・・Korea 9days ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
韓 国 9 日 間  徒 然 日 記
最終号 9日目の5
2003.7.4 発行
今回のMission 日本へ帰国せよ
難易度 レベル2

発行責任者 ちはる

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Turezure Diary・・
 
この日記は、ちはるが実際に韓国でつけていた日記をもとに、加筆、修正、再構成したものです。
今回ちはるは韓国に行きましたので、呼称に関しましては在日本大韓民国大使館HPの記述に基づき、地域は「韓半島」、人は「韓国人」、言語は「韓国語」と表記します。特に政治的な意味はありません。
もしかしたら文中に、不適当な発言、あるいは間違った記述があるかもしれません。その場合はどうぞ容赦なくご指摘ください。ただし、旅の折々で胸の内に生じた感情については、あえてそのまま書いている場合もあります。どうぞご了承ください。

《2002年4月28日―4》

 キメ[金海]空港へ

 13時1分、キメ空港に向かうため、チャガルチ駅から地下鉄乗車。13時10分にはプサン駅前の空港行きリムジンバス乗り場に到着した。

プサン駅前のリムジンバス乗り場
プサン駅前のリムジンバス乗り場。
場所の詳細は第59号でどうぞ。

 今日は日がいいのだろうか? 老若男女を問わず民族衣裳姿の人が多い。タクシーから降りた家族連れが、みんな民族衣裳を着ているなんてこともあった。

 日本の着物よりもずっと着やすいからいいよなあ、なんて思いながらバス停で見ていたが、日本の着物と一緒で着崩れをするらしく、車から降りた小さな女の子のチマチョゴリはほとんどすべて脱げかかっていた(笑)。歩道の端っこでお母さんがあわてて気付け直してあげていた。

 どれくらいバス停で待つだろう? と不安だったが、13時17分、青い車体が目立つ大韓航空のリムジン・バスが来たっ! よかった、10分待たなかった。

 こればっかりは乗りそこねられない。乗りますっ! と全身でアピールし、バスを停めて乗車。ああ、これで確実に日本に帰れる、とほっとした。

 お金はバスの中で払えばいい、とホテル・ロッテ釜山のコンシェルジュで聞いていたが、乗る時に払うのか、降りる時に払うのかまではわからなかった。

 んがっ、バスに乗った時は何も言われなかった。
 そっか、降りる時に払えばいいんだな、と納得し、バッグを昇降口すぐ近くのバゲージ・スペースに置いて、ひとり掛けの座席に座る。しかし、ひとり掛けの座席は背もたれが腰のあたりまでしかなく、座りにくかった。

 バスの車内では日本語のアナウンスも流れた。
 おお、これなら絶対乗り過ごしもない。ビバ・大韓航空!

 もう特に不安もないので、車窓の風景を眺めながらぼーっと過ごす。
 ああ、これで韓国を離れるんだな、とあたまのどこかで少し考える。

リムジンバスの車内
リムジンバスの車内

 道はけっこう混んでいた。バスの運行情況チェックのためなのだろうか? 運転手さんのケータイ電話が何度か鳴った。「リムジン・バス、イムニダ〜」と言って電話に出ていた。

 13時31分、海が右手に見えるな、と思ったら、山の手にド派手なホテルが現われた。

 んじゃ、こりゃ。台北の圓山大飯店みたいだぞ〜(中華風? なスタイルのドデカい超デラックスホテル)。

台北の圓山大飯店
参考写真・台北の圓山大飯店。
台北市街に向かうバスの中から
撮りました。右側のド派手な
門はホテルの門(笑)。2001年3月撮影。

 バスのアナウンスを聞いていたら、これは「コモドホテル」だった。
 ひょえ〜、派手だなあ。
 まあ、それ以外に感想の言いようのないホテルだった。

 13時33分、日本語で空港まであと30分、というアナウンスが流れた。

 バスは山を越えてキメ空港に向かうのか、のぼり坂やら下り坂が続いた。
 やがて、山中をぶちぬいて作ったらしい、先が見えないほど長いトンネルを抜けると高速の料金所のようなものが見えたのだが、バスが高速道路を走ったかどうかは不明。

 13時47分、バスは川を渡った。河川敷にはキョンジュでも見た黄色い菜の花や名前は知らないけどピンク色の花が咲いていた。

川を渡っているところ
川を渡っているところ

 そういやこの川、プサンからキョンジュに向かうバスの中から見たのと同じ川かなあ。川の向こうの山のふもとに高層アパート郡が見えるし。
 ああ、同じ場所に戻ってきたんだな。

