iwamotosan josenji

3 岩本山 常泉寺

2002年5月3日


宗派

曹洞宗

本尊

聖観音
ご詠歌 補陀洛は 岩本寺と拝むべし 峰の松風 ひびく滝津瀬
真言 おん、あろりきゃ、そわか
住所 〒368-0004 埼玉県秩父市大字山田1392 電話:0494-23-2050


 2番で述べたとおり、のっけからわれわれの巡礼は逆打になってしまった。1番のあと、2番を飛ばして、3番の常泉寺をお参りすることにする。ここはとくに記憶に残るようなお寺ではなかった。今、この文章を書こうとしても、右および左の写真のほかほとんど思い出さないのだ。ガイドブックでも、この寺に関する記述は少ない。とはいえ、魅力がないわけではない。一番いいのは参拝客が秩父34観音巡拝を行っている人か、地元の人にかぎられていて、比較的静かなことであろう。われわれが訪れたのはゴールデンウィーク真っ最中ということもあり、有名な寺や見所の多い寺には地元民や巡礼だけでなく、一般の観光客も多数参拝にきており、非常に混雑していた。というわけで、もしじっくりと見学する気があるのなら、こういうお寺はなかなかお勧めであろう。とはいっても、われわれのような信仰心と時間の少ないマッハ巡礼では、じっくりと見学しているヒマもなく、あわただしく立ち去らねばならないのであった。

 ちなみに左の写真はこの寺だけでなく、ほとんどすべて(たぶんすべて)の寺にあった案内板である。うちの近所の寺にも同じようなものがあったので、おそらく全国の寺にあるのかもしれない。秩父の寺にあった板は全部同じものだったと思う。ということは全部同じメーカー製なのであろう。青々とした頭は小僧の健気さを、目の下のクマは修行の辛さを表しているようだ。この白黒反転した目はどう見ても異常なのだが、どうでしょう。

 それから右の写真は常泉寺の寺宝といわれる子持ち石というものである。寺宝というわりには縁側にポコンと置かれ、自由にさわれるようになっているあたり、この寺の庶民性を表しているといえるだろう。これを抱くと子宝に恵まれるといわれており、抱かないとはじまらないわけだから、表に出しておくというのは正しい行為ではあるわけだ。その意味でも非常に好感の持てる寺ということができる。

 あとでガイドブックを読んだら、ここには「長命水」という霊水があるらしい。ぜんぜん記憶にない。マッハ巡礼の弊害である。あらかじめ調べておくべきであった。(余談だが、「長命水」と銘打った湧き水はその後の寺でも散見された。秩父名物なのかもしれない。)

 

home | back