・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第45号 6日目の6
2002.12.13 発行
今回のMission ヘインサからテグへ帰還せよ
難易度 レベル3

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
 
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月25日―6》

 テグ行きのバス

 食事を終えて、食堂のある2階から外階段で下に降りる。

 さて、次はテグへ帰る手はずを整えなくてはならない。

 まず悩んだのが、バスの切符売り場はどこかということ。
 ハングルは読むことしかできない(意味はわからない)程度のレベルのわたしには、「(ここが)切符売り場(です)」と書いてあったとしても、それが切符売り場だと認識できないのだ。

 困ったな。
 まあ、バスの終点が食堂の下の駐車場なんだから、このあたりにあるのは間違いないんだが。

 そうしてふと食堂のある建物の1階を見ると、中は売店になっているようだった。奥には公衆トイレらしきものがある。

 ふうん、ここ、一見何かの事務所みたいで入れないのかと思ってたけど、公衆トイレがあるんなら、誰でも入っていいみたいだな。

 ちょうどトイレに行きたいところだったので、試しに中に入ってみる。
 すると、案の定1階の広いスペースの一角が売店になっていて、空いてるスペースには休憩用のベンチなども用意されていた。


食堂下の建物内

 わたしが中に入っていっても、中で働いている人たちは気にする様子もない。安心してトイレに行く。

 すると、わたしの後から年配の日本人観光客を連れたツアーの一群がやってきた。にわかに男女兼用のトイレ内が日本語で騒がしくなる。

 トイレの個室のドアには、ハングルで「男」「女」を示す漢字が書いてあるのだが、わたしにはどっちが「男」でどっちが「女」を示すハングルなのかわからない(ただし、中に入れば設備は同じ)。

 それはツアーの人々も一緒らしく、「あらー、こっちは男性用らしいわよー」「やだー、知らないで入っちゃったわよ」などという会話がしばらくあちこちでわきあがっていた。

 トイレを出た後、休憩用のベンチに座って部屋の内部を観察。
 すると、部屋のすみでラーメンを煮て食べている男性の後部上方に、時刻表らしきものがある。
 む、あれはバスの時刻表か?

 近づいてみると、やっぱりそれはバスの時刻表だった。

バスの時刻表
バスの時刻表。
テグ行きの時刻は創刊準備号の
トピックス3でどうぞ。

 そして別の部屋の一角に目を向けると、建物の外から見た時は、昔なつかしいタバコ屋さんみたいな窓口のあるところに、バスの切符のようなものが並べられていた。
 ああ、あれがバスの切符売り場だったのか。

 ということは、ここはバスの待合所なのだな。

 しかし、何となく確証が持てなかったので、会話帳で「バスの切符はどこで買えますか?」という一文を探し出し、ちょうど売り場にいた女性に、「アンニョンハセヨー」と声をかけてからそれを見せてみる。

 すると女性は「ここで売ってるわよ」というようなことを身振りとともに言い、「テーグ?」[大邱(に行きたいの)?]とわたしに訊ねる。

 「テーグ」。そういやあ、ハンさんも(メール上でユンさんも)そうだったけど、韓国の人は「大邱」を「テグ」ではなく、ちょっとのばして「テーグ」と発音(表記)する。それが正しい発音なのだな。

 なのでわたしもそれにあわせて「うん、テーグ」と答える。

 次いで、「ハンジャン?」[(切符は)1枚?]と訊かれたので、うなずきながらおうむ返しに「ハンジャン」と答える。

 こうして無事にテグ行きのバスの切符Get!
 お値段は行きと同じで3,900ウォン也。

ヘインサからテグへ行くバスの切符
ヘインサからテグへ行くバスの切符

 テグ行きのバスがもう来ているのかどうかわからなかったが、とりあえず外に出てみる。すると、バスが1台停まっていた。

 ものはためし、中にいた運転手のおじさんに、「テーグ(に行きますか)?」と訊いてみたら、すっごくイヤそうな顔をされて、おまけに犬を追い払うようにシッシッと手を振られた。

 う、どうやらこのバスがテグ行きではないらしいということも、間違えたわたしが悪いということもわかるが、それにしても、しかし、そんな態度をすることないじゃん。ちょっと傷つく。

 いままでわたし、親切な韓国人にしか出会ってこなかったからなー。甘えすぎてたか? 驕っていたのか? と少し悩む。

 とりあえず、バスの待合所に戻ってこころを落ち着けてみる。

 いま、時刻1時40分。
 時刻表を見てみると、1時台は10,30,50分にそれぞれ出発便があった。
 そうか、じゃああと10分くらい時間があるんだな。

 そうしてしばらく待合所で待っていると、もう1台バスがやってきた。
 行って見てみると、バスのフロントガラスのところに「コリョン、テグ」とハングルで書かれた紙が置かれている。
 ああ、これがテグ行きのバスなのか。間違いないので乗る。

 バスに乗り込んでまもなく、隣にとまっていた、わたしが間違えたバスが一足先に出発した。
 わたしの乗っているバスも、50分ちょっとに出発した。

 行きも通った大きなお土産屋さんの前を通る時、歩道に宝くじ売り場みたいな小さなボックスの建物があった。
 なんだろ? 中に誰もいないけど、何かチケットでも売っていそうな建物だよな――と思ったところで気がついた。

小さな建物
帰り道・バスの中から。
小さな建物があるのがわかりますか?
窓には「ポス・メッピョソ」
(バス・切符売場)と書いてありました。

 わたし、ヘインサの入場料、払ってないじゃん。

 あれ? ヘインサってタダだっけ? と思ったが、そんなことはないはず。
 ガイドブックを見直したら、バスの中に中国語的に言うと售票員(?)が入ってきて、ヘインサの入場料を徴収されると書いてある。

 ええ? そんな人、こなかったそ。

 なんだろう? キョンジュの博物館みたく、何か、特別な日でタダだった、とかあるのかな?