 そして13時51分、すでにバスの車窓から空港のターミナルビルが見えるようなった。近い。

 空港周辺の空を見上げる。すると、天気は悪くないのだが風が強い。フライトに影響がでないといいのだけど。

 そんなこんなで2時ちょうど、リムジンバスはまず国内線ターミナルに到着した。
 ほとんどの人がここで下車した。そしてみんな降りる時にお金を払っていた。

 うむ、やはり下車時にお金を払えばいいのだな。確認できてほっとする。

 バスはふたたび出発し、2時5分、国際線ターミナルに到着した。
 


 出国

 さっそくJALのカウンターに行ったのだが、飛行機の出発時刻は午後4時40分。2時間半以上も前なので、当然まだ手続きは始まっていない。

 とりあえずは空港利用券(9,000ウォン)を銀行の窓口みたいなところ(そのもの?)で買い、2時30分過ぎにカウンターでチェックインした。

 空港の出発ロビーにはたいしたものはなかったと思う。
 なので、中に入ればコーヒーを飲むところくらいあるだろ、と思って、とっとと手荷物検査を受けて出国したのがしかし、中に入ったらよりいっそう何もなかった(笑)。

 ひいぃ〜、申し訳程度の免税店と売店しかない&せま〜〜〜(狭い)
 しかも強風のためか、飛行機の到着が遅れた。よってわたしの乗る便も40分の遅延となる。

 ヒマだ。こんな何にもないところで2時間半も時間をつぶさなくてはいけないなんて。

 おまけに今回はスーツケースでないので、荷物がすべて手元にある。非常に身動きがとりにくい。

 しかしあまりにヒマなので、荷物をワイヤー・ロックでロビーの椅子に固定し(ボストン・バッグ自体の口にも鍵がかかっている)、免税店や売店をふらふらする。

 実は、手元にまだ14万ウォン(約14,000円)以上も残っている。
 まあ、どうせまた韓国には来るから残っててもいいんだけど、少しは使っておきたい。

 というわけで、まずは免税店でリンツ(スイス製)のチョコレートGet(笑)。1箱10,290ウォン(約1,000円)。お店のおねえさんにすすめられるがままに買った。

 なぜに韓国でスイスのチョコレート買わにゃならんのじゃ〜と思ったがまあいい。3箱ほど買いこむ。

 おなかが空いたので、売店ではクッキー(W1,200)やらポカリスウェット(W600)やらを買う。

コーヒーを買ったり。
アジアではよく見かける
マクスウェルのコーヒーを買ったり。
チョコチップクッキーやらポカリスウェットを買ったり。
チョコチップクッキーやら
ポカリスウェットを買ったり。
しかし、よく考えて見ると、
空港内で写真を撮ってるな、わたし。
よかったのか?

 でも、これだけ買ってもまだ10万ウォン(約10,000円)以上お金が残った。
 お金の使い方がヘタだ、わたしは。

 本来の出発時刻である午後4時40分の2分前、ようやく日本からJALが到着。
 そして5時5分、ようやく搭乗開始。

 機内はがらがらだった。日曜日の夕方便とはいえ、日本的には連休の中日だからこんなものか?

 どうせ長い時間乗るわけではないので、席は窓側にした。
 駐機場から見る空はくもり。太陽はまるで見えない。
 アナウンスでは、風の影響でたいぶゆれるという。酔い止めを飲む。

 韓国到着当日は、あと8日も韓国で過ごすのか、と不安で憂うつだったんだけどなあ。
 いまとなっては、窓から見える山に囲まれた風景がなつかしかった。

 5時25分、機内に入ってからたいした時間を待たずに、飛行機は離陸した。
 機体は左に大きく旋回。眼下に川が見えた。

 山と山の間に広がる町。水墨画のように遠くになるほど影が薄くなる山々。
 そしてあっという間に飛行機は雲の中へ。もう周囲は真っ白だ。

 しかし、すぐに飛行機は雲を抜けた。青空だ。
 だけど、わたしが9日間を過ごした韓国は、雲海にはばまれて、もうどこにも見えない。名残惜しむヒマさえなかったことに、ちょっと落胆する。

どこまでも雲
どこまでも雲

 ――ああ、でも。

 この雲の下に、確実にプサンはあるのだ。
 キョンジュだってテグだって、もしかしたらこの遠くまで続く雲の下のどこかにあるのかもしれない。

 わたしの訪れてきた町々は、いま見えないだけで、永遠に無くなってしまったわけではないのだ。

 かつて訪れた遠くの国の町だって、この白い雲の尽きたはるか彼方、青い空の下のどこかに存在するはず。

 そう思えば、いまのこの韓国との別離も、そんなにさみしくない――かな?

 青い空の下、はるか彼方まで続く雲の海を眺めながら、ちょっとわくわくするような気分で、そんなことを――考えた。

おわり

今回のMission 日本へ帰国せよ
難易度 レベル2
今回のMission結果 成功(^ ^)
本部からのコメント はい、帰国、おつかれさまでした。
ちゃんと日本に帰って来られましたね。韓国到着初日はどうなることかとはらはらさせられましたが、事故も無く帰ってくることができてたいへんよかったです。
最後まで日記を読んでくださっているみなさま、本当にありがとうございました。

 

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