・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
第62号 8日目の9
2003.4.10 発行
今回のMission 遊覧船でヘウンデ沖を観光せよ
難易度 レベル1

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
 
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月27日―9》

 遊覧船

 3時50分頃、遊覧船乗り場の待合室を出て、桟橋に停泊している遊覧船に乗 り込む。

 そしてこの遊覧船、なぜか出航前も出航後も、大音量でスピーカーから演歌を流していた。
 演歌・・・なぜ演歌?
 これじゃまるで漁船だよ。

 なまじ、日本の演歌と韓国の演歌って酷似しているので、この演歌を聞いていると、なんかちっとも外国の遊覧船に乗っている気分になれない。
 まあ、いいけどさ。

 船内の客席は、吹きっさらしのデッキ席と、デッキ席下のキャビン席がある。
 ガラスの窓越しに風景を見るのはイヤだったので、デッキ席に座を占めたのだが――寒っ! 風がむっちゃ寒。

遊覧船・デッキ席
遊覧船・デッキ席。
黄色い席が並ぶ。

 おまけに隣のベンチシートに座っていたおばちゃんが急に悲鳴をあげた。
 なんじゃあっ!? と思ったら、黄色いベンチシートが砂だらけだったので、座ると洋服が真っ白に汚れてしまったのだ。
 おばちゃんのダーク・スーツは後が真っ白。それを見て、他の乗客もみんな、シートの汚れを気に出す。

 後ろの方の座席に座っていたカップルは、どこから持ってきたのか、分厚いイエローページを取り出して、ページをびりびり破りとると、それをおしりの下に敷いていた。

 ほぼ4時ぴったりに船は出航。
 風速+船の速度でいっそう風が強く冷たい。
 背後の座席のカップルは、ぴっちり抱き合って暖をとっていた。

遊覧船、出航直後
遊覧船、出航直後

 出航してしばらくして、操縦士のおじさんが乗客たちに何かを告げた。
 もちろんわたしはその内容をまったく理解できなかったが、どうも周囲の人の反応を見ると、今日は風が強いので、デッキ席は海の水がかかる危険がある、とか言っているらしい。

 この操縦士のおじさんの発言をきっかけに、ほとんどの乗客が階下のキャビン席へと移動した。
 わたしも移動するか? と悩んだが、船尾で真正面から海風を受けつつ踏ん張っている若者を見て料簡をかえた。
 うむ、わたしもここで海風に吹かれてやる。

 いつの間にやら空は晴れ渡っていて、春の日差しを受けて、海はきらきらとまぶしかった。

海がまぶしい
海がまぶしい

 右手にヘウンデの浜辺が見える。
 さっきはあそこから海を見ていたんだな、と思うとなんとなくおもしろい。

 ニャアニャアと群れて飛んでいる鳥たちが鳴いている。海ねこか?
 その中の一羽が、風に乗って青い空のすっごい高くまで舞い上がっていった。

 船はすごくゆれいている。それも、上下左右前後にだ。
 大丈夫なんだろうな、おい。

 特に身体を固定するものがないので、ベンチシートの上を、勝手におしりがスライドする。

 しかも、うお〜、操縦士のおじさんが言ったとおり、波しぶきが顔にかかる〜
 しかし、いいのだ。海を窓越しにではなく、じかに見るのだ。

 でもこの遊覧船、具体的に見所ってあったのかな?
 アナウンスが何度か流れたけど、よくわからなかった。

 おぼえているのは、ヘウンデに来る途中、バスの中から見た大きな橋を見たこと。
 この橋、橋脚が海の中にあるのだ。
 橋はまだ建設途中で、サムソンの大きなクレーンが、すぐそばの海の中に据えられていた。

建造途中の橋
建造途中の橋。
このサイズの画像じゃわかりにくいけど、
橋の真ん中がない。
橋に接近
橋に接近

 遊覧船はこの建造途中の橋の下を1回(2回?)くぐった。
 あまり見る機会のない風景だったので、これもそこはかとなくおもしろかった。

橋の下をくぐった
橋の下をくぐった

 LGのマークが建物側面にかかげられた、高層アパート郡も見た。
 ふうん、LGって不動産もとりあつかっているのか?

 4時25分頃、遊覧船の左舷にさびでほとんどオレンジ色に変わってしまった 貨物船が現われた。

遠くに見えるのが、さびで赤くなった船
遠くに見えるのが、さびで赤くなった船。
船がUターンしたので、この時は右舷に見えている。

 あんな船、航行できるのかあ? と疑問だったが、よく見ると「Mitsui OSK Line」と書かれたコンテナが載っていた。
 動くんだ、あの船。
 船に車検みたいな制度ってないのか? とさびさびの船を眺めながら思う。

 ここで船はUターン。

 すぐに遊覧船乗り場に戻るのかな? と思ってたら、左手に見えてきた小さな赤い灯台(?)に向けて船は進んで行った。
 この赤い灯台の前で、船内に観光アナウンスが流れたのだが、内容はまったく不明。
 何か歴史的な建造物だったのだろうか。

赤い灯台が移っているのですが、わかるかな?
赤い灯台が移っているのですが、
わかるかな?

 赤い灯台の前で、船はさらにUターンした。
 げえっ、まだどこかに行くのか?
 もういいよ、岸に戻って。寒くてかなわないよ〜

 さいわい、この後船はすぐに遊覧船乗り場に戻ってくれた。
 助かった。これ以上海風に吹かれていたら、凍えて死んでしまう。

 そして5時2分、船着場到着。下船。
 次に乗る機会があったとしたら、今度は風のない、暖かい日にしたいな、と思った。

おわり

今回のMission 遊覧船でヘウンデ沖を観光せよ
難易度 レベル1
今回のMission結果 成功(^ ^)
本部からのコメント すでに遊覧船のチケットが手に入っていたので簡単でしたね。
ソウルで遊覧船にのりそこねたから、とりあえずは満足なのではないですか?
今日は1日もりだくさんだったので、そろそろ旅館に戻ってゆっくりしてください。

 

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