よく言われること。最近の大学生の学習能力低下。大学生だけじゃない、都道府県を知らない・首相の名前を知らない高校生、地図が読めない女の子、数学にめっきり弱い理数系生徒(じゃあなんで理数系を学んでいるのか不思議なもんである)漢字にはふりがなをつけないと読めない中学生…などなど出てきたらキリがない。まあ、私もその「できない組」の時代にちゃ〜〜んと入っているのでどうにもこうにもできない。
確かに私は父や母の時代と比べて数学は弱いし、諺もそんなにパッツとでてこない。 私だけじゃない。友達や同級生、先輩を見ていてもそうなのだ。 どう考えても今の私たちの年代は一昔前の大学生よりか読書はしてないし、学生運動も起こさない。じゃあどうしてか?
原因の一つとして日本が豊かになり、大学へ進学できる人が増えたからだろう。バイトをしていてもそれを学費に回したり、極限まで食費を切り詰めて生活費に回したり、下宿生活でマージャンやりながら社会や政治について語った一世代前の学生は殆ど存在しない。勿論、学業の足しにする為に働いたりするひともいるけど、
大抵の人は親の仕送りでまあ7〜8割はやっていけるのである。住むところも
下宿で数人そろってではなく、オートロックのマンションである。故に隣にはどういう人が住んでいるのか、ということを引っ越すまで知らなかったというケースもザラである。
がむしゃらに働かなくても十分に食べていけ、マンションで鍵をかけたら完全に自分の世界に入りこめる。このような状況が若者の興味・関心を内に向けてしまったのである。だから今の大学生は新聞を読んだり
それについて意見を表したりはするだろうが(このページみたいに)それを
公の場に持っていって運動するということはあまりしない。(たまに見かけると無償に感動する)だって、私たちの視線はずっと内に向いているんだもの。
下手に運動を起こしてやっかまれるよりも、友達や彼氏・彼女と飲みに行ったり、買い物に行ったり旅行にいったりしてる方が楽しいのよ。これを批判するおじ様・おば様の気持ちも分からないわけではないけどね。
でもね、私は聞く限りではその時代の学生っつーのもどうかと思うよ。丁度、70年安保の頃。世間ではどういうわけだか、「日本の資本主義」にまっこうから異論を唱え、世界革命を起こしに海外へ出て行ったり当時、ユートピア的に見られていた北朝鮮へととびかったり(よど号事件)色々してた。(どこがユートピアなんだか;;)そこまでは問題ないよ。家族に迷惑かけただけで、あくまで自分達の思想の元に行動を起こしているんだから。でもよ、でも…自分達の世界革命だかなんだか知らないけど、それを達成する為に世界中でテロ起こしててどうすんの!!??っていいたいね。今、日本赤軍やよど号の子ども達の国籍問題が問われてたけど、生まれてくる子ども達にもいい迷惑じゃないの?後先考えず、目先のことだけで物を考えて本能で動いてばかりいたからよ!って思ったりして。
2年ほど前、日本赤軍の重信房子が逮捕されたときショックだった。いかにも自分は革命に生きた英雄なんだ!って表情してるからさ。30年も日本を離れていたので浦島太郎になっちゃったのか、それとも未だにテロや暴力主義でしか国家は動かせないのかと思ってるのか私には知ったこっちゃないけど、時代錯誤もいいところよね。日本赤軍やよど号犯は「世界革命を試みた英雄」じゃなくて
「単なるテロリスト」だよ。強盗殺人犯みたいなもん。もっとも彼らの起こしたテロや猟奇事件で犠牲になった人はもっと多いだろうけど。その辺、分かっている人はどれだけいるんだろうね?あの頃、学生だって父さん・母さんの世代で未だに彼らの行動が英雄だと感じてる人はまずいないだろうけど…(そう願う!!)
70年安保時代の学生はとにもかくも好奇心旺盛で知識もあり、自分達で国を変えていこう!!とい若きバイタリティがあった!!常に興味の視線を外に出していたからである。これは私たちの世代の学生は見習うべきことである。でも、その有り余るパワーを間違った方向に出してしまったのが悲劇だった。革命を間違えて捉えてしまったのである。(私の中で革命=あくまで血を流したりせずに秩序的に事が進む、かつてのイギリスやトルコで起こったようなものである。しかし、歴史上、こういう平和的終結に終わった革命があんましないのが残念である)
今の学生は、なんか植物的である。体温が低い。サークルやってバイトしてのみ会して、ゼミに精を出して学生生活を送っている。父さん・母さんの時代から見ればなんともおとなしく、なんとも意思のない集団に見える。でも私はそれでいいと思う。
バイタリティは欠けてるかもしれないが、別に国を揺るがすような事件も起こしてないし世界でテロリストを名乗っているわけではない。それなりに物を考え、実行し、学生生活を謳歌している。こういう平和な生活が送れたらもう十分なんだ。

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