zukyosan shimabuji

1 読経山 四萬部寺

2002年5月3日


宗派

曹洞宗

本尊

聖観音
ご詠歌 ありがたや 一巻きならぬ法のはな 数は四萬部の 寺のいにしえ
真言 おん、あろりきゃ、そわか
住所 〒368-0002 埼玉県秩父市大字栃谷418 電話:0494-22-4525


 2002年5月3日、朝6時に自宅を出発の予定が、1時間遅れて7時出発。高速でいくか一般道でいくか迷ったが、結局自宅の横浜市青葉区から国道246、16、299号と一般道を使うことにする。何といってもゴールデンウィーク後半の初日である。八王子バイパスをすぎるまではかなりひどい渋滞に遭遇。もっとも、関越は50km渋滞との報道があったのでまだましなのだろう。予定では午前中に到着するはずであったが、ゴールデンウィーク中でこの程度の遅れはむしろ順調なほうであろう。秩父に到着してからも渋滞はつづき、1番札所、四萬部寺についたのは昼2時ごろ。というわけで、秩父三十四観音巡礼のスタートは早くも多難の予感。

 巡礼の最初はもちろん札所第1番四萬部寺である。ここでは巡礼グッズを購入する。われわれは、本格的な装束を着用するつもりはなかったのだが(下の写真のマネキンを参照)、とりあえず笈摺、輪袈裟は購入してみる(当然1人分)。もちろん納経帖(1200円)と秩父巡礼のガイドブックも買いました。これまでの巡礼では、買い物や納経にほとんど並んだことなどなかったのに、秩父では押すな押すなの大盛況で、売店では長蛇の列。多難第一発目である。なお、写真(右下)はマネキン巡礼者(女)。全三十四ヶ所中、マネキンを設置しているのは第1番のこの寺と、第18番神門寺のみであった。
 で、ちなみに今年は12年に一度の秩父三十四観音総開帳の年にあたる。ということで、各寺でそれを記念した催しがあった。左の写真もそのひとつ。妻がつかんでいる紐はそのままご本尊につながっていて、この紐を触ると、ご本尊に触ったとのと同じご利益があるというわけだ。これは34箇所すべてに用意されており、われわれももちろんご本尊に間接タッチで、ご利益をゲットだ。

 ちなみにこの四萬部寺の目の前にわれわれの本日のお宿、旅籠一番がある。この旅館は秩父でも老舗のひとつで、ほとんどのガイドブックでも紹介されている。いってみれば、名門である。とはいってもわれわれはこれまでこの手の旅館ではほとほと痛い目にあっているわけだから、油断してはならない。案の定到着まえにすでに問題が発生していたのである。ここはインターネットで予約できるので、われわれもインターネットで予約したのだが、なかなか予約確認の連絡がこず、やきもきしていたら、出発数日前にようやく携帯に連絡が入った。何か手違いがあったそうで、部屋が取れていないとのこと。今さら他の宿で予約を取るのは難しいでしょうからといって、何とかしますとのことであった。
 実際、宿に到着し、部屋に案内されたが、何となく様子がおかしい。部屋自体は悪くないのだが、部屋のつくりがふつうの旅館の部屋と違うのである。そのうちトイレから戻ってきた妻(ちなみにわれわれの部屋にはトイレがない)がニヤニヤしながら、こっちへこいと手招きする。どうしたことかとそちらにいって妻が指差す方向を見ると、何と「茶室」という札がつけられているではないか。他の部屋はみな「雪」だとか何だとかそれなりの名前がついているのに、われわれの部屋は「茶室」だ。まさか「茶室」という名前の部屋ではなかろう。これはやっぱりふつうの部屋がなくなったので、しかたなく「茶室」に入れられたと考えるべきだろう。で、部屋のなかをいろいろ調べてみると、押入れのなかには茶釜があるし、布団が敷かれた部屋は真中に仕切りがついているし、謎の小部屋の奥にはなぜか水道があるしと、まさしく茶室そのものであることが判明。

 とはいっても、この旅館の名誉のためにいっておくなら、食べ物は悪くなかったし、風呂もよかったですよ。しかし、われわれの受難はこれだけではなかった。それについてはまたあとで。


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