・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第58号 8日目の5
2003.3.4 発行
今回のMission ポモサ[梵魚寺]から地下鉄駅へ向かえ
難易度 レベル1

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
 
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月27日―5》

 謎のマイクロバス

 ポモサ[梵魚寺]を観光し終えて、とりあえず地下鉄駅に戻ることにする。
 手段はもちろん、行きと同じでバス。

 ポモサに来た時は、バスはポモサへの坂の入り口すぐ近くに止まったが、もう少し先のほうにもバス停があるように見えた。なので行ってみる。

ここもポモサのバス停
ここもポモサのバス停

 すると、やはりそこはバス停だった。ちゃんと、「90」とバスの番号が書かれた標識も立っている。うん、安心。

90番の標識
90番の標識。
右側には漢字とハングルで梵魚寺、
左側には青龍洞、と書いてある。

 そしてそこでバスを待つ。
 バス停の背後には掲示板があったので、それを眺める。

 いろいろなポスターが貼ってあったが、おぼえているのは「エニピア」という、日本でいうと「アニメイト」(?)みたいなマンガとアニメの専門ショップのポスター。
 なんで日本の作品を使ってるんだ?(この場合「カードキャプターさくら」)

カードキャプターさくら
まだまだこちらでは人気だったんですかね、
カードキャプターさくら

 その他、アニメーション・アート・スクールなる学校のポスターもあった(こちらは「Cowboy Bebap」)。

Cowboy Bebap
一番左上の黄色い文字は
「エニメイション」(animation)。
韓国では「アニメ」ではなく「エニメ」
と言うんですね。
そっちの方が英語の発音に近いか。

 バス停で待つことしばし。
 お寺のある方からすぅっとタクシーがやってきたかと思うと、タクシーの運転手がわたしに大きな声で何か話しかけてきた。

 え? 何なんだろう? タクシーには他にも男の人たちが乗ってるけど・・・
 いわゆる、乗り合いタクシーというやつなんだろうか?

 何にせよ、タクシーはこわいのでパス。どこかへ連れ去られでもしたらシャレにならないし。

 なのでそっぽを向いて無視していたら、今度は車内におばちゃんを満載した、11人乗りくらいの白いマイクロバスがやってきた。

 そしてやはり運転手が、わたしに向かって「クーシプ!」とかなんとか大声で叫んできた。
 どうも、「90[クーシプ]番のバスに乗るならこのマイクロバスに乗ってけっ!」と言っているようだ。

 さらにバスの中のおばちゃんたちも、窓ガラスに片手は5本、もう片方の手で1本を示し、「ユッペゴ〜ンッ!」[600ウォンよ〜っ!]と大声で言いながら、乗りなさいっ! と身振り手振りで熱心にアピールしている。

 だけどこのバス、営業許可を取っているバスなのか? 日本でいうところの「白バス」(無許可営業のバス)じゃないの?

 タクシーも危険そうだが、バスも怪しげである。
 しかし、いずれも「あんたが乗らなきゃわしらはここから動かんっ!」という勢いで客引きしてくる。

 うーん、困った。

 仕方ない。それじゃバスの方に乗るか。
 あれだけおばちゃんがいるなら、万が一だまされても、おばちゃん軍団が抗議してくれるだろ。

 というわけで、ちはる、怪しげなバスに乗り込む(笑)。

 おばちゃんたちは、わたしがバスに乗り込んでからわたしが外国人だとわかり、「あらっ!?」という感じだったが、席をつめてくれたりと親切にしてもらった。

 そしてこのマイクロバス。
 マイクロバスだからなのか、白バス(?)だからなのか、韓国のドライバーがすべてこなのかはわからないが、とにかく運転があらかった。

 ポモサがある山から地下鉄駅があるふもとまで、坂道を下っていったのだが、もー、バスの車体が左右にゆれるゆれる。
 あまりにも身体が安定しないので、窓の上にある手すりをつかもうとしたら、すでに手すりは壊れてとれていた(笑)。

 おそるべしっ。韓国のバス。

 しかもこのバスの運転手、わたしでちょうど満員で、もうどこにも人の乗るスペースがないのに、坂道を歩いている人を見かけると、誰かれかまわず「乗ってけっ!」と声をかけていた。
 どこに乗せんだよ、これ以上、お客を。
 その発想が不思議だ。

 バスに乗っていたのは5分ちょっとくらいだったろうか?
 ジェットコースター並にゆれるバスは、どこかの街角でふと止まった。そして乗客のおばちゃんが全員降りる。
 ということは、ここが終点か。

 わたしも一緒にバスを降りたのだが、しかし、そこは行きに利用したバス・ターミナルではなかった。まったく見おぼえのない、ごくふつうの街角である。

 え〜? なんでこんなところで降ろされるの?
 やっぱあのバス、無許可か?

 それにしても、待て。ここどこよ? 駅はどこっ!?

 そんなわたしの不安そうな様子は、かなり表にあらわれていたのだろうか? 一緒にバスを降りたおばちゃんのひとりが、「アガシ〜、チハチョルナントカ〜?」と声をかけてくれた。

 「チハチョル」[地下鉄]って言ってるんだから、きっと「地下鉄駅を探しているの?」とでも訊いてくれているのだろう。

 「ネー」とわたしが応えながらうなずくと、おばちゃんは「この道をまっすぐ行って、途中で左に曲がりなさい」というようなことを身振りをまじえながら言った。
 ありがとうっ、おばちゃんっ!(T_T)←感涙

 「カムサハムニダ」とお礼を言って、おばちゃんが示してくれた通りの道を行くと、すぐに行きに利用したバスターミナルが見えてきた。
 ああ、そういう位置関係の場所に降ろされたのか〜

 なんにせよ、無事に帰ってこれて一安心。
 このあとわたしはポモサ駅からプサン駅へ向かった。

おわり


今回のMission ポモサ[梵魚寺]から地下鉄駅へ向かえ
難易度 レベル1
今回のMission結果 成功(^ ^)
本部からのコメント 無事に帰ってこられてよかったですね。声をかけてくれたおばちゃんには、とっても感謝してください。
それにしても、あのバスはなんだったんでしょうね。正規のバスなら、ちゃんとバスターミナルに戻るでしょうし、そもそもあんなところでお客さんを降ろしていったら、バスターミナルのお客さんはひろえませんし。
まあ、事故もなく戻ってこられたので、よかったということにしておきましょう。

 

--------------------------------------------------------------------
・『韓国9日間★徒然日記』は、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利
 用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )
・マガジンIDは「0000091307」です。
--------------------------------------------------------------------
・メールマガジンの登録&解除は、下記URLからできます。
 ../../SilkRoad-Ocean/1103/inout_k9.html
--------------------------------------------------------------------
※内容の無断転載は禁止しています。内容の転載を希望される方は、発行責任
 者までご一報願います。
--------------------------------------------------------------------
  

・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 メールマガジン:『韓国9日間★徒然日記』
 発行責任者:ちはる
 E-mail:chihalu@24i.net
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 Home Page
徒然日記WORLD
  ../../SilkRoad-Ocean/1103
  ・『上海6日間
徒然日記』
  ・『ソウル7日間
徒然日記』
  ・『フランス10日間
徒然日記』
  ・『アンコール5日間
徒然日記』
  ・《特別寄稿》金さんの「中国出稼ぎ日記」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
徒然日記WORLD