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| 韓 国 9 日 間 |
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発行責任者 ちはる |
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《2002年4月27日―10》 ■ チャガルチへバスで 遊覧船にも乗ったし、時間も5時を過ぎたので、ヘウンデ観光は満足とし、旅館のあるチャガルチに帰ることにする。 しかし、行きと同じヘウンデのバス停に戻るには、遊覧船乗り場からだとちょっと距離がありすぎる。 幸い、さほど迷うことなくマリオット・ホテルを発見し、ついでにホテルでトイレだけ借りて、バス停でバスを待った。15分くらい待ったかな? あちゃ〜、そんなにわたし、韓国人に見えるかなあ、まあそんなものかなあ、と思いつつ「ごめんなさい、韓国語はわからないんです」といつもどおり日本語で答える。 すると、おばちゃんもとっさにはわたしの言葉を理解できなかったらしい (言葉の抑揚がほとんど同じだからしかたないと思う)。 そんなこんなで5時31分、バスに乗車。
■ 最後の夕食 6時40分、旅館帰着。 しかもこの時に限って、おばちゃん、なかなか起きてくれない。 部屋にいらない荷物を置いて、すぐまた外に出る。 さて、今夜の夕食をどうするか。 テキトーに外で仕入れたものを、旅館でのんびり食べるか、あるいは気張って外で食べるか。 途中、CD屋や本屋にも寄ってみるが、いずれも収穫なく外に出る。 なんとなく店に入りそびれたので、今日はもう旅館で簡単に済ませるか・・・と思いはじめた頃に、ふと店の表に出ている看板の中に「スンドゥブ」の文字発見。 スンドゥブか・・・そういや、白いスンドゥブを食べたいと思っていたんだよな、と思い、7時42分、思い切って店の中へ。 店のおばさんが身ぶりで「上に行くの?」と訊くので、「うん」とうなずく。特に引き止められはしなかった。
とりあえずは座敷になっている席にあがり、店内を見まわしたが、いつもだとたいてい壁にかかげられているメニューがない。
何かの炒め物系料理のメニューのようなのだが、値段がW12,000(中)とW18,000(大)の2種類のみ。その他は、飲み物の名前しか見当らない。 まさかあれしかメニューがないってわけじゃないよな・・・ 店員さんがなかなか注文をとりに来てくれないので、だんだん不安になる。 がーんっ!! 本当にあれしかメニュー、ないのっ!? ――そう。なんとこの店は、入り口が一緒なのに、1階と2階で注文できる料理が違う店だったのだ。 おまけにわたし、この時かなりテンパっていて、ふだん日本で冷静な時なら「じゃあけっこうです」と言って店を出ていくのだけど、そんなことに気がまわらない状態になってしまっていた。 注文をとりにきた男性も困っていて、その様子を見たわたしはまた焦ってしまい、なのでしかたなく(?)、12,000ウォンの方を注文する。――っていうか注文してしまった。 ヘインサで10,000ウォンの焼肉定食を注文した時、とてもじゃないけど食べきれないほどの量の料理が出てきた。 メインの料理が来る前に、まずは当然のようにご飯とスープとサラダとキムチがやってくる。
案の定、予想をはるかにうわまわる大きさの、およそ直径40cmほどの大皿に盛られた料理がだーんとやってきた。
――この料理、まったくわたしは知らなかったので、帰国後インターネットで調べてみた。 「アンドン」は安東地方の「安東」、「チン(チム)」は「鳥・魚・肉などを野菜と一緒に煮込んだ料理」、「ダッ」は韓国語で鶏。 どうもわたしが韓国に行ってた2002年4月当時、韓国で流行っていた料理、 らしい(本当かどうかはわからん)。 でも翌日、プサンの町を歩いていると、このアンドン・チンダッを1人前で提供している店を何軒か見た。だから、食べようと思えばひとりでも食べられるものらしいのだが――わたしがうっかり入ってしまった店では、最低2人前からしか出していなかったのだ。
注文したからには食う。出されたからには食う。 具は、なつめ、にんじん、ピーマン、きゅうり、栗、えのき、しいたけ、たまねぎ、ジャガイモ、青菜、春雨、そして鶏。 味は甘辛。 1人前食べれば義務を果たしたことになるだろう、とひとり決めし、皿の中が半分ほどになったところで試合終了。 うう、腹が苦しい。 お勘定は1階にて。店のおばさんに「領収書はいるか?」と聞かれる。 領収書はもらわずに勘定を済ませ、外に出る。 ああ、人はこうして恥を重ねて、そこから何かを得るのだろうか? フトコロにも心にも腹にも痛い、ある意味ゴーカな韓国最後の晩餐だった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 夜9時、旅館に帰り着く。 11時50分、一度目が覚める。風呂に入らなきゃ、と思った記憶があるが、そのまままた眠りの国へ。 深夜1時55分、また起きる。風呂はあきらめて歯を磨いて寝る。 深夜2時過ぎ、今度こそ本気で就寝。
おわり
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