見された世界最古の木版印刷物、無垢浄光大陀羅尼経をはじめ70点の文化財は一括して国宝第126号に指定されている。

 さらに、大雄殿の正面に石灯籠がひとつあるのだが、その燈篭の開口部から大雄殿の中にいる仏さまの顔を見るといいことがあるとかなんとか(見ながらお願いするんだったか?)。

 ほほう、燈篭越しに見えるのか、と思って、さっそく見に行った。確かに見えた。

燈篭の窓からお釈迦様を見る
燈篭の窓からお釈迦様を見る。


お釈迦様、アップ!
わかりますか?
(わたしのモニタでは見えるのだが・・・)

 昨日は大雄殿の屋根の先にいる、魚をくわえた竜を見たところで終わったんだった。
 お寺のまわりをぐるりと一周して、屋根の四隅の竜をチェック!

 四隅の竜は全部違う色だった。魚をくわえているのも一か所のみ。
 なんか意味あんのかな? わからないけど。

魚をくわえた竜
魚をくわえた竜。
こうしてみると、あまり青くありませんね。

         青竜
       魚くわえてる               黄竜
          
―――── 大雄殿正面 ──────
          │                 │
          │                 │
          │                 │
          │                 │
          │                 │
          │                 │
          │                 │
          
―――───―──────────
          紅竜                緑竜

 建物の中も見る。

 建物の中は、上を見上げると、やはり鼓楼や鐘楼のように、先端に竜などの動物の頭部をを彫刻した柱が壁から突き出ていた(梁?)。胴がやたらと長いので、まるでペッツみたい。

参考写真・ペッツ
参考写真・ペッツ。
これはサンタクロース・バージョン。ちはる所蔵。
これのあたまが竜やらなんやらに
なっている梁があると思いなせえ。

 堂内の奥に見える2体の竜の柱はいいとして、手前に見えるありゃなんだ?
 白い、鼻の短い象、あるいは豚、もしくはねずみみたいな生き物の彫刻。
 それと、唐三彩のように白地にオレンジと緑で塗られた、猫だか犬だか猿だかわからない生き物の彫刻。ううん、正体不明。
 


 無説殿

 大雄殿のうしろにある無説殿を見に行く。ここは誰でも中に入れる。
 無説殿前にあった、建物の説明は下記の通り。

 経論を講説する講堂。言葉で以って経論を講説する講堂あるにもかかわらず無説と言うのは真理の本質と仏教の深い意味とが言語と言う手段では到達することができない言語道断の境地であることを表現する。670年頃、義湘大師が最初に講論をした。創建以後数回の重建重修を経て1973年復元した。建築様式は朝鮮時代の後期に属する。

 で、中に入ってみたのだが、売り物なんだか展示しているだけなんだか、よくわからないものが壁一面に並べられていた。小坊主人形とか、韓国のレストランの前によくある天下〜っていう顔の彫られた丸太みたいなのの置物とか。

 建物内部の左奥には、触地印の仏さまを囲んで、四天王やら地蔵やら十大弟子やらがみっちり集まっている絵が飾られていた。新しい絵だと思う。
 


 観音殿

 無説殿はさらっと流して、次は急な階段を登って観音殿へ。

観音殿にいたる階段
観音殿にいたる階段

観音殿
観音殿

 建物内正面には、白い千本の手を孔雀のように広げて真円となった千手観音の絵がどーんと掲げられている。
 おおー、なんや知らんがすごい絵だ。

 この絵の手前に、金ぴかのスタイルのいい観音像が据えられているのだが、絵に圧倒されてしまって、最初は観音像がそこにあることにすら気づかない。

 しかし、像と絵を一緒に見ると、まるで金色の観音像を茎に見立てて、白い蓮の花が咲いているように絵の中の千本の手は見える。
 うーん、すっごいよく考えられたレイアウトだと思う。
 


 毘盧殿・羅漢殿

 観音殿からは毘盧殿と羅漢殿というところに行けるのだが、メモにあまり記述が残っていないな。さすがに、もう見るのに疲れたか?

 毘盧殿には、(確か)右手を下にして智拳印を結んだ毘盧遮那如来仏がいた。
 智拳印を結んだ仏像というのは、日本だと多くは大日如来だけど、ここでは毘盧遮那なのか。まあ、毘廬遮那仏は大日如来の原形だというから、よいのであろう。

 羅漢殿の中には、正面に金ぴかの三尊像、その両側に肌が真っ白な小さな羅漢様の塑像(?)が並べられていた。
 いずれも3頭身くらいの小さな像だったような記憶がある。
 それと、三尊像を含めて、すべての像がうつむいていたような。瞑想中なのだろうか?

羅漢殿
羅漢殿

 9時18分に羅漢殿前を離れて、プルグクサの見学はお終い。
 蓮華橋[ヨンファギョ]・七宝橋[チルボギョ]前に戻ると、やはり修学旅行の小学生たちが、記念撮影でおおわらわだった。

 さて、駐車場に戻るか、と歩き始めたら、行きとは別のルートで帰れることが道案内によって発覚。せっかくなのでそのルートで帰る。

 道は下り坂。頭上には木が生い茂り、ちょっとした森林浴気分。


帰り道

 坂の一番下には、「吐含山佛國寺」と書かれた額がかけられた門があった。
 ふーん、ここって「吐含山」[トハムサン]っていうのか。知らなかった。

吐含山佛國寺
吐含山佛國寺

 この門をくぐってさらに行くと、バスで来た駐車場の一番奥に出た。
 さて、次はソックラム[石窟庵]へ行かねば。

おわり


今回のMission プルグクサ内を観光せよ
難易度 レベル0.5
今回のMission結果 成功(^ ^)
本部からのコメント プルグクサ、おつかれさまでした。極楽殿もゆっくり見ていたとしたら、1時間半以上観光時間がかかっていたかもしれませんね。
次はソックラムです。バスで移動ですね。がんばってください。

 

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