・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第42号 6日目の3
2002.11.27 発行
今回のMission ヘインサ[海印寺]をリポートせよ−1
難易度 レベル0.5

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
 
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月25日―3

 ヘインサへ

 9時40分頃。ヘインサ[海印寺]行きのバスの終点から、バスで来た道を少し歩いて戻る。
 観光バスや一般車を停められる駐車場の横を歩いていると、飲食店やお土産屋さんのおばちゃんたちに、寄ってけ、寄ってけ〜と声をかけられる。

 寺も見とらんうちからメシなぞ食ってられん。
 会釈だけして通りすぎる。

 しばらく歩くと、バスに乗ってたおばちゃんたちが大挙して降りた、瓦屋根の大きな建物が見えてきた。
 このあたりは日当たりがよいのか、八重桜のピンクが山の緑と青い空によく映えていた。

バス停のある建物
正面に見えているのが、
おばちゃんたちが大挙して降りた
バス停のある建物

八重桜
八重桜

 そして建物近くの道路沿いで、「ヘインサはこちら」みたいな案内を発見。

 おお、ホントはここの建物前で降りればよかったのか。
 まあ、終点まで乗っても、ここまで歩いてくるのはたいした距離じゃない。
 帰りにどこでバスに乗ればいいかわかったから、よしとすることにしよう。

 あとはだいたい道なりに歩く。このあたりは確か見舗装路だったと思う。
 途中、川を渡った。川の中には大きな岩がごろごろしていた――っていうか、最近こんな上流近くの川ばっか見ているような。

この時渡った橋
この時渡った橋

きれいな流れではありました
きれいな流れではありました

 お寺めぐりをしているからしかたないのかもしれないけど、韓国に来てからずっと、山づくしだな、わたし。

 道はあっているのだと思うけど、わたし以外に観光客がいないのですごく不安。

 9時53分。途中、売店があったので、水を買って店員の女性に「ヘインサ(は向こうですか)?」と指さしながら訊いてみる。すると、そうだ、とうなずかれた。ああ、いちおう合っているんだな。

 そしてまた歩き続けると、9時58分。みどり地に白い文字で「ヘインサ カヌンギル」と書かれた看板を発見。

ヘインサ カヌンギル
ヘインサ カヌンギル

 「キル(ギル)」の意味は「路」のはず。
 「カ」は「Go!」って意味かなあ(韓国で上映されていた「スターウォーズ エピソード1」の中で、そう韓国語に訳されていたから・・・)。
 「ヌン」は知らないけど、「チョヌン〜」(わたしは〜)とか言う時に使うから、きっと接続助詞みたいなもんだろ。

 ということは、「カヌンギル」は全体で「(〜へ)行く道」みたいな意味か。
 ほっ。やっぱヘインサへの道はここであってるのね。

 その予想にたがわず、この看板のすぐ近くに舗装路があり、観光客が坂道をのぼっていく姿がようやく見られるようになった。ああ、よかった。

 この後は人の流れに身をまかせ、渓流沿いの道をのんびりと歩いていく。

渓流沿いの道
渓流沿いの道

 渓流の脇には休憩所みたいなところや、「ヤクスアン」[薬水庵]と書かれた水飲み場などがあった。

 10時6分、白い五輪の塔みたいなのと亀の甲羅に石碑をのせた記念碑のようなが右手に見えてくる。
 その先には、さらにヘインサ全体の案内図や池や世界遺産の碑が。
 む、寺が近いな。

ヘインサの世界遺産の碑
ヘインサの世界遺産の碑

 その予想通り、世界遺産の碑の前に、山の中にあるヘインサへと続く坂道があった。「伽[イ耶]山海印寺」(※[イ耶]=にんべんに「耶」)と書かれた扁額がかかったイルジュムン[一柱門]をぬけてさらに奥へ。

