Detour 08-4in Philippnes
Cebu〜Bohol〜Cebu(16th)

 少しだけ朝の日の出はゆっくりとしているかもしれませんね。
朝5時のセブの海は、少しだけオレンジがかっていましたが、まだ日の出には早いようです。
しかし、街はもう動き始めていました。

  Sunrise

ホテルから出ると、すでにトライシクルのドライバー達は客を待ち構えてました。
「どこ行く、空港?」
そうして、値段交渉から始めるんですが、初めて行く場所となるとどうも相場が分かりません。
“スパーキャット”という、ボホールに行く高速船に乗りたいのですが、これは自分じゃいけません。遠いし、場所も分からないからです。
ドライバーの第一声は“75ペソ”
返す、私の希望は、50ペソ。
60ペソならお互い即妥協できた値段だったのですが、私は変なところで意地はってしまいましてね・・・。
私は、そのままテクテクと歩き出しました。
(普通なら、「わかった50ペソでOKだ。」って追いかけてくるんですけどね。それを期待してね。)
しかし、・・・。
彼らにとっても、50ペソは“うまみ”のない値段だったんでしょうね、誰も追いかけてきません。
『でも、どこにでもいるさ!』
普段は当たり前に思える事が、時には当てはまらない時ってあるんですね。

  Chiken Fighting Stadium

私が出会うのは自転車のトライシクルばかり。こんなんじゃ、長距離は頼めませんからね。希に通る、バイクのトライシクルも満車ばかり。私をあざけるかのように、手を降って去って行くだけです。
『もっと先にけば・・・。』
そうして、30分が過ぎ40分が過ぎ・・・。
やっと、どこかから帰り道のトライシクルを捕まえることができました。
結局、料金は60ペソ。とんだ散歩になっちゃいました。
しかも、歩いて行った方向はまったくの検討違い!


 トライシクルが私を連れてきた先は、マクタンの港でした。
でも・・・、ここからじゃボホール行きの船はないよ?
とにかく、この船に乗ってセブに行けば“OK”だそうなので、それを信じて渡し船ならぬ、このマクタンとセブを結ぶボートに乗ってみることにしました。

  Ferry Boat to Cebu

 所要時間20分程度、たしかにセブには着いたようです。
でも、どこにスーパーキャットがあるのですようか?
近くにいる船員に聞くと、『スーパーキャットはない!』
多分、ここには船付き場が4つもあり、ここにはないということでしょう。
『ボホールに行く船ならここにあるよ!』
聞けば、高速船じゃありませんが、 TUBIGONという港に向かいうということで、普通の船ですが時間は2時間しかかからないそうです。
しかも、1st Classで75ペソと値段も高速船の1/3!
めんどくさいんでこの船のに乗っちゃうことにしました。
しかも、1st classはガラガラでしたからね。
2時間横になって寝ているだけでよかったしね。


 目が覚めたのは、ポーターがガヤガヤと船内に入ってきたからでした。どこの国でも、一緒なんですね、まだ完全に船が着岸していないのに人々はすでに列をなしています。
TUBIGONの港は、予想以上に簡素なものでした。ただ、マングローブの森が一面に広がっており自然いっぱいの港というイメージですね。肌を刺すような太陽の光が、いっそう痛く感じました。
  Bohol Island
  Tubigon in Bohol

『さて、どうしようか?』
ガイドブックにはタクシーをチャターしたら1500ペソでOK!とか書いていますが、ここには満足なタクシーなんかは見当たりません。
ただ、セブよりも更に乗り心地の悪そうなトライシクルがあるだけです。
でも、それしかないんですね・・・。
いったん、タクシーでカーメンというチョコレートヒルの近くにある街まで行こうかな?とも考えましたが、交渉の末、「往復で3時間、700ペソなら行くよ!」ということで話はまとまりました。予定の半額以下です。おそらく体力的には2倍以上つらいでしょうが、その分2時間ほど十分に睡眠とってきましたからね。
最初は道路事情もよく、『1時間半もかかるの?』っていう感じでしたが、途中でやはりというべきか、道路は舗装のない道へと変わりました。車の吹きあげる砂ほこりにとの戦いですね。
とにかくここボホールにはたくさんの学校があります。特に小学校が多いのなんのって。1時間半の間に10校以上はあったんじゃないのかな?
たくさんの学校とたくさんの子供達。
フィリピンの家庭の事情なのでしょうが、これを支える政府も大変でしょうね。もう一つ言えば、この道路だって同じ。数千の島々からなるフィリピンそっこで、それぞれ島々で道路の整備をするとなると、大変でしょうね。
「あっ!」
ほんの30分ぐらい行っただだけで、こんもりとした山が私の目の前に現れてきました。
でも、今野はまだ序の口なんでしょうね。
ただ、『実は、彼らが言うほど遠くなかったりして!』
そんな気がしてきたのも事実です。

