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| 韓 国 9 日 間 |
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発行責任者 ちはる |
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| 《2002年4月25日―3》
■ ヘインサへ 9時40分頃。ヘインサ[海印寺]行きのバスの終点から、バスで来た道を少し歩いて戻る。 寺も見とらんうちからメシなぞ食ってられん。 しばらく歩くと、バスに乗ってたおばちゃんたちが大挙して降りた、瓦屋根の大きな建物が見えてきた。
そして建物近くの道路沿いで、「ヘインサはこちら」みたいな案内を発見。 おお、ホントはここの建物前で降りればよかったのか。 あとはだいたい道なりに歩く。このあたりは確か見舗装路だったと思う。
お寺めぐりをしているからしかたないのかもしれないけど、韓国に来てからずっと、山づくしだな、わたし。 道はあっているのだと思うけど、わたし以外に観光客がいないのですごく不安。 9時53分。途中、売店があったので、水を買って店員の女性に「ヘインサ(は向こうですか)?」と指さしながら訊いてみる。すると、そうだ、とうなずかれた。ああ、いちおう合っているんだな。 そしてまた歩き続けると、9時58分。みどり地に白い文字で「ヘインサ カヌンギル」と書かれた看板を発見。
「キル(ギル)」の意味は「路」のはず。 ということは、「カヌンギル」は全体で「(〜へ)行く道」みたいな意味か。 その予想にたがわず、この看板のすぐ近くに舗装路があり、観光客が坂道をのぼっていく姿がようやく見られるようになった。ああ、よかった。 この後は人の流れに身をまかせ、渓流沿いの道をのんびりと歩いていく。
渓流の脇には休憩所みたいなところや、「ヤクスアン」[薬水庵]と書かれた水飲み場などがあった。 10時6分、白い五輪の塔みたいなのと亀の甲羅に石碑をのせた記念碑のようなが右手に見えてくる。
その予想通り、世界遺産の碑の前に、山の中にあるヘインサへと続く坂道があった。「伽[イ耶]山海印寺」(※[イ耶]=にんべんに「耶」)と書かれた扁額がかかったイルジュムン[一柱門]をぬけてさらに奥へ。
坂道の参道は、両側に巨木が連なり、空気はひんやりとしている。 説明書きによると、この今は枯れてしまった木は、ヘインサ創建当時に植えられたもので、1945年に枯れるまで、1200年間生きてたそうな。
まあそんなものも眺めつつ、黄色とピンクの蓮の花形ちょうちんがさがった参道を進むと、今度は「海印叢林」と書かれた鳳凰門がある。
ここは、門の中の壁に、鮮やかな色で四天王が描かれていた。
さらに階段をのぼり、「東海圓宗大伽藍」の額がかかった解脱門(不二門)をくぐると、ようやく広場に出た。広場にはどんどこどんどこと、激しく法鼓を打つ音が聞こえてくる。
ああ、さすが韓国の打楽器。お寺の法鼓とはいえ、リズムが気持ちいい〜〜 音のするほうを見ると、「海印梵鐘」の額のかかった建物内で、灰色の着物に濃い茶色の袈裟をつけたお坊さんが、直径2メートル近い大きな法鼓をたたいていた。
そのあまりにみごとなリズムのためか、お寺に参拝に来ている人たちがみんな鐘楼(このお寺は鐘と法鼓がひとつの建物にある)のまわりに集まり、法鼓の音に聞き入っている。 バチの正しい持ち方を、わたしは知らないが、この時のお坊さんはバチの真ん中を持ち、バチの両端を使って法鼓をたたいていた。 途中から奏者が交代したのだが、ふたり目はひとり目が法鼓をたたいているうちから自らも打ち始め、音を途切れさせることがなかった。 ふたり目のお坊さんは、ひとり目よりもリズム感がいまいち。腕の動きも悪いし。 ふたり目のお坊さんは、まだ練習中の身のようで、3人目のお坊さんの演奏をじっと見つめながら、小さく手元でバチをふっていた。 三度奏者が代わり、4人目。4人目の人は腕の動きがでかい。でも、リズムはいまいちかな。 最後にひとり目のお坊さんに演奏が戻った。 他の人もそう思っているらしく、みんな演奏に満足そうだった。 この法鼓の演奏は10分ほど続き、終わりの合図というわけでもなかろうが、最後に鐘が鳴らされた。 この鐘の音を合図に、みんな鐘楼前から散っていく。 おわり |
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