・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第51号 7日目の6
2003.1.21 発行
今回のMission 昼食を調達せよ
難易度 レベル3

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
 
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月26日―6》

 PIFF広場付近

 プサン・タワー観光を終えた後は、ナンポドンの繁華街をふらふらと歩く。
 特にあてはないので、ひたすら歩き、PIFFの広場にたどりつく。

 このあたりは、PIFF(プサン国際映画祭)の名のとおりに、映画館もいくつかあるのだが、広場を中心としたわずかな半径の地域の中に、ロッテリア、マクドナルド、バーガーキング、ケンタッキー・フライドチキン、シアトルズ・ベスト・コーヒー、ドトールなどのファースト・フードの店がみっちりと集まっていた。

 しかも、そのすきまをさらに食べ物の屋台が埋め尽くしている。
 食べ物は、直径が20cm以上あるワッフルとか、ホットドッグ、サティのように串の長い焼き鳥、スルメ、サツマイモを揚げたもの、キンパ、大きな紙コップに入ったサキイカ、その他もろもろ。
 わたしには「ホットック」と読めるハングルが書いてある屋台では、まるいお好み焼きのようなもの(※実際にはあんこだか黒蜜だかが入っている甘い食べ物らしい)も売られていた。

 とにかくこのあたりにはたくさん人がいたが、その中にチェックのミニスカートをはいた女子高生の集団がいた。

 うーっわ、スカート短(みじか)っ!
 へえ、韓国の制服も日本と似たようなもんなんだなあ、と思っていたら、「はい、集まってーっ!」という先生らしき人が発する声がした。

 げえ。ということは、あれ、日本の女子高生? 修学旅行か。

 まあ、別にどんな服を着てもいいけどさあ、その制服で海外ってどうよ?

 日本の高校の先生方、修学旅行とはいえ、海外で生徒に制服は着させない方がいいと思います(自分の学校の生徒かどうか、素早く区別したいなら、ツアーみたくバッチをつけさせりゃいいじゃん。ぶつぶつ)。
 


 お昼ご飯

 いまさらながら、日本の女子高生のスカート丈の短さに異常を感じつつ、何はともあれご飯っ!
 もう時刻は2時をまわっているのだ。

 しかし、あまりにも店が多い&人が多いので、なんとなくビビってしまい、なかなか店に入れない。

 あああ、自分がもどかしい――と思っているところで、店先に出ている看板の、「参鶏湯」という文字に目がとまった。
 サムゲタンか。

 そういやあ、日本だとサムゲタンは高いから、韓国に行ったら絶対食べようと思っていたんだっけ。

 よしっ。悩んでいたら店に入れなくなる。
 心を無にして突撃だーっ! とばかりに一歩店の中へ。

 店の中は、2時を過ぎているわりには人が多かったと思う。
 お客さんの種類はいろいろ。白人女性3人連れとか、夫婦で来ている人たちとか、韓国にしてはめずらしくひとりで食事している男性とか。

 黄緑色のパンツ・スーツに、がつんとあてたパーマ頭にサンバイザーという強烈なナリでもりもり食べているおばちゃんとかもいた。

 わたしが店に入るとすぐに、やわらかでおっとりした印象の女性がこちらを向いた。しっかりと彼女と目を合わせると、好きなところに座って、と合図されたので、壁際の席に陣取る。

 座ったところで、さて、メニューは、とあたりを見回すと、すぐに先の女性がわたしに「サムゲタン、ナントカ〜?」と訊ねてきた。
 サムゲタンをたのみたかったので、とっさに「うん、うん」とうなずくと、女性は「サムゲタン、ひとつ」みたいなことを厨房に伝えていた。

 なんか、簡単な注文だな。
 まあ、サムゲタンの店だからそれでいいのか。

 他にメニューはないのか? と思って店内を見回すと、壁にお品書きがあったと思う。
 サムゲタンの他には、

  • チョンギグイ[鶏の丸焼き?]
  • ヨンギョグイ[不明。ヨンギョというものを焼いた[クイ]ものだと思うが、ヨンギョがわからん。スペルミスの可能性あり]
  • インサムジュ[人参酒]
  • メクチュ[麦酒、ビール]
  • ソジュ[焼酎]