 結局原因は不明。ラッキーだったのか、それとも、またしても知らずに犯罪をおかしていたのか(※わたしはソウルの国立民族博物館に、そうとは知らずに無料入場してしまったことがある)。
 ま、いっか。

 テグからヘインサへと向かった道を、バスはひたすら逆方向に走る。
 行きと変わらぬのんびりとした風景。
 でも、日ざしは行きよりも少し強いような気がした。

帰り道・どこかの町の風景
帰り道・どこかの町の風景


 

 テグでもろもろ

 1時50分にヘインサを出発したバスは、3時20分にテグの地下鉄ソンダンモッ駅にある西部停留場(西部バスターミナル)に到着した。

 けっこう長距離な小旅行だったけど、無事に行って帰ってこられてほっとした。

 地下鉄でチュンアンノ[中央路]駅へ行き、いったんホテルに戻る。ホテルに着いたのは4時頃。

 今日は朝が早かったのでねむい。
 オンドルの床に座布団と枕を出し、2時間ほど仮眠。

帰り道・どこかの町の風景
5日目の日記にも出てきた座布団とまくら

 6時30分、ふたたびホテルを出て、チュンアンノの地下街をふらふらする。
 「HOT」という名前の大きなCD屋があったので入ってみる。

 韓国語の歌詞のCDは、日本に帰ってから聞く可能性が著しく低いので、洋楽を物色する。結局、チック・コリアの古いアルバムを2枚買った。2枚で23,300ウォン。日本で買うよりは安いだろう。

 映画「武士」のDVDが25,500ウォンで売られていて、買おうかどうか激しく悩んだが、考えてみれば日本語の字幕なんぞ入っているわけがないのであきらめた。

 ちょうどこの頃、日本でBoAがブレイクした頃だったんだったか。J-POPのコーナーでもトップはBoAだった。

 CD屋の近くに文房具屋さんみたいなのもあったので見に行く。
 雑貨売り場の一部は、キティをはじめとするサンリオ・グッズで埋め尽くされていた。

 アメリカには、ご当地キティとして「自由の女神キティ」があると聞く。
 ここ韓国でも探せば「チマチョゴリ・キティ」とか、あったかもしれないが、残念ながら探す元気はこの時なかった。

 わたしがふだん愛用しているデイバッグは、スウェーデンのヘデグレン(Hedgren)とアメリカのマンハッタン・パッセージ(Manhattan Passage)のものだが、この店でもヘデグレンのバッグが売られていた。ちゃんとシリアル・ナンバー入りのプレートもついているから、ニセモノではないはず。
 安かったら買って帰るかっ!? と思ったが、値段はあまり日本と変わらなかった。

 マンハッタン・パッセージ、らしきロゴがついたバッグも売られているのだが、ロゴマークが異常にでかっ!
 よく見たら名称が「Manhattan Portage」になっていた。むむむ、ぱくりものだったのか。

 道端の出店で売られているならともかく、こんなちゃんとした店で売られているとは。
 だまされたらあかんぞ、韓国の若者よ。

 7時40分、地下街を出る。
 地上の繁華街などを、また少しふらふら歩く。

 お腹は空いてない。
 まあ、昼にあれだけ食べればな・・・

 でも、夜にお腹が空いたら、それはそれで困る。
 こういう時は、コンビニで夜食調達だっ!

 というわけで、ホテルに戻る途中にあった、国鉄テグ駅前のローカル系コンビニに入る。

 けっこうせまいコンビニで、ゆっくり商品を見ることができなかったが、日本と同じにおにぎりやお弁当を売っているチルド棚があった。
 プルコギおにぎり(W700)とキンパ(W2,000)、それにハーシーズのチョコレート・ドリンク(W650)を買う。しめて3,350ウォン。
 袋に品物は入れてもらわなかったと思う。

キンパ(W2,000)
キンパ

プルコギおにぎり(W700)
プルコギおにぎり

 ホテルに戻ったら8時24分になっていた。
 


 これにてテグの観光もおしまい。
 ワールド・カップの試合が開催される町だし、ヘインサ[海印寺]へ行くバスも出てるし、ということで訪れた町だったが、特にどう、ということはない町だったかもしれない。

 明日は早起きしてプサン[釜山]に向かう。
 早々と身じまいして就寝。

おわり


今回のMission ヘインサからテグへ帰還せよ
難易度 レベル3
今回のMission結果 成功 (^ ^)
本部からのコメント ヘインサからテグへ無事に帰ってこられましたね。おつかれさまでした。
テグは、もう少し観光する場所があればよかったですね。東京のちょっと大きな町で遊ぶのとなんら変わりがなかったので、買い物するくらいしか楽しみがないのは残念でした。
さあ、次からは最終目的地のプサンです。これまた大きな観光目的はほとんどない場所ですが、港町を楽しんできてください。

 

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