一柱門
一柱門

 坂道の参道は、両側に巨木が連なり、空気はひんやりとしている。
 巨木の中には「ゴサモク」[枯死木]と名づけられた(?)、幹は太いけど途中で折れてしまったような木があった。

 説明書きによると、この今は枯れてしまった木は、ヘインサ創建当時に植えられたもので、1945年に枯れるまで、1200年間生きてたそうな。
 ふうん、樹齢1200年の木か。

ゴサモク[枯死木]
ゴサモク[枯死木]

 まあそんなものも眺めつつ、黄色とピンクの蓮の花形ちょうちんがさがった参道を進むと、今度は「海印叢林」と書かれた鳳凰門がある。

鳳凰門(天王門)
「海印叢林」と書かれた鳳凰門(天王門)

 ここは、門の中の壁に、鮮やかな色で四天王が描かれていた。
 ここの四天王は恐い顔をしてなくって、広目天は驚いたような――というかシャウトしているような顔で、琵琶を持った持国天はさわやかな(?)笑顔だった。

広目天
広目天

持国天
持国天

 さらに階段をのぼり、「東海圓宗大伽藍」の額がかかった解脱門(不二門)をくぐると、ようやく広場に出た。広場にはどんどこどんどこと、激しく法鼓を打つ音が聞こえてくる。

解脱門(不二門)
解脱門(不二門)

 ああ、さすが韓国の打楽器。お寺の法鼓とはいえ、リズムが気持ちいい〜〜

 音のするほうを見ると、「海印梵鐘」の額のかかった建物内で、灰色の着物に濃い茶色の袈裟をつけたお坊さんが、直径2メートル近い大きな法鼓をたたいていた。

ただいま法鼓演奏中
ただいま法鼓演奏中

法鼓
法鼓

 そのあまりにみごとなリズムのためか、お寺に参拝に来ている人たちがみんな鐘楼(このお寺は鐘と法鼓がひとつの建物にある)のまわりに集まり、法鼓の音に聞き入っている。

 バチの正しい持ち方を、わたしは知らないが、この時のお坊さんはバチの真ん中を持ち、バチの両端を使って法鼓をたたいていた。
 腕は大きく円を描くように動かし、法鼓の皮張りの面全部で演奏している。

 途中から奏者が交代したのだが、ふたり目はひとり目が法鼓をたたいているうちから自らも打ち始め、音を途切れさせることがなかった。

 ふたり目のお坊さんは、ひとり目よりもリズム感がいまいち。腕の動きも悪いし。
 と思っていたら、ほんの1分程度で3人目に交代。
 3人目は、力強い音だぞう。しかもリズムが早っ!

 ふたり目のお坊さんは、まだ練習中の身のようで、3人目のお坊さんの演奏をじっと見つめながら、小さく手元でバチをふっていた。

 三度奏者が代わり、4人目。4人目の人は腕の動きがでかい。でも、リズムはいまいちかな。

 最後にひとり目のお坊さんに演奏が戻った。
 うーん、最初から安定したリズムで、低音が心地よい。この人、うまいわ〜〜

 他の人もそう思っているらしく、みんな演奏に満足そうだった。

 この法鼓の演奏は10分ほど続き、終わりの合図というわけでもなかろうが、最後に鐘が鳴らされた。
 すんごい後に音が残る鐘で、ぅぉおおぉ〜〜んってな感じで、真ん中の音が一番大きかった。

 この鐘の音を合図に、みんな鐘楼前から散っていく。
 わたしも本堂があるらしき方へ向かった。

おわり


今回のMission ヘインサ[海印寺]をリポートせよ−1
難易度 レベル0.5
今回のMission結果 成功 (^ ^)
本部からのコメント レポートおつかれさまでした。
でも、ヘインサのメインは八万大蔵教だということをおぼえていますか? 建物に見とれて肝心なものをうっかり見忘れないようにしてください。では、次回は八万大蔵教を見るように。

 

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