くらいしかなかった(あとはソフト・ドリンクだったか?)。

 なるほど、これなら選択肢が少ないから(料理なんて3種しかない)、注文も簡単になるわな。

 注文してすぐ食べ物の小皿と銀色の大きなボウルがやってきた。
 ボウルの中にはステンレスの製の箸、スプーン、小型のレードル、それに空の白い小皿が2枚入っている。

食器と小皿各種
食器と小皿各種
お冷やもボトル付きできました。コップはステンレス製。
お冷やもボトル付きできました。
コップはステンレス製。

 この食器類はどうやって使いこなすんだ? とまわりを見てみると、みんな黒い石の器に入ったサムゲタンを解体した後、銀の大きなボウルに解体済みのサムゲタンをレードルでスープとともに移動して食べていた。
 そして骨は白い小皿へ。
 ふむ、そうやって使うのか。

 食べ物の小皿の方は、白菜のキムチ、カクテキ、大根の酢漬け(?)、ムルキムチ、さらに青いとうがらしと玉ねぎに味噌。それと、小さく巻かれた麺が2玉と、白い陶器のぐい呑みに入った謎の液体。

 なんだろう? この液体は。何に使うんだろうか?

麺2玉と謎の液体
麺2玉と謎の液体

 食卓に上がっているのだから、食べられないものではないはず。
 いきなり口にする勇気はなかったので、ためしに指の先に少しつけてなめてみたが――にがっ!&まずっ!

 何だ、こりゃあ? ざらっとした舌触りだったぞ。

 ちはる的には危険信号が出る味だったので、この後この液体は一切口にしなかった。

 んがっ、後で調べたところ、どうもこれはインサムジュ[人参酒]だったらしい。
 わたしはまったく知らなかったのだが、どうもサムゲタンとインサムジュというのは、お店だとワンセットで出されることが多いようなのだ。

 でも、ふうん、あれがインサムジュなのか。
 食前酒として飲むものらしいので、味を気にせずぐいっとあけておけばよかった。

 小皿のキムチは、どれもおいしかった。特に白菜のキムチが気に入った。噛むと甘いんだけど、しっかり辛いんだよね。今回の旅行の中では、一番おいしい白菜のキムチだったと思う。

 青いとうがらしは、味噌をつけてかじったような。
 想像していたような辛い食べ物ではなかったような記憶がある。

 小皿が来てから待つことしばし。
 ぐつぐつと沸騰する音をさせながら、サムゲタンがやってきた。

サムゲタン[参鶏湯]
サムゲタン[参鶏湯]。
もちろん沸騰しています。
ちなみにお値段はW8,000でした。

 おお〜、ひさしぶり。サムゲタンだ〜。
 さっそく食す。

 肉は、骨にきちんとついているんだけど、箸でつつくとすぐにほろりとはがれる。おまけにすっごくやわらかいし。
 味は淡白で、実にわたし好み(ソウルの時と同じことを書いていますが、実際にそうなんですぅ)。

 以前ソウルで食べた時も、鶏のお腹の中に栗が入っていたが、今回は半分に切った殻付きの栗が入っていた。

 鶏をあらかた食べ終わった後、仕上げに麺をスープに入れる。
 うーむ、鍋料理を楽しんでいるかのようで、いいな、こういうの。

 ゆっくり食べたので、3時31分、食事終了。
 うう、腹が苦しい。

 もう一度この店に行けと言われたら、きっと行けると思うのだが、残念ながら店の名前をわたしはおぼえていない。
 でも、とても人気があるらしく、常に人の足の絶えない店だった。

おわり


今回のMission 昼食を調達せよ
難易度 レベル3
今回のMission結果 成功 (^ ^)
本部からのコメント サムゲタンが食べられてよかったですね。日本で食べると、本当に高いですからねえ。胃さえ頑健なら、また食べに行く司令を出してもいいのですが、きっと無理でしょう。
次は旅館に戻って、チェックインしてください。

 

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