ただ、その後1時間もそんな光景が延々と続くのです。
何度も、バイクのサイドカーの天井に頭をぶつけながらね。

そしたらね、やっぱり1時間半はかかったんです。チョコレートヒルについた時にはもう12時近くになっていました。
はやる持ちを抑えて、まずは腹こしらえ。
そして、ゆっくり観察しても充分です。

  チョコレートヒルへの入口

「展望台の上まで登るには500段の階段を登らなきゃ行けない。」と聞いていたのですが、どう見てもそこには100段程度しか階段はありません。まあ、そんなことどうでもいいじゃありませんか。
『また階段があればあったでいいや!』



展望台を登り切ると、そこには当たり前ですが写真で見たのと同じ風景が広がっていました。
ただ、ロンリープラネット(ガイドブック)の写真と少し違うのは、私の目の前の山が緑色な事。先月や先先月ならきれいなチョコレートアイスクリームのような山々に出会えたとか。




でも見れば見るほど奇妙なもんだと思いませんか?
お昼のしかも丘の上、普通ならフィリピン人でも逃げだしような場所で、私は30分はそこに腰を据えて、山々を眺めていました。
ボーッとしてね。

  頂上の鐘

  頂上の記念碑

 本当なら、眼鏡ザルがいるという公園にも来たかったのですが、これからのことを考えるとこのまま港に帰った方がよさそうです。



だって、また1時間半かかるからね。とりあえず、4時の船を目指して港に帰ることにしました。
単純に来た道を戻るだけなのですが、帰り道はは山を下る感じだからでしょうか、行きの時よりも少しだけバイクが楽そうです。
でも、それでも港に着いたのは3時55分。まさに、出港寸前、滑り込みセーフですね。
帰りの船は、行きの船と違うみたいです。なんせ、同じ1st classでも値段が違う、そしてその訳は・・・船内に入ると分かりました。
AC(エアコン)ルーム無し、あるものはベッドだけ。キャンプに行くとあるでしょ。布をはっただけのベッドが。ちょうどそんな具合です。でも、横になれるっていうのは最大の贅沢ですよね。そんな具合ですから、また寝てしまいました。今晩のことも考えずに・・・。

  1st Class Deck


 時間通りに日は暮れたのですが、6時にもなるともう完全に太陽は沈んでしまいます。

  Sunset

『さて、港には着いたものどうしようか?』
一番いい方法は・・・、マクタン島に戻って、昨日泊まったホテルに戻ること。ちょうどその時フェリーもあったんですよ。
これが一番勝手が分かっていいのでしょうが、悪魔(?)が私の心の中でささやきます。
「それじゃ面白くないじゃん。えーい、行っちゃえ!」
思うのが先か、体が先かは分かりませんが、とにかくマクタン行きのフェリーとは逆の方向に歩き出していました。
一体ここがどこか分からないのにね・・・。

