・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第57号 8日目の4
2003.2.27 発行
今回のMission ポモサ[梵魚寺]をリポートせよ−2
難易度 レベル0.5

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
 
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月27日―4》

 羅漢殿、獨聖閣、他

 さて、ポモサ[梵魚寺]内の建物だが――うーん、正直な話、あまりよく覚えていないな(笑)。
 とにかく、菩薩戒を受けるおばちゃんでお寺内が満ちあふれていて、それに圧倒されてしまったような気がする。

 それでも思い出してみると、お堂が3軒長屋のように連なった建物はじっくり観た。

 日本でも、神社で小さなお社がこんなふうに長屋のように連なっているのを見たことがあるけど、ふうん、お寺のお堂にもこんなタイプのがあるんだな。

 この長屋は、一番右側が羅漢殿だった。

羅漢殿の扁額
羅漢殿の扁額。
よく見ると屋根を支えている
木がまっすくじゃなく曲がっている

 触地印の如来像が正面にいて、その両脇に観音像。そしてさらにそのまわりに肌が白い羅漢さまの塑像が並んでいたと思う。

 お堂の中にはおばあちゃんがひとりいて、梵字で書かれたお経を読みながら、立ったり座ったりして礼拝していた。

 長屋の真ん中は獨聖閣。
 入り口は、竜宮門のようなアーチ型になっていた。

獨聖閣
真ん中の獨聖閣。
かなり色あせた建物。

 堂内には、白い肌に緑とオレンジ色の今朝をまとった小さな像が、ガラスケースに入って飾られていた。きっとこの小さな像が獨聖という聖人なのだろう。

 その他、メモには「天井画がすごい」と書いてある。
 どうも、白・オレンジ・赤・緑・青の五色で日本の歌舞伎の浮世絵みたいなものが描かれていたようだ(まったく記憶なし)。

 また、アーチ型の入り口には、童子の装飾などもあった。

童子のレリーフ
童子のレリーフ。
こんなに小っちゃくても働いてます

 一番左側の建物は、メモに名前が残っていない。
 しかし、中はじっくり見たようだ。

 正面には、これまた触地印の如来像と両脇に観音像。天蓋があった。

 床が畳(?)で驚いた。韓国にも畳があるのか。知らなかった。

 そして壁には釈迦の生涯を描いた8枚の仏画がかけられていた。
 多分、8枚あるから八相幀、でいいいのかな?

 ここは中に人がいなかったので、あがりこんでじっくり仏画を見てきた。
 8枚の内容はそれぞれ下記のとおり(最後はきちんと書き取って来なかった)。
 ピンクの太い文字がそれぞれの絵についているタイトルで、オレンジの文字がメモの記載、黒い文字は今回補足した内容。

1.鹿苑伝法相

 傘をさしかけられた貴人に、白いひげの人が礼をしている。
 画面左下には、金のレンガを背にのせた白い象。その金のレンガでなにか建物を作っている。

 これは、コーサラ国のスダッタという長者が、釈尊に自分の国に来てもらう時に、釈尊とその弟子たちの建物(精舎)を建てようとして、その建物にふさわしい土地、コーサラ国の王子ジェータが持つ土地を譲ってもらおうとした時のお話。

 王子ジェータはこの土地がほしいなら、この土地全体に黄金を敷き詰めてくれたら土地を譲ろう、と言ったそうな。

 で、スダッタはホントに黄金をその土地に敷き詰めたという。
 うーむ、剛毅な話だ。

 そしてここに建てた建物が、後の祇園精舎になるそうな。

 タイトル自体は、釈迦が初めて説法をした場所にちなんでいると思うが、その部分は見てこなかった。

2.雪山修道相

 木の下で自ら髪を切り落とす釈迦。
 その髪を、雲に乗って後光がさしている帝釈天が、金の皿に受け取ろうとしている。

 女性(スジャータ)が、苦行を終えた釈迦に乳粥を献じている。

 タイトル自体は、釈迦が前世において雪山で菩薩として修行していたときのことをあらわしているらしい。

3.四門遊観相

 日本でいうところの「四門出遊」。
 確かに、画面右上(東)に「老」、右下(南)に「病」、左下(西)に「死」が描かれている。
 というわけで、お釈迦様は左上(北)から出家したらしい。