ブラブラとただコンパスだけを頼りにしてオスメニアサークルというセブの中心街を目指してただ北に向かって歩き始めたのです。
でもね、やっぱり“不安”なんですよね。特に港の周りはどこも危険でしょ。そんな時、ジプニーという乗会いバスを見つけたんです。
でも、それだけじゃどこに行くか分かりませんよね。
確かに、ジプニーには“SM”という表示がされてあったのです。
フィリピンに行ったことある人ならご存じかもしれませんが、“SM”といはシューマートという大型ショッピングセンターのことなんです。
『とりあえずシューマートに行けばバスターミナルもあるし、お土産も買えるし一石二鳥!』
とにかく最終手段はタクシー乗ればいいことだしね。気楽な気持ちで冒険してみました。
やっぱり、シューマートはでかかった。
日本の大型デパートも目じゃありません。その気になれば、1日十分楽しめそうなぐらい広いんです。
食料品売り場を探すだけだって一苦労、増してその食品売り場もでっかいんですから。ただね、旅行者にとっては“量”は必要ありませんから買えるものは限られますがね。
少しばかり、お土産らきものを買いもとめ、また街に繰り出すことにしましょう。
でも、・・・。
誰に聞いても、直接オスメニアサークイに行くジプニーはないようなのです。
ただ、「あっち、あっち。」と指指すばかり。
それならば、ということでまた私は歩き出しました。
闇の中のセブの街を、今度は東に向かって。
いくら行っても、知らない通り名が続くばかりで一向に現在地が分かるような大きなホテルや有名な通りはでてきません。
それでも、東へ東へ。
見返りの少ない、それでもって危険度の高いゲームをしているようで、そろそろ疲れてきました。
でも、そんな時に限ってタクシーはつかまらないんですよね・・・。
やっとつかまえたタクシーなんですが・・・・メーターを倒さずに走るんですよね。
『これはよくある手段、言い値を払わそうとする気だな!』
そんな時こそ黙っちゃいけない!
「もー、メーター使ってよ。メーター使わないと料金払わないよ!」
そしたら、どんな答えが返ってきたと思いますか?
「Free!車庫に帰る所だからお金はいらないよ。それにあの辺危険だからね。」
嘘のようですが、本当の話。少しでも疑っていた私は嬉しい反面恥ずかしい気持ちになってしまいました。
「この先まで行ったら、ジブニーに乗るといいよ。そしたら、オスメニアブルバードまで行けるから。」(オスメニアブルバードとはオスメニアサークルに続く大通りのこと)
もう何と言っていいのか分かりません。
ただ精一杯のお礼を言って彼の車から降りました。
『こういうのが旅の新たな発見でもあり、人のやさしさなんでしょうね。ほんとうにほんとうに感謝しています。』


 言われたようにジプニーに乗り継ぎ、まずはオスメニアブルバードまでやってこれました。
そこから先へさきへ進んでいくと、目的地のオスメニアサークルが見えてきました。
数年前に来た記憶がよみがえります。間違いありません!
ホテルも、セブの一等地にしては格安のペンションを見つけることができました。テレビ、エアコン付きで400ペソ(1000円弱)です。
緊張がとけたからでしょうか、急にお腹が空いてきました。最後の夜のデナーとして選んだものは、やっぱりこれ!
フィリピンといえば、チキンBBQに始って、チキンBBQに終わる。それぐらいメジャーな食べ物ですし、しかも“うまい”
思い残さないぐらいチキンを堪能してきました。
それとここまで来ると、24時間Openの店の多さに驚かされます。マニラのように、セブンイレブンといった大手チェーンはありませんがそれでもたくさんのお店(病院や会社を含む)が24時間Openといった看板を掲げています。それと、もう一つ。今日まで行った所行った所で感じたのですが、“インターネットカフェ”のあることあること。
そして、その多くが子供のゲームセンターになっていること。
これって大切なことだと思うんですよ。子供は、遊びを通じていろんな事とを学びますからね。その上彼らは、ネイティブで英語を使いますからね。もしかしたら、22世紀のIT大国になるのは、日本よりもフィリピンの方が潜在能力はは高いのかなって考えさせられます。しかも、予想以上にインフラは整備されていますからね。携帯電話だって、文字メールだってもう“特別”な事じゃありませんよ。
ちなみに、インターネットの使用料は1時間で25ペソ(60円程度)ですからね。

『あーあ』
これで、今回のスケージュールもほぼ終了です。
あとは、明日のフライトスケジュールが予定通りに飛んでくれさえすればOKです。
あとは、神のみぞ知る。おやすみなさい。


《ひとこと》
 フィリピン(セブ)では、普通のテレビ放送とは別に、ケーブルテレビをつければ、CNN、BBCはもちろん中国の放送、日本のNHK、まだまだありますよ、なんと100局近いテレビ放送を見ることが出来ます。ただただうらやましい限りです。