4.兜率来儀相

 画面中央に赤い雲があり、その上にたくさんの仏さまが乗っている。雲はやがて細くなり、ひとりの女性の体の中へと入っていく。

 お釈迦さまは生まれる前に兜率天にいたので、兜率天から降って来て、摩耶夫人の胎内に宿ったことをこの絵は示しているらしい。

5.毘盧降生相

 五色の雲が女性の体の中に入る。
 で、画面の別の場所で女性のわき腹から子どもが生まれている。

 日本でいうところのいわゆる「出胎」の場面だと思うけど、「毘盧」の意味は不明。

6.出家―――――――――――┐
               |
7.降魔―――――――――――┼ … このみっつはメモに記述なし
               |  
8.涅槃(あるいは双林涅槃相)┘
 


 地蔵堂&大雄殿&観音殿、その他

 地蔵堂、というところにも行ってみたのだが、中はおばちゃんでみっちり詰まっていたので、入ることはできなかった。

 大雄殿も、もう入り口に履物があふれかえっていて、入るどころじゃない。

大雄殿入口
大雄殿入口。
履き物があふれかえっている。

 幸い、正面の扉が開いていたので中が見えた。

 大雄殿の正面には、金ぴかの仏像が三体と、その後ろに鮮やかな色彩の仏画。仏画の方ではお釈迦さまが触地印を結んでいる。
 仏像の上には豪華な天蓋がかかっていた。

大雄殿内部正面
大雄殿内部正面

 大雄殿の裏に水飲み場があったので水を飲んでいたら、「ナムアミダ〜プル、ナムアミダ〜プル」という声とともに、お坊さんを先頭にしたおばちゃんたちの行列がこちらに向かってやってきた。
 うわあ、なんなんだ?

 おばちゃんはみな、頭の上にお経の入った白い袋のようなものを載せ、お坊さんの読経の声に合わせて「ナムアミダ〜プル、ナムアミダ〜プル」と口々に唱えながら、大雄殿のまわりをぐるりと歩いて境内へと戻っていくが、ものすごい人数で歩いているので、列がとぎれない。

 まるで、大雄殿はおばちゃんでできた大蛇に巻き付かれてしまったかのうようだ。
 うーむ、ある意味すごい。

 それにしても「ナムアミダ〜プル」か。
 ま、確かに日本語で漢字を音読みした時、「〜つ」で終わる言葉は韓国語では「ル」と読む「己」のパッチムで終わることが多いから、「ブツ」=「プル」になるんだろうなあ。

 ミョーに納得しながら、おばちゃんたちの行列を眺める。

 気を取り直して次の建物へ。
 観音殿、というのは、大雄殿の右側にあった建物だったかな?
 これもだいぶ色褪せた建物だった。

観音殿
観音殿

 境内にかかげられていた仏画の背後にあった建物(名前不明)の前には、おばちゃんたちに連れられてきた子どもだろうか? 小学生くらいの男の子たちがいて、境内をみっちり埋めたおばちゃんたちを、ものめずらしそうにがんがん写真に撮っている。

 同じ韓国人にも、これはめずらしい光景なんだな。

その名前をおぼえてない建物内部
その名前をおぼえてない建物内部

 相も変わらずとぶようにお経が売れている販売コーナーの前に、ポモサのお土産屋さんがある。
 ちはる、衝動的にものすごくくだらないものを買いたくなる。

お土産屋さん、入口のディスプレイ
お土産屋さん、入口のディスプレイ。
日本と同様、干支別のお守りなど各種。

 でも、ポモサのオリジナル商品はなかった。
 しかし、何か買いたい! というわけで、韓国のお寺に行くとよく見る蓮の花型ちょうちんをかたどった蓮の花飾りをGet。

 お値段も3000ウォン(約300円)でお手ごろだった。

蓮の花飾り
これがGet品の蓮の花飾り

 この後は四天王門で目がすっごくぎょろぎょろした四天王と、ちょっとはずれたところにある7層の石塔を見てお寺を後にした。

これは持国天
これは持国天
四天王すべての画像はこちら!
7層の石塔
7層の石塔

おわり


今回のMission ポモサ[梵魚寺]をリポートせよ−2
難易度 レベル0.5
今回のMission結果 成功(^ ^)
本部からのコメント このお寺には、四天王像を見に行ったのですが、結局別のものを熱心に見てしまいましたね。8枚の仏画も、なかなかおもしろかったのでよいでしょう。写真に撮ってこられれば、もっとよかったのですけどねえ。
では、この後は無事に地下鉄駅まで戻ってください。

 

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